Napster、Metallicaの起訴に対しコメント発表

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ファイル共有ソフトを提供しているカリフォルニアの会社Napsterは、著作権侵害、デジタル音楽ソフトの違法使用及びRacketeering Influence & Corrupt Organization(RICO)条例違反でMetallicaに訴えられた件について、コメントを発表した。NapsterがLAUNCHに語ってくれたところによるとMetallicaがプレス発表した4月13日の午後6時の時点では、Napsterは起訴状を受け取っていないという、またCEOのEileen Richardsonは発表の中でこうコメントしている。
「バンドのマネージメントが、Napsterと一切、話し合いを持とうとせずして、プレス発表及び起訴を起こすのに十分であると判断された事を非常に残念に思っています。Napsterと話し合い持った多くのバンドは、私達の提供しているソフトの利用方法、またこれらの価値について理解して頂いております。しかし、こういったバンドが起訴を起こすというのであれば、我々は法的な場で闘う姿勢であります」

 Napsterの弁護士、Laurence Pulgramは、Metallicaの起訴に関し次のように語った。
「今回の起訴内容は、レコード業界によってNapsterに対しサンフランシスコの連邦裁判所で既に起こされている起訴と同様の著作権問題を問うものである。起訴状の内容は、裁判所へ提出する法的な訴えというよりは、プレスを扇動し、大学に圧力をかける為の文に聞こえる。また、サンフランシスコに基を構えるバンドである原告が、なぜ同じカリフォルニア州であるロスアンジェルスで既に争われているのと同様の起訴を起こす必要があるのかも疑問に思われる。いづれにせよ、原告が起訴を進めるのであれば、我々は全面的に争う姿勢です」
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