アット・ザ・ドライヴ・イン、ツアーをキャンセルして活動休止!

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人気バンドのAt The Drive-Inが突然、現在のツアーをキャンセルし、“人間に戻るため”にスポットライトからしばらく姿を消すという。4月11日から20日までの間に米国西部および中部で予定されていた8公演と、ロサンゼルスのラジオ局向け無料ライヴが、この決断のために中止となった。

「6年間に渡るノンストップのレコーディング、ツアー、レコーディング、ツアーの繰り返しを経て、僕らはブレイクを取ります」と、ギタリストのOmar Rodriguez-Lopezは3月27日(火)、公式ウェブサイト(atthedrive-in.net)にコメントを載せた。

「僕らはゆっくりと休養を取り、改めて物事を見つめなおす必要がある。6ヶ月になるか8ヶ月になるか、どれぐらいになるかは分からない。ただ、各自がひとりの人間に戻り、再び音楽を演奏したいと感じるときを待ちたいと思う」

中止となった公演チケットの払い戻しは、チケットの購入場所で行なっている。現時点では、振替日程や別途ツアーの予定は一切ない。

この休止発表は、昨年9月にGrand Royal/Virgin Recordsから発売された最新アルバム『Relationship Of Command』によって、このエルパソ出身のバンドがロックのあり方の見本のひとつとして注目され始めた矢先の出来事となった。しかし、賞賛を浴びながらも、すでに今回の発表への前兆は現れていた。2月には“極度の精神的および肉体的疲労”が、“1年間、世界中をツアーしてきたことで限界に達し”、ヨーロッパ・ツアーの何公演かをキャンセルしていた(2月27日付ニュース参照)。

ツアー・バンドとしてはベテランのAt The Drive-Inは、昨年11月にコロラド州で、ツアー車が凍った路面で横転してメンバー2人が怪我をし、2公演を延期するという好ましくない経験も経ている。

ファンにとって現在のせめてもの慰めは、At The Drive-Inの新曲“Extracurricular”がLAUNCH.comからダウンロードして聴けるということだろう。この曲は昨年、チェコのバンド、Sunshineとの共同名義で出した限定版EPに収録されていた。

中止となった公演:

4月11日 - カリフォルニア州サンディエゴ - Cane's
4月12日 - ネバダ州ラスベガス - Huntridge
4月14日 - ユタ州ソルトレイクシティ - Club DV8
4月15日 - コロラド州デンバー - Ogden Theater
4月17日 - カンザス州ローレンス - Liberty Hall
4月18日 - ミズーリ州セントルイス - Mississippi Nights
4月19日 - イリノイ州シカゴ - Riviera Theater
4月20日 - オハイオ州シンシナティ - Bogart's

Darren Davis、ニューヨーク、Neal Weiss、ロサンゼルス
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