【インタビュー】倉木麻衣、デビュー25周年の現在・過去・未来を語る「すべての愛のおかげです」

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2023年末からスタートした倉木麻衣のデビュー25周年イヤーを祝う様々なスペシャル企画が、いよいよ佳境に入ってきた。幕開けの全439曲サブスク解禁、GW期間中には『倉木麻衣 25th Anniversary “2525☺︎” Museum』開催、夜間限定イベント『サンシャイン水族館 × 倉木麻衣 25th ANNIVERSARY ~Relaxing Night Aquarium~』実施(6月21日~8月25日)など、上半期だけでも盛り沢山。

◆倉木麻衣 画像

7月3日リリースのSpecial EP『forever for YOU』に続いては、東京・池袋サンシャイン水族館で収録した<水族館ライブ>(9月22日19時よりU-NEXTで配信 / 見逃し配信あり)、<25th Anniversary Mai Kuraki Live Project 2024 “Be alright!”supported by U-NEXT>として12月に大阪と東京でのライブも決まった。過去を愛おしく振り返りながらも、未来へ向けて突き進む倉木麻衣に、メールインタビューで現在の心境を訊いてみた。

   ◆   ◆   ◆

■年齢や経験を重ねて
■昔より穏やかになってきた


──デビュー25周年、本当におめでとうございます。振り返ると、25年前の夏の今頃、デビューを目前に控えた倉木麻衣は、何を考えて、どのような未来予想図を描いていましたか?

倉木:ありがとうございます!!! おかげさまで、あっという間に倉木麻衣25歳になってしまいました…気持ちはまだまだ永遠の20歳です(笑)。当時、高校2年生で初めてのレコーディングと、初めての海外での音楽制作と、学業との両立で、一つ一つのことを取り組んでいくことに必死で、先のことを考える余裕はなかったですね…。海外のデビューアルバム『Baby I like』を制作するにあたっては、学校から帰っての歌詞制作や歌や発音の練習、宿題、試験勉強とかでいっぱいいっぱいでした。デビュー前は、ライブをしたいとかあんまり考えていなくて、CDをリリースして聴いてもらえたらいいなぁ…という思いでいました。これから歌手になっていくんだ!という不安と期待で胸いっぱいな毎日で、時間が足りなく無我夢中で過ごしていましたね。


──そして今、25年前と比べて、人として“変わったこと” “変わらないこと”があるとすれば、それぞれどんなことでしょう?

倉木:変わったことや変わらないことって、あんまり自分ではわからないけれど、“夢を叶えたい!” “新しいことにチャレンジしていきたい!” “少しでも音楽を通して何かお役に立てたらいいなぁ”…という気持ちは、今もずっと持ち続けてこれています。変わったことは、昔はちょっとのことでも気にして悩んだり気落ちしたり…でも最近はあんまり気にしなくなったかな…年齢や経験を重ねて昔より穏やかになってきたなぁとは思います。性格的には、今も昔もそんなに変わっていないかもしれないですね。その時々によって影響されるものもあるし、良いも悪いもすべてを受け入れて自分を愛し、人間としてバージョンアップしていけたらいいなぁ…という思いはこれからも持ち続けていきたいなぁと思います。まだまだ成長段階です(笑)。

──歌手として、長く歌い続けるために、特別なことをしていますか?

倉木:昔は、体力的にも精神的にもある程度無理していても全然大丈夫だったので、あまり気にはしていませんでした。でもやっぱり、体力、健康は大切で、食事や睡眠はメンタルとも繋がってくるので、それほど特別なことはしていませんが、野菜中心のヘルシーな食生活をなるべく心がけてはいますし、丁寧に歌を届ける為に気持ちをリフレッシュさせるべく、自分の中でチョイスしながら気分転換を考えて行動等もしたりしています。

──ずばり、25年間の活動を支えてきたモチベーションは、何だと思いますか?

