【コラム】SixTONES、ライブ映像作品『VVS』特典に溢れるオリジナリティと貴重な瞬間の数々
延べ51.5万人を動員したSixTONES初の4大ドームツアー<VVS (バイブス)>のツアーファイナル、4月22日の東京ドーム公演が完全映像化。10月16日に発売される。2024年2月から4月にわたって開催された同ツアーの最終公演は、約3時間、アンコールを含む全34曲を熱唱するなど特大ボリュームのものだった。
◆SixTONES 動画 / 画像
本ツアーの見どころといえば、やはりなんといっても360度センターステージで生バンドを携えたSixTONESの姿だろう。全方位どこから見られても納得感のある6人のパフォーマンス能力にも改めて驚かされる。ドーム規模の広大な会場でも、全く見劣りしない風格のある姿は圧巻だ。
そんな公演は、応援歌という意味を持つ「アンセム」から勢いよくスタート。ロックなナンバー「Rollin’」へと繋げるセットリストは、まさにこのステージでSixTONESが見せたい姿を示すにふさわしい流れ。ツアーのタイトルである“バイブス”を上げてくれるスタートになっている。
また「ABARERO -Dark Electro Rock Remix-」や「Hysteria -Rock Rearrange-」などのように生バンドを活かしたリアレンジ楽曲も健在。音源で聴くのとは、また違った表情を見られるのは、このツアーの醍醐味のひとつでもあった。特にデビュー前から歌い継いできた「Hysteria」は、メロウな雰囲気の大人な一曲。それがロック調になったとき、どのような表情を見せてくれているのかは、ぜひとも注目してほしいポイントである。
360度ステージで、どこからでも楽しめるような工夫を凝らしたSixTONESのことだからこそ、会場全体を巻き込むような演出も。ポジティヴな楽曲「“Laugh” In the LIFE」「フィギュア」「PARTY PEOPLE」ではトロッコに乗り、会場にいるできるだけ多くのファンにアピールしている姿が印象的だったと記憶している。
また、改めて感じたことだが、曲の幅が広い。勢いよく、がなるような声で会場を煽ったかと思えば、しっとりとした雰囲気で魅了。次の瞬間には、6人で呼吸を合わせてダンスパフォーマンスして見せる。見ている側も忙しいレベルで、目まぐるしく変わっていく曲調は何度体感してもクセになるものだ。それを何度も見られることこそ、映像化の最大のメリット。いつでも、あの最高な瞬間に戻れるのはたまらない。
特筆すべきは、盛り上がりっぱなしの本編だけでなく、特典映像が必見だということ。初回盤には京セラドーム大阪公演1日目から東京ドーム公演2日目までの各公演MCダイジェストを収録。デビュー前、あまりにも盛り上がりすぎてMCの時間を大幅にオーバーしたがゆえに事務所から怒られたというエピソードを持つ6人が、ドームという広い会場でも、平常運行でトークに盛り上がる姿は必見。特に今年から“年齢非公表”となった髙地優吾の誕生日を祝う件や、それについてイジる回は見ているだけで笑顔になる。ツアーを回っていた2024年2〜4月、SixTONESの中でブームだったことや話題となっていたことをおさらいするといった意味でも楽しめそうだ。
公演中にメンバーが時おり着けていた”目線カメラ”で撮影された映像では、ステージからメンバーが見ている光景を体感できるという超豪華な映像に。大きな会場、光るペンライトを演者目線で楽しめるのはもちろんだが、時おり映り込む、メンバーから見たメンバーの姿は貴重な瞬間だ。
さらにライブ映像をメンバ一6人で鑑賞しながら、感想や思い出、裏話などをトークする『ビジュアルコメンタリー』や、グループとして初のフェス出演に至った<ごぶごぶフェスティバル2024>でのSixTONESのライブパフォーマンスも収録。ライブ本編だけでなく、2024年前半のSixTONESの活躍ぶりに目を向けるのにふさわしい1枚となっている。
一方の通常盤には、東京ドーム公演で“日替わり曲”として披露した楽曲2曲を収録。しっとりと、ピアノのメロディに合わせて歌う6人の音色は美しいこと、この上なし。これにより、3回行われた東京ドーム公演での“日替わり曲”をすべて網羅できることになるというのもファンとしては嬉しいポイントだ。
また、ツアーの打ち合わせから初めてのバンドリハーサル、京セラドーム大阪でのゲネプロを経て<VVS>と向き合うSixTONESの軌跡を追ったツアードキュメント『DOCUMENT "VVS"』も収録。これまでにもたびたびインタビューなどでツアーに関してのこだわりを語ってきた6人が、本当にツアーについてこだわり抜いている姿が見られる上、インタビューで想いを語る姿も垣間見られる貴重な映像に仕上がっている。
