Kris Novoselic、Motley Crue、3 Doors Downが、Metallica/Napster問題に意見

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 元NirvanaのベーシストKris Novoselicは、Napsterのソフト技術を“バカにも出来る海賊盤”と呼び、Metallicaの起訴(ロンチ・ジャパン・ニュース4月22日4月23日5月8日5月21日)を支持した。今回問題になっている音楽共有システムは、Napsterの弁護者達が主張しているような、昔のカセットでの録音と同レベルの無害なものでは決してない、とNovoselicはLAUNCHに意見を述べた。

「家庭でのカセット録音とはレベルが違う。カセットだったら、誰も10万本コピーして配ろうなんて考えないだろ。今回のは、バカにも出来る海賊盤だよ。インターネットと新しいテクノロジーでマウスをちょっとクリックするだけで膨大な情報が得られるって訳。音楽をタダで配りたかったら、自分で曲を作れよ。自分で作って、誰でも好きな人にあげればいいだろ。今使われているのは他人の曲で、それぞれの人間が努力して作った汗の結晶なんだ」

 Novoselicは、Metallicaが自分達の楽曲を守るのは、当然の権利だと続けた。
「彼等は何年もかけて努力して今の地位を築いたんだ。曲を作り、バンドとしての紆余曲折も乗り越え、ツアーをしてね。その努力の結果として報酬を得て、なにが悪いんだ?」

 しかし、Motley CrueのNikki Sixxの意見は違うようだ。「Metallicaは、汚いビジネスマンに成り下がっちゃったね。この起訴で、レコード会社や弁護士に魂を売り渡しちゃったんだ。まあ、ホントのとこ、だいぶ前からだけどね。くそくらえさ」

 3 Doors DownのシンガーBrad Arnoldは、Metallicaは“聞いている話によると、ちょっとやりすぎ”ではないかと言う。
「30万人だかを相手になんて、ちょっとないよね」

 また、Arnoldは、Metallicaに対する敬意も失ってしまったと言う。
「全くね。ちょっと強欲すぎるよ。MP3とかで確かに少しは損をするよ。しないって言ったら嘘だけど、でも、やりたいなら、やらせとけばいいじゃん。俺は屁とも思わないね。全然、気にならないよ。アルバムが本当に欲しいやつは、アルバムを買うさ。ただ、どこかに文句つけたいだけって感じだね」

記:Neil Weiss、ロスアンジェルス、Darren Davis、ニューヨーク
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