【インタヴュー第一弾】『4Flusher』で開眼した新たなサウンド・アプローチ
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スガシカオの4thアルバム『4Flusher』は、 彼が初めて“バンド形態”をレコーディングに採用したことで注目される作品である。 スガはアマチュア時代に大所帯のファンクバンドなどをやっており、 そこでの楽しさを満喫学習した彼が なぜプロになって“プログラミング形式”ばかりを採用してきたかといえば、 ひとえに彼の“言葉とリズム”をしっかりと確立させたかったからだ。 その意味で“技術系”だったスガは、 『4Flusher』で“職人系”になったと言えるだろう。 ゴタゴタ理屈並べてる状態じゃなかったんですよね。 |
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──レコーディングにバンドを持ち込むのを避けていたのは、自分のイメージ通りの音を作るのが非常に難しいからですか? スガ: そうですね。あと、人間がやるもんだから、やっぱり曖昧になるし。そういうのがやっぱり…あんまり好きじゃ…好きじゃなかったっていうか、まとめきれる自信がなかったんですよね。だから、こまかくやってったら、それこそ一小節ずつ録っていくみたいな話になるじゃないですか。それも違うし。バンドでやることのオイシさみたいなのが実は分かってなかったんですよね、今まで。だからやらなかったんですね。 ──で、今回やろうと思ったのは、今までかなり自分自身で構築してきた楽曲にひとつの限界を感じたからですか? ──ものすごく踏ん切りが素早いというか。 ──まざまざと。 ──曖昧を良しとする曲というか。 |
『4Flusher』に収められた楽曲群がこれまでのスガ楽曲と違うところを述べよと問われたら、間違いなく“まろやかさ”だろう。スガが言った“バンドの曖昧さ”は、見方を変えれば“行間を多く含んだ”まろやかさにもなるのだ。 |
【SHIKAO & THE FAMILY SUGAR Tour ’00 STAGE 1】
12/6(水)札幌ファクトリーホール 12/9(土)新潟フェイズ 12/15(金)名古屋ダイアモンドホール 12/20(水)赤坂BLITZ 12/23(土)博多ドラムロゴス 12/26(火)神戸チキンジョージ 12/27(水)大阪IMPホール |
【SHIKAO & THE FAMILY SUGAR Tour ’01 STAGE 1】
1/8(月・祝)広島厚生年金会館 1/12(金)大阪フェスティバルホール 1/14(日)石川厚生年金会館 1/17(水)NHKホール 1/21(日)高松市民会館 1/23(火)高知県民文化ホール 1/26(金)仙台サンプラザホール 1/28(日)北海道厚生年金会館 1/31(水)長崎市公会堂 2/2(金)熊本市民会館 2/3(土)福岡サンパレス 2/5(月)名古屋国際会議場センチュリーホール |