<FRF '02>今年も暑いフジロック、でも東京スカパラダイス・オーケストラはクールだ

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スカというのは聴く人をむやみに踊らせ熱くさせる音楽のくせに、演奏している側には常にクールさを要求する因果な音楽だなあと、GREEN STAGEに立つスカパラの面々を見ているとつくづく思う。フジロック'02の1日目、天気はもうこれ以上ないというくらいの快晴。正午を過ぎて日差しも強いし気温も最強に高まってるのに、ステージ見ると、ジャケットだよ、全員そろいの。でも、みんな汗かいてねーの、というかそう見えるの。こっちが木陰にいて汗だくなのに。とくにトランペットのNargo、上着にアイスノン仕込んでる? っていうくらいクールだ。はっきりいってカッコイイ。

この熱気の中で汗をかかない、見せない美学こそ、日本のスカ・シーンおいてトップに君臨し続ける彼らの強さなのだ。私もクールに、少なくともクールネスを装いながら、今年のフジロックを満喫しようと誓ったのであった。あ、ひとり汗だくの人発見。Keyの沖さん。そんなに跳ね回るから。
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