【第44回グラミー賞】ボブ・マーリーの息子のダミアン、ジャマイカでヒーロー扱い？

Damian Marleyがグラミーで受賞したことを受けて、おそらく故郷のジャマイカはこの受賞者を歓迎し、ヒーロー扱いするだろう。伝説のシンガー、Bob Marleyの息子Damianは、２月27日にロサンゼルスのStaples Centerで開催されたグラミー賞授賞式で、アルバム『Halfway Tree』でbest reggae album（ベスト・レゲエ・アルバム）を受賞した。

'01年のグラミーでBeenie Manがbest reggae album（ベスト・レゲエ・アルバム）に選ばれた時には、何百という人々がジャマイカの空港に集まり、バイクが街から彼の自宅まで彼のリムジンを誘導する中、道路には人々が列をなしていた。

DamianはLAUNCHに、best reggae album賞がジャマイカにとって重要である理由を次のように述べた。「ゴールドやプラチナを獲得するレゲエ・ミュージシャンはそう多くはいないんだ。だから多分、Mariah Careyが受賞するようなものと同じレベルの感覚を、俺たちが示していかなくてはならないんだ」

しかしDamianは、個人的には受賞そのものよりも、大衆のサポートのほうが重要だと感じているという。「グラミーは素晴らしいけど、本当の賞ではないんだ。俺にとっては、人々の愛が全てなんだ。自分を助けてくれる人がいるっていうことが、最高のことなんだ」

best reggae album部門のその他のノミネート作品は、Luciano『A New Day』、Beres Hammond『Music Is Life』、コンピレーションアルバム『Island Warriors』、Ky-Mani Marley『Many More Roads』だ。

Ky-ManiはDamianの兄にあたる。グラミーを兄弟同士で争うのはKy-ManiとDamianが初めてではないが、レゲエ部門で兄弟が同時にノミネートされたのは初めてだ。また、グラミー史上、数少ない兄弟対決の１つであった。Ky-ManiとDamianはグラミー授賞式前に、兄弟どちらかが受賞することはMarley家にとっての勝利だとして、互いに受賞してほしいと語っていた。

'96年のグラミーでbest reggae albumを受賞したShaggyは、今回のグラミーでは同部門にノミネートされなかった。Ricardo "RikRok" DucentをフィーチャーしたShaggyのレゲエ風のポップ・ヒット曲「It Wasn't Me」は、best pop collaboration with vocals（ベスト・ポップ・コラボレーション・ウィズ・ヴォーカルズ）にノミネートされたが、同賞はChristina Aguilera、Lil' Kim、Mya、Pinkの「Lady Marmalade」が受賞している。

Anna Maria Gibson, New York　LAUNCH.com