MadonnaやJanet Jacksonにできて、なんで私にできないの?

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MadonnaやJanet Jacksonにできて、
なんで私にできないの?

ルイジアナ育ちのポッププリンセスBritney Spearsは、経験豊富なショービジネスのベテランだ。

教会の地下室、オフブロードウェイの劇場から、ディズニーチャンネルの新しい「Mickey Mouse Club」や「Dawson's Creek」まで、さまざまな場で演技と歌の才能を磨いてきた。

フルタイムで歌手として活動をはじめ、10代という若さゆえ、思うがままに女の子たちだけのグループに参加するためのオーディションを受けたが、彼女はJiveでレーベルの重役たちをうならせて、ソロのライヴにこぎつけ、記録を破るナンバーワンアルバム『…Baby One More Time』を出すことになった。

LAUNCHの編集責任者Dave DiMartinoは、フロリダのオーランドにあるディズニーワールドの舞台裏(まあぴったりな場所だろう)でSpearsに会った。ディズニーワールドで、彼女は10代、同世代の子たち向けのパフォーマンスをしていた。


LAUNCH:
こんなにあっという間に成功して、自分自身驚きませんでしたか。

BRITNEY:

ええ、驚いたわ。素直に認めないといけないわね。この成功のおかげで、ここしばらくとても忙しくしてるわ。アルバムとシングルがこんなに速くナンバー1になったのには驚いたわ。しばらくかかると思っていたから…やっぱり驚いたわ。


LAUNCH:
あなたは'N Syncとツアーをしていましたよね。'N Syncのファンはだいたい若い女性です。熱狂的な'N Syncのファンがほとんど、という聴衆を前に、演奏しにくいというようなことはありませんでしたか。

BRITNEY:
最初は少しストレスがたまったわ。とくに、ツアーを開始したときは私の曲がまだ発売されていなかったから。曲は、ちょうどラジオでかかり始めた頃だったんだけど、ラジオでよくかかるようになったら、私のことも知られるようになって、応援してくれた。最初は、ブーイングされたけど、私が歌いはじめるとみんな必ず私を励まし、応援してくれた

LAUNCH:
あなたのような若いアーティストには、押し付けがましいステージママ、ステージパパがいるというのが定石ですが、私があなたについて調べたところによると、あなたは自分自身でエンターティナーになるという意図と決心を持っていたようですね。それについて話をしてください。

BRITNEY:
第1日目から完全に私の意思だった。私はいつもダンスと歌のレッスンに行くのに母をせかしてたわ。私の少女時代はほんとに普通だった。母は私のために料理し、買い物に連れて行ってくれただけ。私は自分がやりたいことにいつも確信を持っていたし、母が私をサポートしてくれていたことにとても感謝してるわ。

LAUNCH:
どのようにしてディズニーで働くようになったんですか?

BRITNEY:
すごく昔のことなんだけど…11歳か12歳のとき、私はディズニーチャンネルの「The Mickey Mouse Club」に出たの。最高の経験だったわ。とても楽しかった。ショーには他に20人の子供がいて、そこで私はパフォーマンスの経験を得たの。あそこから大勢の人が飛び立ったわ。みんな今でも本当に本当に成功してる。

LAUNCH:
Jive Recordsのためのオーディションについてききたいのですが、神経がすり減る経験だったんでしょうね。

BRITNEY:
私は大勢の人の前で歌うのには慣れていたんだけど…私はその日のためにニューヨークまで飛行機で行ったの。最初に、レコード会社のディレクターの男の人3人とその部屋に入れられた。「I Have Nothing」「Open Arms」「Jesus Loves Me」をアカペラで歌わなければならなかったの。すごく緊張したわ。何千人もの人々の前で歌うのとは全然違ったの。大勢の人の前だと、歌うためにここにいるんだ、っていう気持ちに動かされるし、みんなは歓声を上げてくれて、エネルギーはそっちの方向に向くでしょ。でも、そこに3人しかいなくて、その腰を下ろした3人だけに見つめられているというのはまた全然違うの。歌い終わって、帰れるだろうと思ってたら、こんどはまた別の重役たちの前で歌わされた。私はすっごく大きな部屋に連れていかれ、13人くらいの人がこんなテーブルの回りに座ってるのよ。生まれてこのかたあれほど神経がすり減ったことはなかった。だけど、そこで契約して、今日の私がここにいるの。

