DAIGO☆STARDUST、見せて楽しませて聴かせたクアトロ・ワンマン

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2004年、最初の小雪が都心に舞った1月17日。DAIGO☆STARDUSTが2回目のワンマンとなる<ONE NIGHT SPACEY SHOW“Rock the planet”>を、渋谷CLUB QUATTROで行なった。昨年9月の新宿リキッドルームぶりに観たDAIGO☆のパフォーマンスは、格段にスキルアップしていた。

スパンコールと羽根をふんだんにあしらった、ド派手なエリマキトカゲのような出で立ちでステージに現われたDAIGO☆。スターダスト軍団(←DAIGO☆ファンのこと)からは黄色い声援とどよめきが混ざった歓声が起こり、1stアルバム『The space toy』と同じく、ミディアム・テンポの壮大なロック・チューン「The space toy」、パンキッシュなビート・ナンバー「STARS」でショウは幕を開けた。早くもウットリ&ノリノリのスターダスト軍団を見ると
「今日のみんな、チョベリグッ! スターダスト軍団、増えてるよね! 自分のやってることはミステイクじゃないって気がする☆」と満面の眩しい笑顔でスターダスト軍団に挨拶。そしてワンマンということで「マミーからプレゼント」が。なんとDAIGO☆のマミーお手製の、カラフルな星型の“STARDUSTクッション”を大盤振る舞いで客席に投げ込み、さらに「パピーにも何かちょうだいって言ったらさ」…と言って取り出したのが「うちの息子をヨロシク。父」という直筆のメッセージ。お茶目な親子☆STARDUSTだなぁなどと感心していると、生DAIGO☆初体験の新人スターダスト軍団の手を取り「やっと会えたね☆」と言って甲にチュッ。ライヴはアットホームな雰囲気からスウィート&セクシャルなムードへと見事に転換された。そしてライヴ後半には、スターダスト軍団にはお馴染みの「I love Pierre」が。この曲はライヴごとに詞がアレンジされるのだけど、今回は「角界から格闘界に転身した、ポッチャリ系の彼に捧げるジュテームな曲」ということで“♪ドスコ~イ~”というフレーズを織り交ぜつつ、パントマイムを交えたDAIGO☆の指揮とバンド・メンバーの息の合ったジャジーなプレイで楽しませてくれた。

冒頭にも書いたとおり、この日のライヴを観てDAIGO☆のパフォーマンスは間違いなく向上していると感じたのだけれども、それは「MARIA」を聴いた瞬間に確信したのだ。DAIGO☆はほぼ全曲を、アレンジも含め自身で手掛けているが、「MARIA」の作曲者は皆さんご存知のように氷室京介である。しかも、ライヴで歌うには相当なスキルを必要とする複雑なメロディを含んでいて、正直、初めて生で聴いたときにはいろんな意味でドキドキしたものだ。しかしながら、この日のDAIGO☆の歌はブレることなく堂々とした佇まいで、眩い輝きをもって響いてきた。見せること、楽しませること、そして聴かせることでも納得させてくれたライヴだったと思う。

「2004年は、本気でブレイクの年にしたい」とライヴの最後に宣言したDAIGO☆。春には3rdシングルをリリースし、そしてデビュー1周年の記念日である7月21日には、渋谷O-eastにてワンマン公演を行なうことが決定している。

文●望木綾子



【SET LIST】
SE
登場のテーマ
1. The space toy
2. STARS
3. Queen Stardust
4. D☆TRANCE
5. Feather
6. ruby&sapphire
7. I love Pierre
8. BLUZY NIGHT
9. Rock the planet
10 MARIA
11. heavy heavy

En1. 永遠のスペースカウボーイ
En2. I wanna be your star
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