メタリカのスペシャル・アクションフィギュアが発売

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2月11日に初日を迎えた“Toy Fair”でアクションフィギュアのカリスマ、Todd McFarlaneが、新発売されるMetallicaのフィギュアを発表した。発表されたフィギュアはドラマー、Lars Ulrichのツイン・バスドラの巨大ドラムセットをはじめ、メンバー全員が楽器付きでちゃんと機能する照明装置付きのステージに乗っており、さらに音楽も流れる。

フィギュアがモデルとしたのは、'88年頃のMetallicaで、脱退したベースのJason Newsteadも揃って、長髪と当時の衣装を着けている。他の1体ずつ販売されるフィギュアとは違い、Metallicaのフィギュアはセット販売され、10月に店頭に並べられる予定となっている。セットの料金は決まっていないが、通常の1体10ドルから15ドルに比べ、かなり高くなると思われる。

Metallicaがフィギュア作りに同意した経緯をMcFarlaneがLAUNCHに語ってくれた。
「もともと、実現はしなかったけどMTVやVideo Music Awardsに向けたミュージック・ビデオ制作の話をしてたんだ。その時に、たまにオモチャを作る話をしたりしてたんだよ。彼らは気持はまだ若者だから、これまでの商品を見て『ワォ、カッコいい』とか言ってたんだ。それで僕が、『どうだい、バンドを丸ごと作って、音もつけたらかっこいいぜ』って言ったんだ」

また、Metallicaフィギュアを特殊なコンピューターを使って実物ソックリに作り上げたことも話してくれた。
「彼らの顔を実際にレーザーでスキャンするという新しい技術を使っているんだ。今までみたいに、一から顔の型を作って似せるというのじゃなくて、コンピューターが実物から顔の形を正確に割り出すんだよ」

本人たちの全体的なスキャンが終了した後は、さらに微調整が必要だという。
「こっち側で作った顔じゃなくて、実物なわけだから彼らの仕事なんだよ。コンピューターに向かって、いろんなカッコイイ顔をしてもらわなきゃならないんだ。『笑わないで』とか、『実際にリフを弾いてるときを思い出して』とか言ってね。目を細めたり、うなってみたりとか、どなったり、叫んだりしてるふりをして、それぞれが20ポーズくらいずつやってから、後で自分たちが一番気に入ったヤツを選ぶんだ。『ああ、それ、そこのヤツ!』って具合にね」

McFarlaneは、過去に手がけてきた作品と比べると、Metallicaのフィギュアが頭のてっぺんから足の先まで、群を抜いて最もリアルだと語った。

Darren Davis、ニューヨーク
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