フー・ファイターズ、グラストンベリー・フェスティバルにサプライズ出演

金曜日（6月23日）にスタートした英国の＜グラストンベリー・フェスティバル＞に、フー・ファイターズがサプライズ出演した。

◆フー・ファイターズ動画、画像

彼らは午後6時過ぎに、メイン・ステージ（ピラミッド・ステージ）に登場したという。フー・ファイターズがバンドとして＜グラストンベリー＞に出演するのは2017年にヘッドライナーを務めて以来。英国で単独（*テイラー・ホーキンス追悼公演を除く）でパフォーマンスするのは、昨年3月にテイラー・ホーキンスを喪って以来初めてだった。

フロントマンのデイヴ・グロールは、昨年の＜グラストンベリー＞でポール・マッカートニーのヘッドライン・パフォーマンスにゲスト出演していた。

フー・ファイターズはこの日、「All My Life」「Learn To Fly」「Rescued」「My Hero」「Best Of You」「Everlong」など9曲をプレイ。「Show Me How」にはグロールの娘ヴァイオレットが参加し、ラストの「Everlong」はテイラー・ホーキンスへ捧げられたという。

ステージ脇から、ポール・マッカートニーやガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ、ダフ・マッケイガンらが、彼らのパフォーマンスを観ていたそうだ。








フェスティバルがスタートする前に発表されていたタイム・テーブルでは、この時間の出演アーティストは“The ChurnUps”と告知されており、フー・ファイターズほか、ブラーもしくはパルプではないかと噂されていた。

また、初日のヘッドライナーを務めたアークティック・モンキーズのフロントマン、アレックス・ターナーの喉の調子が悪かったことから、アークティック・モンキーズが出演をキャンセルし、フー・ファイターズはその代わりを務めるのではないかとの推測もあった。

アークティック・モンキーズはターナーが急性喉頭炎と診断されたことから、3日前（20日）に予定していたアイルランド・ダブリンでの公演を中止していた。だが無事に、＜グラストンベリー＞までには回復し、この日、同フェスティバルで通算3度目となるヘッドライン・パフォーマンスをやり遂げた。

Ako Suzuki