メタリカのジェイムズ・ヘットフィールド「レミーが殿堂入りしてないなんて、茶番」
Ralph Arvesen, CC BY 2.0
ディープ・パープルをロックの殿堂入りさせろと訴えていたメタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒは、2016年にそれが叶い安堵しているが、フロントマンのジェイムズ・ヘットフィールドのストレスはまだ解消されていない。ヘットフィールドは、モーターヘッドのレミーが殿堂入りしていないことに憤慨し続けているそうだ。
1977年に最初のレコードをリリースしているモーターヘッドは、20年以上前から殿堂入りの資格を有しているが、これまで候補に挙がったのは2020年度の1度のみ。レミーが70年代前半在籍したホークウインドはノミネートされたことがない。
最近、レミーの遺灰を混ぜたインクを使い、中指にタトゥを入れたヘットフィールドは、『The Metallica Report』ポッドキャストで、タトゥについて語る中でこう言及した。「これで、レミーは俺を通じ、今でもこの世界に中指を立てることができる。彼が俺の人生にどんなインスピレーションを与えたか、思い出させるものでもある。俺にとっては、彼のロックの殿堂入りの代わりでもあるかもな。そのことは、俺をずっと苛立たせてるんだ」
「この惑星で最もロックンロールなライフ・スタイルを送ってきた人物が、ロックの殿堂入りしていない。それって茶番だ。屈辱だ。ロックンロールに対して無礼でさえあるね。だから、俺がこれ(タトゥ)で彼に敬意を表す」
ヘットフィールドは、レミーが亡くなった翌年、2016年にも「レミーが亡くなり、モーターヘッドが(ロックの殿堂で)認められるのを見るのは、俺にとって本当に本当に重要だ。なぜなら、この地球上にレミー以上にロックンロールな人はいないから」と、話していた。
メタリカは2009年にロックの殿堂入りしている。
レミー
Ako Suzuki
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