シャギー、ジャ・ルール、Blu Cantrellらが“Reggae Sumfest”最終日に出演
“地上最高のレゲエ・ショウ”と銘打たれたジャマイカン・ミュージック・フェスティヴァル“Reggae Sumfest”で、今年は9年におよぶイベント歴史上、初の暴力騒ぎが起こってしまった。が、Shaggy、Ja Rule、Blu Cantrellらが出演した週末の日曜日のショウは、すべて順調なまま無事に幕を閉じた。8月2日(木)はボトル&石投げ事件でイベントが台無しとなってしまったが、それ以後はこれといった問題も起こらず、フェスティヴァル最終日の5日(日)には野外会場、Catherine Hallでピースフルな雰囲気の中、大勢の人たちがShaggy、Ja Rule、Cantrellらのステージを楽しんだ。
Cantrellのステージは短いものだったが、最後に披露したヒット曲“Hit 'Em Up Style (Ooops!)”に観客は大喜び。また、Ja Ruleのステージも人気で、ヒット曲メドレーや、今は亡きラッパーのTupac ShakurとNotorious B.I.G.に捧げた“I Cry”に盛り上がっていた。
花火の合図でShaggyがステージに登場。ジャマイカ生まれのShaggyは“Home”でスタート。ステージが進むと、おなじみのシンギング・パートナーであるRayvonとRichardo "RikRok" Ducentが加わってNo.1ヒット曲“It Wasn't Me”“Angel”を披露した。
長いステージ時間の合い間に、Shaggyは数日前の“Sumfest”で起こった暴力沙汰に触れ、レゲエ・コミュニティ内での“Peace and Unity(平和と団結)”を訴えた。また、彼はレゲエのダンスホール・パフォーマーたち全員に“Love”を感じていると発言。これは明らかに、木曜日の暴力騒ぎの発端となった、Bounty Killer、Beenie Man、Merciless間の争いを意識してのコメントである。
当のBounty Killerも、同じ日曜日に偉大なレゲエ・アーティスト、Riche Stephensのステージへの予定外のゲスト出演で再びフェスティヴァルの観客の前に姿を表すと、フェスティヴァルを台無しにしてしまったアーティスト間の確執はそれほど大げさなものではないことを示そうと試みた。Bounty Killerはステージを降りる前に、前回のステージで中断したライヴの再開を拒否したことを“ファンのみんなに謝罪”した。
多くの人たちが、元は友達であったBeenie ManとBounty Killerの確執を、生前のNotorious B.I.G.とShakurの間に勃発した暴言戦争になぞらえている。また“Sumfest”のオーガナイザーが、1週間のイベントでわざわざ両アーティストを同じ日に出演させたことに疑問を投げかける声もある。8月4日に行なわれた記者会見で、フェスティヴァルのエグゼクティヴ・ディレクター、Johnny Gourzongは、Bounty KillerとBeenie Manが同日出演の契約を交わしたときには両者は臨時休戦状態となっていたと説明。また、同フェスティヴァルでは過去に暴力騒ぎは“まったく”発生していなかったことを伝えた。Gourzongはさらに、Luciano、Freddie McGregor、Cocoa Teaなどが出演した、(事件翌日の)ショウ4日目となる8月3日(金)にはなにも問題は起こらなかったことを強調した。
Bounty KillerとBeenie Manが来年以降、再びフェスティヴァルに出演する可能性について質問されると、GouzongはBounty Killerの受け入れを示し、Beenie Manについては、まずは本人に連絡し、Bounty Killerのステージに飛び出していった理由を詳しく聞いてみるということだ。だが、木曜日に観客がボトルや石をステージに投げ始めた時に、そこで他のアーティストの悪口を言っていた張本人のMercilessに関しては、今後のフェスティヴァルには出演禁止にするとのこと。また主催者側は、最近、ジャマイカの首都、キングストンの一部で起こり騒ぎとなっている暴動の影響は、(フェスティヴァル開催地で)観光地であるモンテゴベイへは一切及んでおらず、フェスティヴァルでの一件もまったく無関係のものだと伝えた。
今年の“Reggae Sumfest”は7月31日から8月5日まで開催された。フェスティヴァルに参加していたその他のアーティストはSnoop Dogg、Alicia Keys、Damian Marley、Baby Cham、Barrington Levy、Vegasなど。フェスティヴァル期間中にジャマイカでバカンスを楽しんでいるのが目撃されたグラミー受賞アーティストのLauryn Hillは、一時はフェスティヴァルの出演者として名が挙がっていた。LAUNCHが入手した情報によれば、ライヴでの演奏曲目についての意見が合わず、出演がキャンセルになったらしい。次回の“Reggae Sumfest”開催予定は、'02年8月4日から10日まで。
