メタリカのドキュメンタリー映画が来年公開？

MTV.comによると、Metallicaの最新アルバム『St. Anger』の制作模様を撮影したドキュメンタリー映画が、来年に公開されるという。『Some Kind Of Monster』というタイトルのこの映画は、Joe BerlingerとBruce Sinofskyが監督。検討のためサンダンス映画祭に出品された。現在、いくつかの配給会社が公開に興味を示している。バンドのマネージメントは、３月にスタートする北米ツアーを前に、数都市で１、２週間、この映画の上映を検討しているという。

映画はJason Newsted（B）の脱退をはじめ、Napsterとの闘争、James Hetfield（Vo）のアルコール中毒といった、８作目となるアルバムの制作にあたってバンドが体験した「辛苦、苦闘、挫折」を描いている。

監督のBerlingerは、２時間にわたるこのドキュメンタリーについて「人間関係と制作過程を描いた映画……。壮年を迎えて父親となったビッグなロックスターが、これまでとは違った環境の中で、さまざまな問題に取り組む姿を映し出している。また、ここで忘れてはいけないのは、誰もが羨む成功を収めた後に、どうやって音楽的な活動力を維持していくかだ」と語っている。Berlingerはまた、映画製作についての本を執筆、DVDのリリースに伴って来年の夏か秋の出版を見込んでいる。

Berlingerは大ヒットホラー映画『Blair Witch Project／ブレア・ウィッチ・プロジェクト』（'99年）の続編、『Blair Witch 2: Book Of Shadows』を監督。Sinofskyと共同で『Brother's Keeper』『Paradise Lost: The Child Murders At Robin Hood Hills』といったドキュメンタリーもいくつか制作している。

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