AC/DCからゾンビーズまで…テロ事件を考慮、ラジオ放送に不適切な曲目リスト化【その1】

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世界最大のラジオ・ネットワークが自ら所有するラジオ局に対し、先週のテロ事件に関連して、放送に適さないであろうと思われる歌詞が含まれているロック/ポップ・ソングの膨大なリストを作成した。このリストには、スタンダードに近いJohn Lennonの「Imagine」、Led Zeppelinの「Stairway To Heaven」、Louis Armstrongの「What A Wonderful World」などが含まれている。

LAUNCH.comは、リストを作成した業界リーダーのClear Channelが、「歌詞が不適切」と考えられる約150もの楽曲を集めたことを確認している。そしてこの中には、Frank Sinatraの「New York, New York」やElvis Presley「(You're The) Devil In Disguise」から、最近のヒット曲であり、現在米国でNo.1の売上げを記録しているSystem Of A Downの「Chop Suey!」に至るまで、さまざまな楽曲が含まれている。

しかし、Clear ChannelのスポークスウーマンがLAUNCH.comに話したところによると、このリストは企業命令ではないということである。これは、9月11日のテロ事件を考慮し、リスナーを当惑させる可能性があるとされる参考楽曲リストをラジオ局に配布しようとしている、ある1人の従業員の「草の根的な努力」だという。「マーケットの意向を探るのが、地域の番組担当者次第であることは明確だ」と彼女は話している。

このリストには、ハードロック・バンド/ミュージシャンの名が目立っている。AC/DCは7曲、MetallicaとAlice In Chainsは4曲、Black SabbathとSoundgardenは3曲がリストに含まれている。また、全ての楽曲がアグレッシヴで、政治に関連しているとして、Rage Against The Machineだけは全曲がリストに含まれている。

その他、Bangles「Walk Like An Egyptian」、the Clash 「Rock The Casbah」、Alien Ant Farm 「Smooth Criminal」、Surfaris「Wipeout」、the Trammps「Disco Inferno」、John Parr「St. Elmo's Fire」、Bobby Darin「Mack The Knife」、the Gap Band「You Dropped A Bomb On Me」、James Taylor「Fire And Rain」などが含まれている。

Neal Weiss, Los Angeles, LAUNCH.com
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