エルトン・ジョン、音楽業界からの引退を宣言

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Elton Johnは以前にも“ラスト・ツアー”計画をファンに告げたことがあるが、今度は初めて、レコーディング人生に幕を引くつもりだと発言した。先週末にニューハンプシャー州マンチェスターで行なわれたコンサートで、Johnは最新アルバム『Songs From The West Coast』について観客にこう告げた。

「僕が作る最後のアルバムになる。もう、嫌になったんだ。君たちに向かってプレイすることは好きだよ。だけど、レコード業界が大っ嫌いなんだ。今まで40枚のアルバムを作ってきた。そろそろ辞める潮時だよ」

とはいえ広報担当者は、Johnは以前にも引退を宣言しながら復活しているので、この発言を“絶対的な真実”と受けとめないようにとLAUNCHに告げている。

この引退宣言は多くの人々を驚かせた。なぜならニューアルバムは、ここ数年の作品の中で最も好評を博しているからである。しかし、確かにJohnは最近のLAUNCHのインタビューでも、レコーディング/ツアー・アーティストとして、このまま無期限に続けていくことは考えられないと語っていた。

「このめまぐるしい業界で、残りの人生をずっとこうやって過ごしていきたくはない。でも、このアルバムは最後まで仕上げるよ。その後、自分が次にどこに行くべきかをしっかりと考える。アルバムがどう受け取られるかをよく見て、今の自分たちの立場を改めて見極める。そして、自分がどこに行きたいのか、何をしたいのか、はたまた自分にとっての優先順位はなんなのかを再び考えるんだ。おそらく1年後には、残りのキャリアをどうするかについて再評価し、計画を立てているよ。まあ、計画可能なところまでだけどね」

Johnの次のコンサートは、12月7日にカリフォルニア州フレズノで行なわれる。'02年のコンサート・スケジュールもすでに決まっており、Billy Joelとのジョイントによる北米ツアーや、オーストラリア、スカンジナビア、ドイツでのツアーなどが入っている。

Gary Graff, Detroit LAUNCH.com
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