<FRF '02>ザ・ミュージック、君ら、一体いくつなんだ?

ポスト
フジロックには有望な新人が毎年たくさん出るわけだが、ふと気付けば初日は新人をノーチェック(ジーヴァズは謹んで省きマス)。反省しつつ、ここはいっちょイギリスはリーズ出身の平均年齢18.5歳(!)、ザ・ミュージックを見るかとRED MARQUEEへ向かったのだが、このバンド、かなり凄いかもしれない。

まずギター・リフからしてエッジが効きまくり、これに手数の多いグルーヴィなドラムが絡むと、もう心踊らされずにはいられないといった感じ。そして、なんといってもVoが圧倒的に多彩だ。スーッときれいに伸びるハイトーンから、“アッ、アッ”といった雄叫びまで。リズムに身を任せた独特の動きとあいまって、自然と視線を釘付けにするオーラを放っている。これは次世代のロバート・プラントかも(ヘアスタイルもちょい似てるし)。ベースは少し引っ込み気味だったが、後半では太いソロも聴かせてくれていた。

それにしても、これで10代とは末恐ろしいにも程がある。余談だが、ステージ前に会場周辺でファンと写真をとっていたDrのフィル君を目撃。サッカーボールを手にニコニコしてる姿は、ハンソン(デビュー当時)にいてもおかしくないくらい、完璧にあどけないお子様でした。
この記事をポスト

この記事の関連情報