LAUNCH:
あなたと同世代の人々、'N Sync、Backstreet Boysなどは、みんな友人ですか。

BRITNEY:
会うとき、彼らと再会できるのはうれしいことなんだけど、私たちには本当に「友だち」になる時間がないの。すごく忙しいから。連絡し合うのが難しいの。連絡をしている友だちは、ルイジアナのときの友だちばっかり。

LAUNCH:
家にいるときはどんなことをしているんですか。

BRITNEY:
普通、家に帰ったときは、勉強をして、友だちと出かけるわ。映画に行ったりする。家にいるのは本当に素敵よ。みんな私が誰だか知ってるけど、そのまま放っておいてくれる。私はまだ映画に行ったり、パーティに行ったりできる。まだ完全に普通なのよ。

LAUNCH:
有名になってきて、あなたについて書かれたゴシップやでたらめの記事を読んだりすることはありますか。

BRITNEY:
マスコミや人々は言いたいことを言うわ、何を言うにしても。この業界では、もうそれと共存しなきゃいけないっていうのは悲しいことよね。何か噂を聞いて、それについて笑いとばしても、そういうことはもう際限なく膨らんでいくの。私は、それもこのビジネスの一部であるっていうことが分かったばかり。私はパンチを柔軟に受け止めないといけない。私は自分の仕事が大好きだし、自分がしていることにも満足しているから。

LAUNCH:
『Rolling Stone』誌に掲載されたあなたのショットについて話してください。あれはかなりセクシーでしたよよね。なぜあのショットが出回ったのですか?

BRITNEY:
あれは素晴らしいショットだったわ、本当に。私の家にきてくれたの。たいていスタジオに行くか何かしなきゃいけないところをね。あれは本当にリラックスしていた。学校や自分の家で撮ったの。私はあの偉大な写真家David LaChapelleと一緒に仕事をしたのよ。彼はすごいわ。きっといい写真ができあがると思っていたの。

LAUNCH:
突然有名になって怖くなることはないですか。

BRITNEY:
ちょっと変な感じがすることはあるけど、努力したり、音楽を評価してもらって、みんなに歌ってもらえたりしているっていうことが分かるのは気持ちがいいことよ。感極まってしまう。これはほんとに一番最高な気持ちなのよ。ほんとにね。

LAUNCH:
パフォーマンスについて一番好きな点はどんなところですか。

BRITNEY:
見ている人からの反応がとにかく好きなんだと思う。これですごく励まされるわ。ステージに出るととても自由に感じる。ステージにいるときと、普通に話をしているときとでは、まったく違う人間みたいだって言われるわ。

LAUNCH:
あなたにはグルーピーがいますか。

BRITNEY:
プレゼントをもらったりするわ。すごく素敵なことよ。私のファンは本当に素敵なの。ちょっとクレイジーなことがあったことはあるけど、そういうことは必ずあるものだし。

LAUNCH:
人々があなたについて持つステレオタイプについてですが、何が一番気に障りますか。

BRITNEY:
私の言うことを真剣に受け取らない人がときどきいるの。若すぎるから。私はすごく一生懸命やっているから、真剣に受け取ってもらえないと気に障るわね。自分で勝ち取ったのに。一発屋かもって心配してくれてるのかしら、「こんな状態は続くのか」みたいな質問されることもあるけど、もちろん続くわよ。私の目標は良い音楽を作ることなの。Madonnaにできて、Janet(Jackson)にできて、なんで私にできないの?

