スラッシュなリズムに超高速のツインリードがうなるハイパー・バカテク・バンド参上!

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スラッシュなリズムに超高速のツインリードがうなるハイパー・バカテク・バンド参上!

1999年にイギリスで結成。本国イギリスでは期待の新人として話題に上り、
2003年初頭にデビューアルバム『ヴァレイ・オブ・ザ・ダムド』は日本の輸入盤市場でも大ブレイク。
1~2月にはスピードメタルの大先達ハロウィンと共に日本に上陸し、
メロディアスで超高速の楽曲と若々しいパフォーマンスで観客の度肝を抜いた。
そのドラゴンフォース
リーダーでリードギタリストのハーマン・リとヴォーカリストのZPサートに、
スピードメタルにかける熱い意気込みを訊いた。

楽曲はキャッチーだし、メロディも大切にしている。ただ速いだけじゃないんだ 

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大注目の最新アルバム


『SONIC FIRESTORM』

2004年3月24日発売
VICP-62629 2,520(tax in)


01.MY SPIRIT WILL GO ON
02.FURY OF THE STORM
03.FIELDS OF DESPAIR
04.DAWN OVER A NEW WORLD
05.ABOVE THE WINTER MOONLIGHT
06.SOLDIERS OF THE WASTELAND
07.PREPARE FOR WAR
08.ONCE IN A LIFETIME
09.CRY OF THE BRAVE

アルバム収録曲を聴きたい人は
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写真左からハーマン・リ(G)、ZPサート(Vo)、
ヴァディム・プルツァノフ(Key)、サム・トットマン(G)、
デイヴ・マッキントッシュ(Dr)、エイドリアン・ランバート(B)。


――バンド結成の経緯から訊かせて。

ハーマン:1999年に、もう一人のギターのサムと出会ったんだけど、二人とも別々のデスメタルのバンドをやっていた。でもオレも奴ももっとメロディックなものがやりたかったんだ。ZPがちょうど自分の広告をイエローページなんかに載せていて、オレがその広告を見たってわけさ。クイーンズライクとかハロウィンとか同じような音楽志向だったんで、一緒にバンドをやることになった。ドラゴンハートという名前で作ったデモテープがインターネットに乗って評判になり、それからロンドン中をサーキットで廻るという活動が始まったんだ。

――3月24日に日本でのデビューアルバム『SONIC FIRESTORM』が発売される。このアルバムを紹介してくれる? 1stアルバム『VALLEY OF THE DAMNED』との大きな変化は?

ハーマン:レコーディングは2003年の10月から始まったんだけど、その1ヶ月前の9月から曲を作り始めて、レコーディングまでに全ての曲を作った。1stはかなり昔の曲も入っていたけど、今度のアルバムは作ってすぐにレコーディングしたフレッシュなものさ。レコーディング期間は二ヶ月半くらいだったかな。1stはメロディックでスピードのあるパワーメタルサウンドだったけど、今度のアルバムはそれをもっと突き進めたようなサウンドになってる。もっと速くて、もっとメロディックで、もっとハーモニーがある内容になっているよ。

ZP:1stは3、4年前のものだったけど、今回のものは、いうなればレッドアイのようにもっと成熟したものになってるはずさ。

ハーマン:1stをリリースしてから今までに俺達は進化していて、それが詰まったアルバムになってるよ。前のアルバムを作ってからすぐに次のアルバムを作るということはしたくなかった。今回はパーフェクトなタイミングでアルバム作りができたんで、進化した自分達をうまく盛り込めたんだ。もちろん前作と同じような路線ではあるけれど、それをもっと突き進めているのが分かると思う。あとはヴァラエティ豊富になったってことかな。でもコンピレーションアルバムのようなヴァラエティの豊富さじゃなく、ドラゴンフォースらしさが詰まったアルバムになったと思うよ。

――とにかく速い。スピードをここまで追求するコダワリはどうして?

ハーマン:僕たちのステージングを観てもらえばわかるように、とってもエネルギッシュなんだ。他のバンドに比べても、かなり派手に動き回って演奏している。速くてもキャッチーだし、メロディも大切にしている。ただ速いだけじゃなくてそういうことを突き詰めていきたいと思っているんだ。誰もが作っているようなサウンドじゃなく、自分達だけにしかできないサウンド、自分達が作りたいのがこのサウンドなんだよ。

――メロディアスで速いということが理想なのかな?

ハーマン:スピードだけがオレ達の求めてるものじゃない。もちろんスピードに関してはデスメタルバンドより速いかもしれないけど、それ以外のものも入れ込みたくてオレ達はサウンド作りをしている。確かに、スピードはオレ達のトレードマークのようになっている。ステージだと、アルバムよりも速く演奏したりするんだよ。

――2月のライヴが日本のオーディエンスとの初めての出会いだったわけだけど、日本のファンとかライヴが他と違ってるところはある?

ZP:日本語でファンとコミュニケーションをとろうと思ったんだけど、なかなかうまくいかなかったよ。オレの日本語がヘタだったのかな? でも、それでもファンは喜んでくれたよ。日本のファンの前で演奏できてよかったよ。オレ達がサービスすればするほどファンは反応を返してくれるから、とてもクールだよね。

ハーマン:ヨーロッパのファンは歌を一緒に歌うということがあるけど、日本のファンはギターソロに口を合わせて一緒に歌ってくれるからビックリしたよ。

ZP:オレもビックリしたことがあった。演奏中は騒いでいるのに、曲が終わるとシーンとしちゃうんだ。“どうしたんだよ?”って心配になっちゃったよ(笑)。ヨーロッパのファンは、曲間でも騒いでいてうるさいくらいなのにね。

――2月のツアーは日本でも人気の高いハロウィンと一緒に廻ってたわけだけど、ハロウィンの他にも影響を受けたミュージシャンや目標としているバンドはある?

ハーマン:ハロウィンだけじゃなくて、ボン・ジョヴィドリーム・シアタースキッドロウ、もっとコアな方ではカーカスなんかのスラッシュバンドとか、今まで色々なバンドを聴いてきたよ。でも彼らをコピーするんじゃなくて、自分達のスタイルを作るために違ったスタイルのバンドを聴いていたんだ。彼らの影響がオレ達のソングライティングやステージングなんかに表われてるんじゃないかな。

ZP:とにかく色々なスタイルの曲を聴いて、自分達の能力を広げていってるんだ。

ハーマン:例えば、ZPはハードロックとかメロディックなものだし、オレはもうちょっとコアなものに影響を受けている。それぞれのメンバーが違ったところから影響を受けているから、それがうまくミックスされてるんじゃないかな。

――今後の目標は?

ZP:さらにハードに、さらに速く! とにかくギグ、そしてギグだよ。ライヴしつづけるぜ。トップを目指すよ。

ハーマン:成功するようにこのスタイルを守りつつ、さらに進歩していきたいね。ギタリストとしてももっと良くなりたいし、アルバムで良い音楽を作っていきたい。誰も作ったことのないような音楽を作りたいし、このスタイルを確立してブレイクさせていきたいね。



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