バッド・カンパニー、貫禄の再結成ツアーDVDが日本独自仕様でリリース

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2010年10月に35年ぶりに来日公演を行なったバッド・カンパニーが、再結成ツアーのハイライト、2010年4月11日ロンドン「ウェンブリー・アリーナ」でのステージを完全収録したDVD&CD『ライヴ・アット・ウェンブリー』が発売となった。

◆ライヴ・アット・ウェンブリー映像

ポール・ロジャース(ヴォーカル)、サイモン・カーク(ドラムス)、ミック・ラルフス(ギター)という3人のオリジナル・メンバーで復活(ベーシストのボズ・バレルは死去)、ハートでも活躍するハワード・リース(ギター)がサポート・メンバーとして加わって繰り広げるステージは衰えることのないエネルギーと、ベテランならではの重厚感を兼ね備えたもの。2010年のジャパン・ツアーはミック・ラルフスが体調不良で不参加となってしまったが、本作では彼の味わい深いギター・プレイを堪能することが出来る。

「キャント・ゲット・イナフ」で始まるライヴは、それ以降もロックの歴史に残る名曲のオンパレード。「フィール・ライク・メイキング・ラヴ」「レディ・フォー・ラヴ」「シューティング・スター」「バッド・カンパニー」など、息をつく間もないグレイテスト・ヒッツの連続は、全90分のショータイムがあっという間に過ぎ去っていく。

さらに特筆すべきなのは、彼らの見事なライヴ・パフォーマンスだ。フリーやクイーン、そしてソロ・アーティストとして常に世界最高のロック・ヴォーカリストの名を欲しいままにしてきたポール・ロジャースのソウルフルな歌声は冴えわたり、60歳とは思わせない強力な張りと艶で魅了する。ワールド・ツアー中盤、佳境に乗った時期のバンドの演奏もタイトなもので、2008年8月に収録された映像作品『リユニオン・ライヴ』と較べてもスケールの大きさを感じさせる。本国イギリスのロンドンの大会場「ウェンブリー・アリーナ」でのオリジナル編成では約30年ぶりの凱旋公演ということもあり、なみなみならぬ気合いの入った熱演だ。

ボーナス特典として、インタビュー映像も収録されており、再結成への道程やライヴに向けての意気込みをメンバー全員が語っている。さらに親子二世代にわたる熱烈なファンの生の声なども興味深い。

1970年代には公式なライヴ・アルバム/映像作品を残さなかったバッド・カンパニーだが、本作はそれを補って余りあるロック・クラシックスとなり得るもの。初回限定盤はDVD+同ライヴ音源のCD2枚組を収録した日本独自仕様で発売となっている。なお、2枚組CD仕様は日本盤のみで、海外盤は1CDとなっている。


『ライヴ・アット・ウェンブリー』
DVD+2CD VQBD-10039 \6,980
DVD VOBD-10040 \3,980
2CD VQCD-10280/1 \3,200
[DVD]
1.Can't Get Enough
2.Honey Child
3.Run With The Pack
4.Burnin' Sky
5.Young Blood
6.Seagull
7.Gone Gone Gone
8.Electric Land
9.Simple Man
10.Feel Like Makin' Love
11.Shooting Star
12.Rock And Roll Fantasy
13.Moving On
14.Ready For Love
15.Bad Company
16.Deal With The Preacher
[CD1]
1.Can't Get Enough
2.Honey Child
3.Run With The Pack
4.Burnin' Sky
5.Young Blood
6.Seagull
7.Gone Gone Gone
8.Electric Land
[CD2]
1.Simple Man
2.Feel Like Makin' Love
3.Shooting Star
4.Rock And Roll Fantasy
5.Moving On
6.Ready For Love
7.Bad Company
8.Deal With The Preacher
DVD仕様:日本語字幕・日本語解説付き/ライブ本編:約90分/ボーナス映像:約20分/音声:ドルビー・デジタルSTEREO/ドルビー・デジタル 5.1chサラウンド/DTS 5.1chサラウンド

◆『ライヴ・アット・ウェンブリー』オフィシャルショップ
◆『ライヴ・アット・ウェンブリー』オフィシャルショップ楽天店
◆BARKS洋楽チャンネル
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