ビースティ・ボーイズ、著作権訴訟に勝訴

ビースティ・ボーイズが先週、長期に渡る裁判に勝訴した。Billboard Bulletinによると、控訴裁判所は著作権侵害の訴訟に関して、当初の決定である彼らの意向を支持したという。米第九控訴裁判所は、ジェイムズW.ニュートンJr.作曲の「Choir」というフルートの曲のサンプルについて、著作権侵害はなかったとの判断を下した。

ビースティ・ボーイズは'92年、ECM Recordsから同曲のライセンスを取得し、アルバム『Check Your Head』の「Pass The Mic」で６秒間のサンプルをループ。しかし、それから８年後、作曲者であるニュートンの許可なく著作物の「中心部分」を侵害したとして、訴えられた。

裁判所は先週、サンプルは最小限のもので、原告側の主張に該当するような著作権侵害はみられないと判断。「これらの曲が本質的に類似しているとのニュートンの主張は説得性に欠ける。通常の認識からすれば適正である」との見解を示した。

ビースティ・ボーイズは'02年９月の時点でこの訴訟に50万ドルを費やしている。『Check Your Head』はリリース以来、米国内で200万枚を売り上げた。彼らは現在、６枚目のアルバムに取り組んでいる。

(C)LAUNCH.com