エミネム、名誉毀損訴訟に勝訴

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AP通信によると、Eminemに対して元クラスメートのD' Angelo Baileyが起こした名誉毀損訴訟が、10月17日(金)、判事のDeborah Servittoによって棄却されたという。判事はこの決定のほかに、「この法廷が最終決定の場であり、Eminemは即決で裁定される」という言葉を含む、10スタンザのライムの補注を加えている。

'01年12月に起こされたこの訴訟では、Baileyが100万ドルの損害賠償を要求。Eminemから中学校時代のいじめっ子で天敵と中傷され、望んでいたラッパーとしてのキャリアを絶たれたと主張した。また、Eminemが有名になるために使われたとも訴えている。

判事のServittoはこの主張に対して、Eminemのラップは深刻にとらえる類のものではなく、「(Eminemのリリックは)事実とはいい難く、児戯が誇張されているだけ」という意見を提示した。

Eminemは『Slim Shady LP』の中の曲「Brain Damage」で、同級生だったBaileyを次のようにラップしている。

「DeAngelo Baileyという名の太っちょに毎日いじめられた/中2のときで、奴の親父がボクシングをやってたから、そいつはやたら攻撃的に振る舞っていた/毎日、俺をド突いてロッカーに押し込んだ/ふてぶてしい態度で殴っては服従させた/俺は便器で頭をガンガン叩かれ、鼻を折った/服が血で染まり、奴は俺をつかんで、喉元を絞めた」

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