フィル・ラッド「この先、AC/DCと再びプレイするのを楽しみにしている」

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Photo: Josh Cheuse

10月初めに米カリフォルニアで開催されたフェスティバル<Power Trip>でのAC/DCのライヴ・パフォーマンスには参加しなかったフィル・ラッド(Dr)だが、この先、さらなる公演が行われる可能性を示唆し、「彼らと再びプレイするのを楽しみにしている」と発言した。

ラッドは、ニュージーランドのニュース・サイト『Stuff』のインタビューで、2024年にツアー開催の話が出ていると明かし、「俺はこの先、再び彼らとプレイするのを楽しみにしている…。ロック・オン」と話したという。

ラッドが<Power Trip>に出演できなかった理由は説明されておらず、AC/DCは彼の代わりに、アリス・クーパー、アラニス・モリセット、スラッシュ率いるSlash's Snakepitなどでプレイしてきたマット・ローグを迎え、プレイした。

ラッドは『Stuff』のインタビューで、親しい女性の友人Toni Wilsonさんが半年前、癌で余命半年だと宣告され、彼女に寄り添い続けていると明かしている。さらに、何か役に立つことがしたいと、彼はバンドの器材やメモラビリア、自身の愛車などを売却し、乳がんの患者を支援するニュージーランド・ブレスト・カンサー基金へ寄付することを決めたという。

「俺は何でさえ差し出す。もし、Toniにもっと時間を与えられるならば」「彼女は俺の最愛の人だ。俺のベスト・フレンドだ。金で物は買えるが、時間は買えない」「これが俺なりの対処の仕方だ。小さなことだが、俺は何か助けになることがしたかった」と、涙ながらに語っている。

ラッドのメモラビリア売却の日程、場所は今後、発表される。Toniさんは、医師からクリスマスまで生きられたらラッキーだと言われているという。

Ako Suzuki
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