グリーン・デイのBillie、オンライン上の著作権侵害は“クソ音楽のせい”と非難

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多くの大物ミュージシャンが、メジャー・レーベルとレコーディング・アーティスト間の契約上の取り決めにエネルギーを費やし奮闘する中、Green DayのBillie Joe Armstrongは業界が直面している別の大きな問題に再び挑んでいる。それはインターネット上の音楽著作権侵害だ。

Green Dayのフロントマンである彼は、この件についての最近のあるスピーチに反応し、彼のオフィシャルサイト(greenday.com)で、これは「昔からある問題」で「何をしたって著作権侵害は起きる。だからそれに慣れて克服しよう」とファンへ向けて語っている。

Armstrongは次に、最近のレコード売り上げの減少を挙げ、こう語った。「音楽業界では今週、レコード売り上げが大きく落ち込み、誰もが“なぜ?”という疑問を抱いている。そして、多くの人が無料で音楽をダウンロードしている人たちを非難している。俺たちはこの5年間さまざまな、クソみたいな作品に晒されてきたんだ。音楽業界が落ち込んでいるのは、人々がそういった下らないがらくたレコードを買うのに嫌気がさしているからだ」

Armstrongは次のように続けている。「買う前に試聴するのは絶対にいいことだ。お金を出すなら最高のものを手に入れたいと思うだろうし、みんな中身のないがらくたを買うのはもう嫌だと思っている」

偶然にも、Recording Academy社長のMichael Greeneもまた、2月27日(水)に行なわれたグラミー賞で世界中のテレビ視聴者へ向けてスピーチし、この話題について触れた。Greeneは反対の立場から次のように語っている。「今夜、ここに出席している新人を含め多くのアーティストたちは……アーティストという職業が軽んじられているという差し迫った危機の中にいます」。

一方、Green Dayは4月17日にカリフォルニア州ベイカーズフィールドから始まるPop DisasterツアーでBlink 182と共にヘッドライナーを務める。その準備の合間をぬって、ベーシストのMike Dirntは、3月5日(火)に彼のサイド・ギグ、Frustratorsのデビュー・フルアルバム『Achtung Jackass』のプロモーションのために各レコード店を訪問する。Frustratorsの所属レーベルAdeline Recordsによれば、このバンドは「ストレートな破壊的ハードロックが瞬間的に現れ、ニューウェイヴと少しばかりのカントリー」をブレンドしたプレイをするとのこと。

Neal Weiss, Los Angeles LAUNCH.com
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