繰り返しの言葉遊びで体感高揚! これぞSBDの純粋培養FUNK全開!
昨'99年リリースの3rdアルバム『Hello! Feed☆Back』あたりから匂わせていた。そして、2000年3月にリリースしたマキシシングル「コミュニケーション・ブレイクダンス」もタイトルで、“おっ、来たか!?”なんて思ったりもした。でも、楽曲自体はそんな読みとはウラハラに、永積タカシ(Vo&G)のひねりと歌詞にファンクでポップな色合いを見せた、今までのSUPER BUTTER DOG(以下SBD)らしい楽曲だった。が、ついに来た。7/12リリースのシングル「FUNKYウーロン茶」で! ヤっちゃいましたよ、彼らの純粋培養なFUNK楽曲を…! そこのところ、「FUNKYウーロン茶」の作詞作曲を手がけたキーボーディスト・池田貴史サンに話をお聞きしました! |
おもろキャラ・池田サンのことをもっと知りたい方はこちらの記事を! メッセージ映像が見られます! (Windows Media Only) 「FUNKYウーロン茶」の プロモーションビデオが観れます! | ――今回のシングルは、めちゃめちゃFunkyにハジけてますね。 池田:そうですね。ま、5:4くらいでね! ――5:4? そのココロは? 池田:アハハハ。全部で9ってのがいいでしょう。10じゃないんです。だって10の力って使ったことあります? 余力が1ある。毎回そんな感じですね! ま、ライヴでは10になっちゃいますが(笑)。 ――今回のシングルタイトルは、どうして「FUNKYウーロン茶」なんですか? ビールでもコーラでも緑茶でもなく。 池田:ウーロン茶って響きがよかったんですよねー。 ――そうすると、歌詞とメロディが同時に出来たってことですか? 池田:ええ、歌いながら、その言葉も乗っていた。オレね、家でお茶沸かして飲んでいるんですけど、最初は緑茶飲んでたんですよ。で、緑茶ってちょっとザリガニの匂いするでしょ。水が悪いのかもしれないんですけど。で、ちょっと飲みにくいなって思ってたところに、たまたまウーロン茶があったんですよね。それを沸かして飲むようになってから、ずっと2、3年ウーロン茶派になっちゃって。でも、ここ最近、また緑茶が流行ってるでしょう。 ――ですね。そこでウーロン茶を盛り上げたいと? 池田:いや、そんなおおげさなことは。オレだけでも分かってるよと。……っていうのを曲を作り終えたときに考えました、後付けで(笑)。 ――<喉が渇いたら流し込むだけ>という歌詞など、夏らしいですよね。 池田:あ、でも季節感は全然考えてなかったんです。普通に曲を書いて持ってったら、ヴォーカルの永積が“ああ、夏っぽいね”と。<いい汗かいたら>も、<イーアル FUNKY 烏龍茶>も全部一緒に出てきたんですよ。 ――降りてきたんですね。 池田:ええ。夜中、曲をずっと作っていたんですよ。まったく別の曲2つ。でも、完全に煮詰まっちゃって、今日はもういいかなーって思った瞬間、この「FUNKYウーロン茶」が出てきたんです。ま、左脳から右脳に移った感じですよね! グーっと考えているときって左脳で考えているんですって。で、急にふっと休むときって感覚的な働きを司る右脳が機能するらしいんですよ。その瞬間ですね、この曲が思いついたのは! “チャッ!”っていう響きが生まれたです。それで30分くらいで出来ちゃいました。 ――歌詞は意味ないって資料にはありましたが……。 池田:意味あるんですよ! 喉が渇くってことは水分がなくなるってことですよ。人間の70%は水分で、地球も70%水ですよね。やっぱり人間は水分がないと何も出来ないってことですよね! ……って今考えたんですけど(笑)。 ――でも今回のは本当あまりにストレートな表現なだけに、実は深い意味があるのではないかと深読みしますよね。 池田:いいなぁ、深読みしてほしいなぁ。