【セルフライナーノーツ】Shou(ALICE NINE.)ソロプロジェクトVerde/ 、1stフルアルバム『V/』

ポスト
no_ad_aritcle

BARKSをご覧の皆さん、ご無沙汰しております。
将です。

このたびは、Verde/ 初のフルアルバムのセルフライナーノーツを掲載していただけるということで、僕から皆さんへ直接届けられるのを嬉しく思っております。

タイトルは、『V/』と書いてヴェルデと読みます。
この言葉は、僕がソロワークスを立ち上げようと思ったときに、他者に踏み荒らされないような常緑の土地=エバーグリーンという意味の言葉を探したときに、1番しっくり来たイタリア語のVerdeという言葉をそのままフルアルバムのタイトルとさせていただきました。

仲間と楽しく長くやっていきたいという思いで立ち上げたプロジェクト、そのための楽曲なので、あなたがこの文章を読んで仲間に加わってくれることを願っています。

   ◆   ◆   ◆

1.Red/


Alice Nine.というバンドが活動休止することになり、仲間を失ってしまったような、失恋したような気持ちになって、その切ない気持ちを、そのまま曲作りや作詞に活かした、まさに最初に作った曲です。こういった、美しい旋律、ストリングスの裏メロと歌が絡み合うような疾走感のあるロックビートの曲は、僕が1番大好きな分野なので、まず初めにそれを形にできたことを嬉しく思っています。



2.Kafka/


2024年8月23日に<可不可>というタイトルのワンマンライブを行って、正式に活動を始めました。キャリアとしては挑戦とも言えるキャパシティーのライブだったので、ライブが成功するのか、僕がこのままボーカリストとして歩んでいけるのか、まさにその可不可を問いただす、そんな歌詞と攻めた曲調になっています。
ギターの優介がアレンジしてくれたツインボーカルのような歌うギターはVerde/にとって大切なファクターです。



3.Lunaris/


この曲は、いかに典型的なモチーフを使わずにヴァンパイアを表現するか?というテーマで作成しました。つまり、ダークなパイプオルガンなどは絶対にNGだったということですね。BAROQUEのギタリスト[ kei ]ちゃんに快くアレンジと演奏を引き受けてもらい、彼に何度も音楽人生を救われてきた。僕としては本当に念願のコラボレーションでした。うっとりするような音の波を堪能できるのは、楽曲の3コーラス目からなので、そのクライマックスを楽しみにこのダンスビートに溺れてもらえたらいいなと思います。



4.Hope/


まさにキラーチューンといった言葉がふさわしい楽曲です。
もともと、グランジオルタナのようなコード感もめちゃくちゃなデモを僕が作成したのですが、優介がVerde/の門出を祝してと言って、船出、旅立ちといった雰囲気の素晴らしい楽曲に仕上げてくれました。
僕のソロワークスの立ち上がりで、旧来のAlice Nine.のファンの方々には不安にさせてしまった部分もあったと思いますが、この曲のリリース以降より理解してくださる方が増えた気がします。
僕がやりたいことは、過去を否定するわけではなく、新しいプロジェクトを立ち上げるわけでもなく、新しい仲間と新しい可能性を模索することによって、自分が成長し、それをいつか仲間たちが望む故郷のようなバンドで思いっきり爆発させることです。そうすることが今力を貸してくれている優介、燿くん、けんちゃん、悠也さんへの恩返しにもつながると思っています。



5.Deus/


この曲は最初は楽曲提供のために書き下ろそうとした曲だったので、かなり色が今までと違います。でもそれがかえって面白いなと思い、お蔵入りになりそうな曲のデモを引っ張り出してきて、今回のアルバムに間に合わせました。
ゲームのサントラのような雰囲気を目指したのは、新しい境地を開けるきっかけになったように思います。バイオリンアレンジだけに関しても3名の方に関わっていただいていて、かなりゴージャスな音になりました。
歌詞については、運命と戦う、神のいたずらに反抗する。そういった強い思いを歌っています。