正直なところ、初回盤と通常盤、どちらの内容も捨てがたいのも事実。ぜひとも気になるほう…あるいは両方をチェックしてみてはいかがだろうか。
文◎於ありさ
■ライブDVD / Blu-ray『VVS』
【初回盤 Blu-ray×2】SEXJ-17-18 ¥8,800(税込)
【初回盤 DVD×4】SEBJ-19-22 ¥8,800(税込)
・三方背デジパック仕様
・48Pフォトブック付
▼Blu-ray:Disc1/DVD:Disc1, 2収録内容
<VVS>2024.04.22 TOKYO DOME
アンセム / Rollin’ / Outrageous / ABARERO -Dark Electro Rock Remix- / Hysteria -Rock Rearrange- / 君がいない / Alright / House of Cards / 希望の唄 (Taiga Kyomoto×Shintaro Morimoto) / “Laugh” In the LIFE / フィギュア / PARTY PEOPLE / S.I.X / DRAMA / JAPONICA STYLE / Call me / マスカラ / スーパーボーイ (Hokuto Matsumura×Juri Tanaka) / Need you / TOP SECRET / WHY NOT / Blue Days (Jesse×Yugo Kochi) / DON-DON-DON / RAM-PAM-PAM / Bang Bang Bangin’ / Something from Nothing / Telephone 1ST ver. / BE CRAZY -Rock Rearrange- / Seize The Day / こっから
[encore] Good Luck! / この星のHIKARI / WHIP THAT / 音色
▼Blu-ray:Disc2/DVD:Disc3, 4
・メンバーによる「VVS」ビジュアルコメンタリー
・メンバーによる「VVS」目線カメラ
・SixTONES MC digeST from VVS
・「ごぶごぶフェスティバル2024」2024.05.12
【通常盤 Blu-ray×2】SEXJ-19-20 ¥7,150(税込)
【通常盤 DVD×3】SEBJ-23-25 ¥7,150(税込)
・20Pブックレット付
▼Blu-ray:Disc1/DVD:Disc1, 2収録内容 ※初回盤同様
<VVS>2024.04.22 TOKYO DOME
アンセム / Rollin’ / Outrageous / ABARERO -Dark Electro Rock Remix- / Hysteria -Rock Rearrange- / 君がいない / Alright / House of Cards / 希望の唄 (Taiga Kyomoto×Shintaro Morimoto) / “Laugh” In the LIFE / フィギュア / PARTY PEOPLE / S.I.X / DRAMA / JAPONICA STYLE / Call me / マスカラ / スーパーボーイ (Hokuto Matsumura×Juri Tanaka) / Need you / TOP SECRET / WHY NOT / Blue Days (Jesse×Yugo Kochi) / DON-DON-DON / RAM-PAM-PAM / Bang Bang Bangin’ / Something from Nothing / Telephone 1ST ver. / BE CRAZY -Rock Rearrange- / Seize The Day / こっから
[encore] Good Luck! / この星のHIKARI / WHIP THAT / 音色
▼Blu-ray:Disc2/DVD:Disc3
・ Imitation Rain (from VVS 2024.04.20 TOKYO DOME)
・ 僕が僕じゃないみたいだ (from VVS 2024.04.21 TOKYO DOME)
・ DOCUMENT “VVS”
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