ゲディー・リー、娘を喪ったニール・パートについて歌った未発表曲を公開
ラッシュのフロントマン、ゲディー・リーが、2000年に発表したソロ・デビュー・アルバム『My Favourite Headache』のソングライティング・セッションで制作していたものの、未発表だった2曲「Gone」と「I Am… You Are」のデモを公開した。
「Gone」は、1997年に交通事故により19歳だった娘を喪ったニール・パートについて歌ったものだという。リーは最近、「Gone」について米ラジオ局Q104.3のインタビューでこう語っている。「自分の人生から突然、誰か、とくに娘がいなくなったら、どう対処したらいいんだろうと考えたんだ。それで、この曲をBen(Mink)と作った。『My Favourite Headache』のために最初に作った曲だ。デモも制作した、でも…、美しい曲だったが、生々しい、あまりにも露骨だと思ったんだ。だからお蔵入りさせた」
そのまま存在を忘れていたが、2年前、自伝を執筆しているときに思い出したという。友人でプロデューサー/エンジニアのDavid Bottrillがデモをミックス/マスタリングしてくれることとなり、公開に至ったそうだ。
ニール・パートは1997年に娘を喪い、翌年には23年連れ添った内縁の妻を癌で喪った。ラッシュはその後数年、活動を休止していた。
Ako Suzuki
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