深読みしたやつを、400字詰め原稿で読んでみたい!(笑)。もうね、誤解したい人は誤解してOK! “オチャラケすぎ!”って言われたら、オレら“そう、オチャラケすぎー♪”って言っちゃうもん! ――イントロでは声にエフェクトかけて何か言ってますよね。これは何と言ってるんですか? 池田:これは永積の声なんですけど、これ、本人も何て言ってるか分かってないと思います。バンド全員そうなんですけど、常にどこかと交信してますから(笑)。 ――池田さんはどこによく交信するんですか? 池田:実家。 ――へ? 池田:今住んでいる、とか、親元の家じゃなくて、前住んでいたところね。で、なぜかそこは一部、学校になってたりとか、夢で出てくるような所になってるのよ。こういう話、聞いたことないですか? 目をつぶって自分の家の前に立つんです。で、玄関入って一個ずつ部屋を回っていって、そのどっかの部屋に人が居たら、それはUFOだと。なんかね、そんな感じなんですよ。 ――…… 池田:……。そういう感じなんですよ! 宇宙だって膨張してるからね。星だって何万光年先にあってね。ま、天文学者もそういう意味では交信してるよね。宇宙人はいるよ! 地球人はUFO作ってるね! ――えっと、プロモーション・ビデオも楽しそうですよね。いろいろアイデアを出されたんですか? 池田:ええ。これやりたい、あれやりたいと言いたい放題言いました。監督が丹下紘希(タンゲコウキ)さんって方なんですけど、映像の質感がいいでしょう。すごいバカなことをやっていても、その映像の美しさとのマッチングがシュールですごくカッコよくて! ――ですね。あのアクションやカンフーの型はかなり練習したんですか? 池田:しましたね。先生呼んで、丸1日、練習の日を設けましたからね。アクションはスローモーションで、マトリックスみたいでしょう? 衣装は黄色のつなぎジャージで(ブルース・)リーさんですが(笑)。 ――やっぱり前のアルバム『Hello! Feed☆Back』からカーンと弾け度がアップしたと思うんですが、なにかきっかけはあったんですか? 池田:うーん、前から弾けてはいたんですけどね。むしろ今のほうが通常に近いと思いますね。2ndアルバム『333号室』のころは、永積の書くメロディだったり叙情的な詞を活かそうとして、細かいところを煮詰めたりしてああなったけど、基本的には弾けたいってのはある。 ――じゃあ、今まではどちらかというと左脳的に。 池田:ですね。だんだん右脳にいってますね。次は鎖骨あたりですかね! ――やっぱり楽しい、踊れるってところに集約されるんですかね。 池田:だと思いますね。やっていて満たされていないと。ひとりひとり考えて満たされるようにやっていくとこうなると思うんです。 取材・文●ロンチ・ジャパン | ||
●SUPER BUTTER DOG特製カラー・ステッカーを5名様にプレゼント! 詳しくはこちらへ。(応募期間は2000年7月13日から8月15日まで!) ●アナログ・リリース情報 「FUNKYウーロン茶」(A-1・FUNKYウーロン茶/B-1〔Version〕収録) 2000年7月27日にリリース!(record championより、1,300円・税込) ●2000年夏のLIVE SCHEDULE 8/3(木) 名古屋クラブクアトロ(イベント) 8/11(金) ZEPP OSAKA(イベント) 8/24(木) 福岡DRUM LOGOS(イベント) 8/25(金) 心斎橋クラブクアトロ(イベント) 8/27(日) 名古屋商科大学ラグビー場(イベント) 9/1(月) 渋谷クラブクアトロ(ワンマン) SUPER BUTTER DOG presents "ファンキー大百科" 9/30(土) 青山CAY(クラブイベント) ● SUPER BUTTER DOGのオフィシャルサイトは、こちらとこちら |