『ゴッタ』 ワーナーミュージック・ジャパン WPC7-10118 2001年11月7日発売 3,059(tax in) 1明日が見えない 29の位置 3走るだけ 4ただ私のそばに 5確認 6HA・NA・GE 7背中 8殴るように 9THANK U BABY 10月の花まつり 11雨(NAKED Ver.) 1221
「明日が見えない」 ワーナーミュージック・ジャパン WPC7-10115 2001年10月11日発売 1,260(tax in)
1明日が見えない 2真実 3ただ私のそばに(DEMO)
『イキって生きろ』 ワーナーミュージック・ジャパン WPC7-10058 2000年11月22日発売 3,059(tax in)
1バーカ! 2愛のテレパシー 3Good Night ~オリジナルバージョン~ 4さぼてん 5眠れない 6おもちゃ 7春 8戦え! 野良犬 9存在 10オモテウラ 112人だけの 12あいまいな関係
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アナム&マキから バークス・ユーザーのみんなに ビデオ・メッセージが届いてます!
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| アナム&マキの2人はカッコイイ。
アコースティック・ギターをまるでパーカッションのようにハジき倒し、弾き倒す。高い声と低い声は交差したり混ざったり。そんな彼女たちが昨年リリースした1stアルバム『イキッて生きろ』は、曲のタイトルにもある通り、まさに野良犬のように無防備でかみつかんばかりの勢いが痛快だった。その1stを経て、11/7に発売する2nd『ゴッタ』は、「とにかくガーッて走ってた1stに比べて、広いところに抜け出してゆっくり歩けるようになった感じ」だと2人は言う。
▲マキこと、本夛真季 | マキ 「コンセプトとかはないんですけど、1枚目を作った直後から、“こういうことがしたい”っていうのがすごい溢れてたんですよ。たった1年なんですけど、前のアルバムからすごい自分らが成長したなっていえるほど得るもんがあって」
アナム 「その成長した過程が結構入ってるんちゃうかな。躍動感とかも1枚目より2枚目のほうが出てると思うし。今回は、自分らが興味のあるプロデューサーさんと一緒にやりたいっていう気持ちで、ZAKさんとやるんやったらこの曲、キタローさん根岸孝旨さんとやったらこの曲が選んでいって。それらを寄せ集めた感じで…、本当に“ゴッタ”ですね(笑)」
マキ 「けんちん汁みたいな(笑)。ぐしゃぐしゃにまぜてみたけど、それがおいしかったと」
▲アナムこと、河島亜奈睦 | アナム 「実は「明日が見えない」とか4年ぐらい前の曲なんですよ。「ただ私のそばに」とか6年ぐらい前の曲で(笑)。「HA・NA・GE」とかも4年前の曲やから…ゴッタですね(笑)。やっぱり。「HA・NA・GE」とか、ほんまにデビューもしてない時の曲やから歌詞とかも日常生活をそのまま歌ったりとか、そういうのがほどよく入ってて、それがいいんちゃうかなって。全体を通して“暗いだけ”とか、“明るいだけ”っていうのは好きじゃないんですね。いろいろな感情があるほうが好きだし、そういう意味でこのアルバムも、ほんのりした曲もあり激しいのもありで」
マキ 「うん。だって、“陰”の気持ちばっかりで毎日を過ごしてるかっていったらゼッタイそんなことない。何か見て“楽しい”と思ったり、笑ったりもするし。恋して浮かれてる時でもちょっとしたことで気分が落ち込んだり、ある時期の中にもいろんな表情があって、そうやって笑ったり怒ったり、幸せな曲があったり悲しい曲があったりていうのはずっと変わらないと思いますね」
2人が最初に出会ったのは中学3年生の時。
「友達付き合いからっていうよりも“一緒にプロになろう”ってやり始めた」(アナム)のがアナム&マキの結成のきっかけだという。まるでおけいこ事のように週に3回練習をし、曲作り、アレンジも手探りで始めた。
「プロになる」
そのビジョンは出会う前からそれぞれに抱いていたという。
アナム 「そういう気持ちはありましたね。じゃないとプロにはなれないっすよ(笑)、軽い気持ちじゃ。今って、“インディーズでもメジャーでも変わらない”って言うけど、でも私らはメジャーなアーティストになりたい理由があったんですよ」
マキ 「音楽をただ単に“好き”っていうのとまた違ってて。一生、こういうふうに曲を作ったり音楽をやって生活していくっていうのを一生やっていきたい。そしたら仕事にせなあかんと」
アナム 「うん。(音楽を)伝えて、それで興味持ってもらえるんやったらなんぼでも伝える努力をすると。ゼッタイ耳についてほしい、何とかして目に焼き付いてほしいっていう願望はすごいあるから」
マキ 「人に伝えて、何か感じてもらいたい。感じさせたいっていうか。“聴きたかったら聴いて”っていうんじゃなくて、“聴け!”っていう(笑)。“私はやりたいことだけやって、それがたまたま人に受け入れられれば”っていうんじゃない。ゼッタイひとりでも多くの人に自分の音楽を聴いてほしいし、(アナム&マキの音楽を聴いて)何か思わんはずはないやろ!何か思ったら手紙をくれ!(笑)みたいな」
アナム 「メールでも(笑)」
マキ 「そう。それでコミュニケーションをとっていきたいなっていうのもあるし。人に聴いてもらって、何かを感じてもらって初めて自分らがいる意味があるっていうか」
アナム 「ライブでも、来てくれたお客さんの楽しんでる姿が見えた時が、自分らがいちばん盛り上がるんですよ。そうやってファンの人らが“楽しんでるぞ”ってことを現してくれることで、自分らも(ファンの人から)何かもらえるっていうんですか?一方的じゃなくて、そういうイイ循環をしていったらいいなぁとは思いますけどね。そういう意味でライブは楽しいですね」
いろんな具がめいっぱい入ったアツアツの『ゴッタ』をひっさげて、これからアナム&マキは全国のいろんなところでライブを行なうという。「せっかくエエもん作ったんやから伝えに行かんと(笑)」(マキ)である。
こちらの耳の穴をこじ開けて自分の歌声を押し込むような勢いは胸がすくように爽快で、あふれる涙を抑えようともしない無垢な感情は抱きしめたくなるほどいじらしい。そんなムキ出しのアナムとマキに、このアルバムで出会ってほしい。 |
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