エミネムとドレーが訴訟に直面
『Detroit Free Press』紙によると、Slim Shadyこと、Eminemが、彼の新ファッション会社、Shady Ltdの名称をめぐって、ネヴァダ州のスポーツウェア会社から訴えられた。
ネヴァダ州の店舗とインターネットでTシャツや帽子を販売している会社、Shady Inc.は、'99年以来この名称を使用しており、'01年に商標化したと主張。同社はEminemがShadyの名称を用いた新会社を設立しようとしていることを知り、１月にネヴァダ連邦裁判所に提訴した。Eminemはその後、Shady Ltdを設立、現在400店舗以上に製品を供給している。
Shady Inc.の弁護士、Thomas Hessionは『Detroit Free Press』紙に次のように語っている。
「名称を使い始めたのはこちらが先で、信頼を確立している。当時、Eminemがファション業界への進出を計画しようとは考えてなかった。我が社は、３人の若者が起業し、発展させ、育ててきた。Eminemはこうしたビジネスの続行を妨げようとしている。我々は勝利する。なぜなら正しいからだ」
Eminemの弁護士、Manny Pokotilowは、法廷で勝つのはEminemのほうだと言う。Eminemは'96年以来、Shadyの名称を用い、'99年にSlim Shadyの商標を登録している。Pokotilowは次のように話している。
「これはあまりにもバカげた裁判だと思う。ヒット訴訟と呼ばれるもので、著名人の利益につけこもうとするものだ……。Tシャツに“Shady”と書いてあったら、Marshall Mathers III（すなわちEminem）以外を思い浮かべる人がどれほどいるだろうか」
訴訟は現在、継続中だが、双方の商標名による市場の混乱をめぐって決断が下されると思われる。
関連ニュースでは、Dr. Dre（Andre Young）とEminemがマンハッタン連邦裁判所で1000万ドルの著作権侵害裁判に直面している。『New York Post』紙によると、フランスのジャズ・ミュージシャン、Jacques Loussierが、Eminemの『Marshall Mathers LP』（2000年）の中の曲「Kill You」で、２人に楽曲を使われたと主張しているという。Loussierと彼の弁護士は“連続盗作犯”の証拠としてDr. Dreに対する過去の著作権侵害訴訟を持ち出す構えだ。弁護士のMartin Garbusは「Youngさんは好きな音楽を聞いて、それを参考にする習慣がある」とNew York Post紙に語っている。Dr. Dreの弁護士団は、現在の件とは関係ない訴訟を蒸し返そうとする原告側に対して、過去の訴訟を持ち出すことを阻止しようとしている。
Dr. Dreはかつて、アルバム『Dr. Dre 2001』（'99年）で『Star Wars』のTHXソニック・サウンドの使用をめぐって、George Lucasから著作権侵害で訴えられたことがある。また、今年５月にはロサンゼルスの裁判所から「Let's Get High」のベースラインの使用でロンドンの出版社に150万ドルの支払いを命じられた。Dr. Dreの代理人らに連絡をとっているが、現在のところ返答はない。
(C)LAUNCH.com
ネヴァダ州の店舗とインターネットでTシャツや帽子を販売している会社、Shady Inc.は、'99年以来この名称を使用しており、'01年に商標化したと主張。同社はEminemがShadyの名称を用いた新会社を設立しようとしていることを知り、１月にネヴァダ連邦裁判所に提訴した。Eminemはその後、Shady Ltdを設立、現在400店舗以上に製品を供給している。
Shady Inc.の弁護士、Thomas Hessionは『Detroit Free Press』紙に次のように語っている。
「名称を使い始めたのはこちらが先で、信頼を確立している。当時、Eminemがファション業界への進出を計画しようとは考えてなかった。我が社は、３人の若者が起業し、発展させ、育ててきた。Eminemはこうしたビジネスの続行を妨げようとしている。我々は勝利する。なぜなら正しいからだ」
Eminemの弁護士、Manny Pokotilowは、法廷で勝つのはEminemのほうだと言う。Eminemは'96年以来、Shadyの名称を用い、'99年にSlim Shadyの商標を登録している。Pokotilowは次のように話している。
「これはあまりにもバカげた裁判だと思う。ヒット訴訟と呼ばれるもので、著名人の利益につけこもうとするものだ……。Tシャツに“Shady”と書いてあったら、Marshall Mathers III（すなわちEminem）以外を思い浮かべる人がどれほどいるだろうか」
訴訟は現在、継続中だが、双方の商標名による市場の混乱をめぐって決断が下されると思われる。
関連ニュースでは、Dr. Dre（Andre Young）とEminemがマンハッタン連邦裁判所で1000万ドルの著作権侵害裁判に直面している。『New York Post』紙によると、フランスのジャズ・ミュージシャン、Jacques Loussierが、Eminemの『Marshall Mathers LP』（2000年）の中の曲「Kill You」で、２人に楽曲を使われたと主張しているという。Loussierと彼の弁護士は“連続盗作犯”の証拠としてDr. Dreに対する過去の著作権侵害訴訟を持ち出す構えだ。弁護士のMartin Garbusは「Youngさんは好きな音楽を聞いて、それを参考にする習慣がある」とNew York Post紙に語っている。Dr. Dreの弁護士団は、現在の件とは関係ない訴訟を蒸し返そうとする原告側に対して、過去の訴訟を持ち出すことを阻止しようとしている。
Dr. Dreはかつて、アルバム『Dr. Dre 2001』（'99年）で『Star Wars』のTHXソニック・サウンドの使用をめぐって、George Lucasから著作権侵害で訴えられたことがある。また、今年５月にはロサンゼルスの裁判所から「Let's Get High」のベースラインの使用でロンドンの出版社に150万ドルの支払いを命じられた。Dr. Dreの代理人らに連絡をとっているが、現在のところ返答はない。
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