デュラン・デュランのジョン、「ドラッグでダイエットしていた」

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昨年、17年振りにオリジナル・メンバー5人で再結成し、高い評価を得たデュラン・デュランのジョン・テイラーが、バンドの最盛期に抱えていたドラッグの問題について英『Sunday Mirror』紙に語った。'80年代のジョンは、毎日のようにコカインを摂取しており、人生をドラッグに支配されていたという。

「頼まなくても、そこにあるんだ。毎日、酒飲んで、コカインをやっていた。あんまり食べなかった。ドラッグをやる――それが僕のダイエットだったんだ」

ドラッグが必要だった理由を、ジョンはこう思い起こしている。「僕たちには、途方もなく大きなプレッシャーがあった。成功とか、ヒット曲を作り続けるとか。それに、かっこよくなきゃいけなかったんだ。ビデオや写真撮影、ツアーのためにね」

しかし、やがてその恐ろしさに気づいたというジョンは、ドラッグの問題がバンド解散の原因のひとつだったとほのめかしている。「ドラッグが僕の人生を支配していた。ものすごく恐ろしく、苦しいことだったよ。それで、何もかも嫌になったんだ。ドラッグも酒も、女もバンドも。デュラン・デュランのファンでいることをやめたんだ。本当に嫌だった」

8年前にドラッグと手を切ったという彼は、現在、バンドに夢中でとても大切に思っていると続けた。「今は、他のメンバーを親友だと思ってる。カムバックするまでに長い時間がかかったけど、ちょうどいいタイミングだったと思う。自分自身で克服しなくてはならなかったんだ」

デュラン・デュランは、昨年のMTVアワーズに続き、来月行なわれるブリット・アワーズでも功労賞を受賞する。2月17日に行なわれる受賞式でパフォーマンスする予定。また4月に行なうUKアリーナ・ツアーは、すでに多くの公演がソールド・アウトとなっている。

Ako Suzuki, London
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