LAUNCH:
あなたのアルバムについて協力してくれた人々について、お話を聞かせてください。

BRITNEY:
私が一緒に仕事をした最初のプロデューサーはニュージャージーのEric Foster Whiteだった。レコードレーベルは「どんなことが2人にできるのか」を見たがった。私たちはすごくうまくいったわ。すべてがあるべき場所にぴたりと収まった。素材もすごくいいものに出会ったし。そうしたら今度はスウェーデンのMax Martinがやってきて、『Baby One More Time』を作った。私は彼と一緒に2曲か3曲だけやるはずだったんだけど、すっかりうまく行ったから、彼とそのメンバーと一緒にアルバムの半分を制作してしまった。私が手に入れた素材は本当に素晴らしかった。彼らはとても洗練されていて、聡明だった。よく聞かれたわ、「これは大人っぽすぎる? 幼稚すぎる? 安っぽい?」ってね。

LAUNCH:
あなたはMadonnaとJanet Jacksonをロールモデルとしてあげていますが、あなたが一番尊敬するのは誰ですか。

BRITNEY:
Madonnaね。彼女が大好きなの。彼女はとてもスマートだわ。彼女は、聴きにくる人が何が聴きたいかが分かってるの。彼女はすごく息が長いし、彼女はいくつ? 40歳? 彼女はとても強い。私はそのことをほんとに尊敬してるの。彼女は自分の見せかたもよく知っているし。

LAUNCH:
お芝居をしてみたいと思いますか。

BRITNEY:
時間がありさえすれば、私は映画か何かをやってみたいわ。そうできれば素敵だわ。

LAUNCH:
コンピュータとテクノロジーはどうですか。

BRITNEY:
突然、私の友人がすべてコンピュータ人間になってしまったの。いつもコンピュータを使っている。私もそうだったらいいんだけど、私は本当に忙しくて。友だちにメールは送るけど。ほんとに最近、時間がなくて。

LAUNCH:
自分が同世代のスポークスマンであると思いますか。

BRITNEY:
私くらい、みんなの目にとまるようなところに出ていれば、私が同世代の人のロールモデルになったり、あこがれたりするのは避けようがないことだと思う。でも、私はバカみたいなことはできないし、下らないこともできない。どっちにしても、私もしないけれど。私は、人生に対して自信を持って、前向きじゃないといられないだけ。そのことが彼らに伝わればよいと思う。

LAUNCH:
どんなやりとりをファンとしているんですか。どこへ行ってもあなただっていうことがバレちゃうでしょう?

BRITNEY:
これもなんだか変な感じなんだけど、みんな気付いてるんだけど放っておいてくれるところもあれば、興奮しちゃって、「ホラホラ、すっげー!」と大声を出されるところもある。どういう風か、そのときになるまで分からないの。本当に変な感じよ。誰かにサインをお願いされるとうれしいわ。最高にうれしい。

LAUNCH:
その他のどんな芸術的分野を試してみたいと思っていますか?

BRITNEY:
本当に、私はただ今していることを続けていきたい。私は自分が今やっていることが大好き。私はひとりのアーティストとして成長し、自分の音楽を成長させたいの。そのたびに自分自身を徹底的に作り直すだけ。でもできるなら、映画か何かをやってみたいわ。

LAUNCH:
自分のキャリアがいつまでもつのか、と不安に思ったりすることは?

BRITNEY:
いつでも、心のなかに不安はあるものよ。だけど、良い音楽を作っていたら、間違った方向に行ってしまうことはないと本当に信じているの。いつでもそういう音楽を聴いたり、アーティストを見たいと思うでしょ。

LAUNCH:
今から10年後にあなたは自分がどうなっていると思いますか。

BRITNEY:
今から10年? …27歳になっちゃうわね。できれば、この業界にいて、それまでに5thアルバムか6thアルバムを出し、ツアーに出ていたい。私はツアーが好き。あと、それまでに映画の仕事をしているかもしれないわ。私はお芝居が好き。あと、必ず落ち着く時間をとって、子どもを産みたいわ。いつでも家に帰って、正常になる必要がある。この業界では移動がとても多いから。家に帰るたびに、自分について考えなおして、気を休めるの。

by daven dimartino

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