倉木:音楽大好きな気持ち、次の夢、家族、スタッフ、仲間、ファン、すべての愛のおかげです。


──25周年を記念した様々なイベントの中でも、『倉木麻衣 25th Anniversary “2525☺︎” Museum』(4~5月開催/東急プラザ銀座)は楽しい企画でしたね。歌手活動はもちろん、社会活動、衣装展示やライブヒストリーも含め、これまでの活動を網羅した展示にはどんな感想を持ちましたか?

倉木:倉木麻衣ファミリーの皆さんと、今までの素晴らしい経験をさせていただいてきた掛け替えのない大切な思い出たちを共有できて、触れ合えて、ありがたかったし、本当に嬉しかったですね。期間限定での展示会だったのですが、最終日も閉会ギリギリまで会場にファンの方々がいてくださり、私自身も離れたくなかったですね…愛おしい時間でした。25周年を節目として、また新たなヒストリーを皆さんと作っていけたらいいなぁと思いました。

──『サンシャイン水族館×倉木麻衣 25th ANNIVERSARY~Relaxing Night Aquarium~』(6月21日〜8月25日まで開催中@池袋サンシャイン水族館)は、水族館好きにはたまらない素敵な企画です。水族館にはどんな思い出がありますか?

倉木:サンシャイン水族館は、小さい頃に初めて母に連れて来てもらった、思い出いっぱいの大好きな水族館です。デビューしてからも、制作で煮詰まったりした時にも、よく一人で訪れて癒しとパワーをもらう場所になっています。どのエリアも、どの海の生き物もそれぞれに魅力がありますね、サンシャイン水族館は。


──好きなお魚や、好きなエリアはありますか?

倉木:特に今回、歌をお届けさせていただいた、多種多様のお魚たちが泳いでいる巨大水槽エリアは、海の中にいるような感覚になれて、お気に入りエリアになっています。また、クラゲ水槽と楽曲とのコラボをさせていただいたクラゲエリアなども、あらためて、大好きなエリアになりました。癒しだけではなく、私たちに命の尊さや大切さ、気付きや、学びを与えてくれる場所でもあって、水族館の皆さんが、日々、一生懸命大切にそれぞれの海の生き物やお魚たちをケアされている場面も拝見させていただき、海の生き物たちや、水族館の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

──そしてテーマ曲「Forever for you」はどんな思いを込めて書いた曲ですか?

倉木:「Forever for you」は、タイトル通り、あなたのために永遠を…というラブソングです。ゆったりとしたサウンドの中で、まったりと愛を感じてもらえたらうれしいです。


──『サンシャイン水族館×倉木麻衣 25th ANNIVERSARY~Relaxing Night Aquarium~』は、イラストグッズが可愛いです。倉木さんの描いた“アクアリウムの仲間たち”の中で、特にお気に入りのイラストはありますか? ちなみに私はミズクラゲが好きです。

倉木:うれしいです! ありがとうございます!! どれもお気に入りで、ミズクラゲにハートが隠れていたり、サンシャイン水族館ならではの、それぞれの海の生き物たちを皆さんにも大好きになってもらえたらいいなぁという思いで楽しく描かせてもらいました。今年、サンシャイン水族館で生まれたばかりのカワウソちゃんやペンギンの赤ちゃんもイラストにさせてもらっています。

──<水族館ライブ>(7月23日&31日に収録)はどんな雰囲気でしたか?

倉木:以前から、場所とのコラボとして、新たなライブ空間で癒しをお届けできたらいいなぁ…という水族館での夢を、今回おかげさまで実現させることができました。巨大水槽の前で、海の中でお届けしているような幻想的な世界感の、ゆったりとした空間の中で、ファンのみなさんと、あったかい愛に包まれた本当に贅沢な時間でした。


──どんな気持ちで歌いましたか? これから配信で見る方へ向けて、見どころの紹介をお願いします。

倉木:今回のためだけにボサノバ&ジャズ・ライブアレンジされたサウンドの中で、私自身もヒーリングされながら、来られた皆さんが癒されて元気になって帰ってもらえたらいいなぁ…という気持ちで歌わせていただきました。9月22日夜19時からU-NEXTで放送いただけるということで、ぜひ、幻想的な海の水族館の映像と共にヒーリングされていただけたら幸いです。

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