Anna Maria Gibson, New York LAUNCH.com
Cantrellのステージは短いものだったが、最後に披露したヒット曲“Hit 'Em Up Style (Ooops!)”に観客は大喜び。また、Ja Ruleのステージも人気で、ヒット曲メドレーや、今は亡きラッパーのTupac ShakurとNotorious B.I.G.に捧げた“I Cry”に盛り上がっていた。
花火の合図でShaggyがステージに登場。ジャマイカ生まれのShaggyは“Home”でスタート。ステージが進むと、おなじみのシンギング・パートナーであるRayvonとRichardo "RikRok" Ducentが加わってNo.1ヒット曲“It Wasn't Me”“Angel”を披露した。
長いステージ時間の合い間に、Shaggyは数日前の“Sumfest”で起こった暴力沙汰に触れ、レゲエ・コミュニティ内での“Peace and Unity(平和と団結)”を訴えた。また、彼はレゲエのダンスホール・パフォーマーたち全員に“Love”を感じていると発言。これは明らかに、木曜日の暴力騒ぎの発端となった、Bounty Killer、Beenie Man、Merciless間の争いを意識してのコメントである。
当のBounty Killerも、同じ日曜日に偉大なレゲエ・アーティスト、Riche Stephensのステージへの予定外のゲスト出演で再びフェスティヴァルの観客の前に姿を表すと、フェスティヴァルを台無しにしてしまったアーティスト間の確執はそれほど大げさなものではないことを示そうと試みた。Bounty Killerはステージを降りる前に、前回のステージで中断したライヴの再開を拒否したことを“ファンのみんなに謝罪”した。
多くの人たちが、元は友達であったBeenie ManとBounty Killerの確執を、生前のNotorious B.I.G.とShakurの間に勃発した暴言戦争になぞらえている。また“Sumfest”のオーガナイザーが、1週間のイベントでわざわざ両アーティストを同じ日に出演させたことに疑問を投げかける声もある。8月4日に行なわれた記者会見で、フェスティヴァルのエグゼクティヴ・ディレクター、Johnny Gourzongは、Bounty KillerとBeenie Manが同日出演の契約を交わしたときには両者は臨時休戦状態となっていたと説明。また、同フェスティヴァルでは過去に暴力騒ぎは“まったく”発生していなかったことを伝えた。Gourzongはさらに、Luciano、Freddie McGregor、Cocoa Teaなどが出演した、(事件翌日の)ショウ4日目となる8月3日(金)にはなにも問題は起こらなかったことを強調した。
Bounty KillerとBeenie Manが来年以降、再びフェスティヴァルに出演する可能性について質問されると、GouzongはBounty Killerの受け入れを示し、Beenie Manについては、まずは本人に連絡し、Bounty Killerのステージに飛び出していった理由を詳しく聞いてみるということだ。だが、木曜日に観客がボトルや石をステージに投げ始めた時に、そこで他のアーティストの悪口を言っていた張本人のMercilessに関しては、今後のフェスティヴァルには出演禁止にするとのこと。また主催者側は、最近、ジャマイカの首都、キングストンの一部で起こり騒ぎとなっている暴動の影響は、(フェスティヴァル開催地で)観光地であるモンテゴベイへは一切及んでおらず、フェスティヴァルでの一件もまったく無関係のものだと伝えた。
今年の“Reggae Sumfest”は7月31日から8月5日まで開催された。フェスティヴァルに参加していたその他のアーティストはSnoop Dogg、Alicia Keys、Damian Marley、Baby Cham、Barrington Levy、Vegasなど。フェスティヴァル期間中にジャマイカでバカンスを楽しんでいるのが目撃されたグラミー受賞アーティストのLauryn Hillは、一時はフェスティヴァルの出演者として名が挙がっていた。LAUNCHが入手した情報によれば、ライヴでの演奏曲目についての意見が合わず、出演がキャンセルになったらしい。次回の“Reggae Sumfest”開催予定は、'02年8月4日から10日まで。
Anna Maria Gibson, New York LAUNCH.com