ローリング・ストーンズのLicksツアー、ボストンでスタート
“If you can't rock me, somebody will(おまえが俺をロックできなくても、誰かがやるさ)”。9月3日(火)、Mick Jaggerの歌声と共にRolling StonesのツアーがボストンのFleetCenterでスタートした。歌詞とは裏腹に、実際にロックしているのはJaggerとその仲間たちのほうだ。Stonesは満員の観衆を従えて2時間10分におよぶショウを行ない、22曲のセットをこなした。セットリストは熱狂的ファンからビッグヒットしか知らない人までをも考慮した幅広いものが用意された。
タイトなサウンドと1カ月半におよぶ万全の準備で今回のツアーに臨んだStonesは、「Street Fighting Man」「If You Can't Rock Me」「It's Only Rock 'N Roll (But I Like It)」の猛烈なトリプルショットをのっけから浴びせ、続いてニューシングルの「Don't Stop」を披露。このナンバーはベスト盤『Forty Licks』に収録される4つの新曲のうちのひとつで、アルバムのほうは10月1日に米国発売される(日本発売は9月26日)。
技術的な軽いトラブル――低音の不足やソロの冒頭でアンプから音が出なかった――はあったものの、Stonesは「Wild Horses」「Honky Tonk Women」「(I Can't Get No) Satisfaction」といった定番曲に、Keith Richardsが歌う「Slipping Away」や「Stray Cat Blues」、O'JaysのNo.1ヒット「Love Train」の完璧なカヴァー、「Can't You Hear Me Knocking」といったあまり知られてないアルバム・トラックを手際よく織り交ぜていた。「Can't You Hear Me Knocking」がStonesのツアーのセットリストに登場したのは今回が初めて。
9人のミュージシャン/バックアップ・シンガーにサポートされバンドは、25年前のクラシック『Exile On Main Street』から「Loving Cup」「Rocks Off」「Rip This Joint」「Tumbling Dice」の4曲でもオーディエンスをもてなした。一方、Richardsは数曲を終えた後、同アルバムから「Happy」を演奏。Stonesは他のアルバムも、今後のツアーのアリーナ・ショウの中で同じようにプレイすると言っている。
メインセットの最後は、アリーナ中央に設置されたサテライト・ステージで「Mannish Boy」「Neighbours」「Brown Sugar」の3曲がプレイされて幕を閉じた。その後のアンコールは「Sympathy For The Devil」と「Jumpin' Jack Flash」。
ヴィジュアル的にはアリーナのステージは極めてシンプルだったが、Jaggerが衣装を6回も替え、ギタリストのRichardsとRon Woodもまた、ショウを通して控えめながらトップスを着替えていた。唯一、目立った設備は高さ70フィート・6パネルのビデオスクリーンで、バンドのクローズアップやさまざまなオリジナル映像を写し出し、なかにはトップレスの女性がStonesのトレードマークである舌のロゴに突き刺され、口の中に飲み込まれてしまうアニメーションもあった。
Licksツアーは9月5日(木)、マサチューセッツ州フォックスボロのGillette Fieldで今回初のスタジアム・ショウを行なう。またシアターでのショウは9月8日(日)にボストンのOrpheum Theatreで行なわれる予定。
Rolling Stonesツアー初日の全セットリスト:
「Street Fighting Man」
「If You Can't Rock Me」
「It's Only Rock 'N Roll (But I Like It)」
「Don't Stop」
「Stray Cat Blues」
「Wild Horses」
「Loving Cup」
「Rocks Off」
「Rip This Joint」
「Tumblin' Dice」
「Slipping Away」
「Happy」
「Love Train」
「Undercover Of The Night」
「Can't You Hear Me Knocking」
「Honky Tonk Women」
「(I Can't Get No) Satisfaction」
セカンド・ステージ・セット:
「Mannish Boy」
「Neighbours」
「Brown Sugar」
アンコール:
「Sympathy For The Devil」
「Jumpin' Jack Flash」
ツアー初日のオープニングアクト、Pretendersは「Talk Of The Town」「Message Of Love」「Back On The Chain Gang」「I'll Stand By You」「Middle Of The Road」を含む45分間のヒット・セットを披露。リーダーのChrissie HyndeはStonesに敬意を表してセット中に次のように観衆に語った。「彼らは何年も私たちにすごく大きな影響を与え続けている……服装とか、ヘアスタイル、ドラッグ癖までもね」。Hyndeはまた、Stonesがメインストリームのポップマーケットの中でレゲエを支持したことについても、この先輩バンドを称えていた。