6.Vengeance/


Verde/を活動開始するときに、メロコア、ヒップホップ、シティポップなどのファッショナブルな空気のある楽曲で活動していこうと思ったんですが、ライブを過去のAlice Nine.の曲とミックスして行っているうちに、内部でもっとカオスになるような頭がぶっ飛んでしまうような瞬間が、オリジナルの楽曲でもっと欲しいなという感想になり、ぶっとんだ曲を作ってみたらこうなりましたという感じです。このアルバムの中では1番苦労してないですね。歌もほぼほぼ1発録りです。あまりに男気を出しすぎて、もっとアレンジやコーラスワークを加えればいいなぁという感じなので、この方向性でもっと進化したものを今後の活動でもっとリリースしていければいいなと思っています。ライブではひたすら拳と首よろしくお願いします。

7.Stars/


Pink Panthressというアーティストの楽曲を聴いて、ベッドルームミュージックを作ってみたいと思ったのが作曲のきっかけです。引きこもって寝室でダウナーになっていると自己肯定感が普通は下がると思うんだけど、逆にリラックスして癒されて、また新しい朝を気持ちよく迎えられるようなベッドルームミュージックを目指しました。こういったスタイリッシュなキラキラ感みたいなものを捨てずに追求していきたいと思っています。



8.Lily/


唯一アルバムリリースまでの中で公開していない楽曲で、おそらくバラードというやつです。このメロディーは自分でもよくかけたと思うような素晴らしい楽曲だと思う。ただこういう正当派のポップスをバンドマンが演奏することにどれだけ価値を持たせられるか。それがメインストリームを目指す男の課題だと思っているので、インディーズで活動しているけど、こういったど正当派なことに挑戦し続けたいと思ってる。ボーカリストとしても大きく成長させてくれた曲なので、ライブでより良い歌を歌えるようにがんばります。

9.The Wanderer/


時系列的にはVerde/始まりの曲。僕の作曲というよりは、僕の担当はメロディーとラップだけで柘植さんという方の作品というかトラックで彼のセンスが爆発しています。ギターだけどうしても納得がいかなかったから、Alice Nine.のギターの虎に演奏してもらってメジャー感が増した気持ちの良い作品になりました。この曲でシンガロングしてもらうのを諦めてないので、ライブで歌詞をもっと出さないとね。



10.Overture/


アルバムの中にライブSEを入れるのは大好きな手法でバンド時代からよくやっていました。すべて僕の作曲だと言えるような曲たちでアルバムを作ることができたけど、アレンジャーはすべての曲に入ってもらっているので、1曲ぐらいは1人で全て完成させようと思って自分で打ち込みやミックスまで全てやりました。この曲を序章にしてVerde/としての美しい未来をみんなと勝ち取りたいと思っています。

1st フルアルバム『V/』

2024年11月6日 RELEASE

◼︎初回限定盤
品番:REG-0001 税込¥9,680

◼︎通常盤
品番: REG-0002 税込¥3,300

[CD収録内容]2TYPE共通
01.Red/
02.Kafka/
03.Lunaris/
04.Hope/ 
05.Deus/
06.Vengeance/
07.Stars/
08.Lily/
09.The Wanderer/
10.Overture/
[Blu-ray収録内容]
01.The Wanderer/(Music Video)
02.Hope/(Music Video)
03.Lunaris/(Music Video)
04.Stars/(Music Video)
05.Red/(Music Video)
06.Kafka/(from Verde/ 1st ONE-MAN SHOW「可不可」)

<Verde/ Hybrid Tour 2024〝Wanderlust/〟>

11.15(金)福岡DRUM Be-1 w/ 武瑠
11.17(日)京都FAN J ONEMAN
11.23(土)郡山HIPSHOT JAPAN w/ HIROTO
11.24(日)宇都宮HEAVEN'S ROCK VJ-4 ONEMAN
12.1(日)横浜Bronth. w/ [ kei ]

-TOUR FINAL-
12.7(土)新宿ReNY ONEMAN

Support member
G:優介(摩天楼オペラ)
B:燿(摩天楼オペラ)
Dr:KEN'ICHI

この記事をポスト

この記事の関連情報