VINYL、25年ぶりに本格再始動「できる限りの事を」

VINYLが25年ぶりに再結成、2025年に本格始動する。1月29日にはアナログレコード『unreleased』を全国発売することが決定した。

◆VINYL (ヴィニイル) 画像

1995年に結成されたVINYLは、D'ERLANGERの二代目ヴォーカリストでSTRAWBERRY FIELDSを解散した福井祥史と、黒夢を脱退した鈴木新からなるロックユニットだ。2000年4月の活動停止まで、シングル3枚、アルバム1枚をリリースした。

2012年5月、病気を克服した旧友の呼びかけに応えるかたちで、活動停止後初めて二人が同じステージに立つなど、京都にて一日限りの復活が実現。そして2024年9月14日、＜浜松どまんなか祭り＞特設ステージで再始動を果たした。

アナログレコード『unreleased』はVINYL初のアナログレコードによる未発表楽曲集として全7曲が収録される。『unreleased』レコード発売イベントは、 1月19日12時からTOWER VINYL梅田店、同日19時からTOWER RECORDS 名古屋近鉄パッセ店でレコード発売記念トークショーを実施。 2月8日にタワーレコード福岡パルコ店、2月16日に新星堂天王寺ミオ店と新星堂アスナル金山店にてレコ発イベントを行うほか、タワーレコード渋谷店、 タワーレコード新宿店、タワーレコード福岡パルコ店の3店舗ではサイン入りレコードが先行販売される。


「fuckin' killer rock and roll showを体験してほしいです。バースデーイベントや、レコ発イベントも行います。そして新曲のレコーディングに向けても動いていますので、新曲音源も楽しみにしていてください。本年もよろしくお願いします」とは福井祥史の言葉だ。重ねた年齢やブランクをものともしない福井のボーカルは、発声法を変えることによってより声域を広げてパワフルに。マイケル・シェンカーやゲイリー・ムーア、44MAGNUMの広瀬”JIMMY”さとしのプレイを昇華させた鈴木新のギターには熟成された味わいがある。前述の言葉どおり、今後新曲によるアルバムリリースも準備しているとのことだ。

なおVINYLは、1月18日に大阪・西九条BRAND NEWにてCINNAMON’S GODとツーマン＜NEWYEAR SPICY ROCK SHOW＞へ出演するほか、2月15日に大阪・阿波座BIGJACK、3月21日に新宿ロフトと精力的なライヴ活動も決定している。新宿ロフト公演は、X JAPANのPATA(G)率いるRa:INとのツーマンとなるとのこと。 また鈴木新の誕生日3月22日には渋谷LOFT HEAVENで＜BIRTHDAY MEET & GREET＞を開催する。

以下に、25年ぶりの本格再始動に関する福井と鈴木のコメントをお届けしたい。

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「この十数年、ギターの新からは、早くやろうとアプローチがあったのですが、日常に追われることでいっばいで、何となく日々が流れて行くだけでした。
　2023年にHEATHや櫻井敦司さんが亡くなって、今やっておかなければという思いが大きくなりました。特にHEATHは、実はSTRAWBERRY FIELDSの最初期のメンバーだったんです。結果的には一緒にデビューすることは叶わなかったけど…。
　今回再始動して、できる限りの事をしっかりやって行こうと思います」
──福井祥史(Vo)

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「昨年亡くなったLaputaのボーカルakiさんは、名古屋のロックシーンを作った盟友でもあった。
　メンバー固有の音を出すことが不可能になる前にもう一度演っておきたい。
　福井と「またVINYLをやろう」とは話していてもなかなか動かなかったものが、身近な人の訃報で大きく気持ちが動くきっかけの一つになりました」
──鈴木新(G)

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