Gary Graff, Boston (C)LAUNCH.com
タイトなサウンドと1カ月半におよぶ万全の準備で今回のツアーに臨んだStonesは、「Street Fighting Man」「If You Can't Rock Me」「It's Only Rock 'N Roll (But I Like It)」の猛烈なトリプルショットをのっけから浴びせ、続いてニューシングルの「Don't Stop」を披露。このナンバーはベスト盤『Forty Licks』に収録される4つの新曲のうちのひとつで、アルバムのほうは10月1日に米国発売される(日本発売は9月26日)。
技術的な軽いトラブル――低音の不足やソロの冒頭でアンプから音が出なかった――はあったものの、Stonesは「Wild Horses」「Honky Tonk Women」「(I Can't Get No) Satisfaction」といった定番曲に、Keith Richardsが歌う「Slipping Away」や「Stray Cat Blues」、O'JaysのNo.1ヒット「Love Train」の完璧なカヴァー、「Can't You Hear Me Knocking」といったあまり知られてないアルバム・トラックを手際よく織り交ぜていた。「Can't You Hear Me Knocking」がStonesのツアーのセットリストに登場したのは今回が初めて。
9人のミュージシャン/バックアップ・シンガーにサポートされバンドは、25年前のクラシック『Exile On Main Street』から「Loving Cup」「Rocks Off」「Rip This Joint」「Tumbling Dice」の4曲でもオーディエンスをもてなした。一方、Richardsは数曲を終えた後、同アルバムから「Happy」を演奏。Stonesは他のアルバムも、今後のツアーのアリーナ・ショウの中で同じようにプレイすると言っている。
メインセットの最後は、アリーナ中央に設置されたサテライト・ステージで「Mannish Boy」「Neighbours」「Brown Sugar」の3曲がプレイされて幕を閉じた。その後のアンコールは「Sympathy For The Devil」と「Jumpin' Jack Flash」。
ヴィジュアル的にはアリーナのステージは極めてシンプルだったが、Jaggerが衣装を6回も替え、ギタリストのRichardsとRon Woodもまた、ショウを通して控えめながらトップスを着替えていた。唯一、目立った設備は高さ70フィート・6パネルのビデオスクリーンで、バンドのクローズアップやさまざまなオリジナル映像を写し出し、なかにはトップレスの女性がStonesのトレードマークである舌のロゴに突き刺され、口の中に飲み込まれてしまうアニメーションもあった。
Licksツアーは9月5日(木)、マサチューセッツ州フォックスボロのGillette Fieldで今回初のスタジアム・ショウを行なう。またシアターでのショウは9月8日(日)にボストンのOrpheum Theatreで行なわれる予定。
Rolling Stonesツアー初日の全セットリスト:
「Street Fighting Man」
「If You Can't Rock Me」
「It's Only Rock 'N Roll (But I Like It)」
「Don't Stop」
「Stray Cat Blues」
「Wild Horses」
「Loving Cup」
「Rocks Off」
「Rip This Joint」
「Tumblin' Dice」
「Slipping Away」
「Happy」
「Love Train」
「Undercover Of The Night」
「Can't You Hear Me Knocking」
「Honky Tonk Women」
「(I Can't Get No) Satisfaction」
セカンド・ステージ・セット:
「Mannish Boy」
「Neighbours」
「Brown Sugar」
アンコール:
「Sympathy For The Devil」
「Jumpin' Jack Flash」
ツアー初日のオープニングアクト、Pretendersは「Talk Of The Town」「Message Of Love」「Back On The Chain Gang」「I'll Stand By You」「Middle Of The Road」を含む45分間のヒット・セットを披露。リーダーのChrissie HyndeはStonesに敬意を表してセット中に次のように観衆に語った。「彼らは何年も私たちにすごく大きな影響を与え続けている……服装とか、ヘアスタイル、ドラッグ癖までもね」。Hyndeはまた、Stonesがメインストリームのポップマーケットの中でレゲエを支持したことについても、この先輩バンドを称えていた。
Gary Graff, Boston (C)LAUNCH.com
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