エリカ・バドゥが語る、デビューから新アルバム『Mama's Gun』までの変化

Erykah Baduが待望の新アルバム『Mama's Gun』を11月21日に米国発売する。新作は、評判の高い'97年のデビューアルバム『Baduizm』（同年にライヴアルバムも発表）以来のアルバムとなる。Baduが、『Baduizm』からの変化について語ってくれた。
「そうね、説明するのは難しいわ。2歳の息子がいるんだけど、私は毎日見てるから、どれだけ大きくなっているか気づかないんだけど、他の人にはわかるわね。だから、（自分の変化も）私より他の人のほうがわかると思うわ。ただ言えるのは、『Baduizm』の時からは変わってるってこと。どれぐらいとは言えないんだけど」

インタヴューの中で語っているように、BaduにはOutkastのAndre Benjaminとの息子、Sevenがいる。BaduはSevenを出産してから物事を見る目が変わったという。そして、母親になることが彼女にもたらした変化について想いを巡らている。
「息子が生まれてから、2年の間ずっと母乳で育てたの。彼の人生の2年間、私たちは一緒だった。一日中、365日ね。だから、（その間）私は2人の人間だったの。それから徐々にまた1人の人間に戻ったわ。今では、彼は私の一部なの。その結果、息子はすごく独立した子供になった。私は正反対になると思ってたんだけど。毎日一緒にいたから、私から離れられない子供になるんじゃないかと心配したけど、たぶん、安心したんだと思う。“お母さんはいつでもそばにいてくれる”ってね。それが、私を責任感のあるキチンとした人間でいなきゃっていう気にさせたわ。それに、私は前よりも健康になったわ。だって、1人の人間の存在に責任があるんですもの」

記：Lucy Tauss、ニューヨーク