<SummerSonic2003>新作は疾走感あふれる演奏で披露、そしてラストはあの名曲で泣かせた……レディオヘッド【その2】

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さらに『KID A』から「Morning Bell」、OK Computerから「Exit Music」、そして再びKid Aの「The National Anthem」。あー、どうしてトムの歌声はここまで人を癒すんだろう。

Everyone
Everyone around here
Everyone is so near

心の奥にまでこのフレーズが沁みてくる。

その後も「Backdrifts」「Sit Down Stand Up」など、『Hail To The Thief』から2曲を披露。「Backdrifts」に入るファミコンの効果音みたいなSEもちゃんと再現されててあらためて、芸が細かいなー、と感心。
そして「No Surprises」の鉄琴のイントロとトムの優しい歌声……、ここ泣くとこ。ハンカチ用意!! 今思い出しても目がうるうるしてきた。さらに新旧織り交ぜて数曲を披露すると、本編ラスト2曲前の「Paranoid Android」もアコギでウルウル……。『OK』からの曲は少なかったけど、その分どれも粒揃いでインパクトはすごかった。その後『KID A』から2曲続けて本編は一旦終了した。

短い幕間の後、アンコール一発目は『Amnesiac』から「Pyramid Song」。ピアノに合わせてみんな泣いてた。そしてさらに泣かせに入るトム。なんとラストには1stアルバム『Pablo Honey』の名曲「Creep」(涙) 先日のグラストンベリーではバンドが演奏を拒否し、代わりにMOBYが歌った(笑)なんて逸話まである、最近のライヴで演奏されることの少ない名曲を、東京でやってくれたのだ! まじ最高、まじ最高! やばーいねー。彼らは最高のレコードが作れるだけでなく、最高のライヴをできるんだ! しかも感動の演奏終了後、唐突に「コンバンハ、ドウモー」のMCでライヴを締めようとし、オーディエンスをどっと沸かせるトム。ユーモアのセンスまで最高なんだから! そして大トリのRadiohead終了直後、SummerSonic名物の打ち上げ花火。スタジアム3Fから見ると、目の前に打ち上げられているようで、美しく壮大だった。これも最高!!

01.There,There ……(6)
02.2+2=5 ……(6)
03.Morning Bell ……(4)
04.Exit Music ……(3)
05.The National Anthem ……(4)
06.Backdrifts ……(6)
07.Sit Down Stand Up ……(6)
08.No Surprises ……(3)
09.Bones ……(2)
10.Kid A ……(4)
11.Go To Sleep ……(6)
12.Just ……(2)
13.A Punch Up At A Wedding ……(6)
14.Paranoid Android ……(3)
15.Idioteque ……(4)
16.Everything In Its Right Place ……(4)

【encore】
17.Pyramid Song ……(5)
18.A Wolf At The Door ……(6)
19.Karma Police ……(3)
20.Creep ……(1)

(1)…… Pablo Honey
(2)…… Bends
(3)…… OK Computer
(4)…… Kid A
(5)…… Amnesiac
(6)…… Hail To The Thief

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