【俺の楽器・私の愛機】1472「歌舞伎町の蝶ネクタイ」

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【FENDER JAPAN ST54-115(1985年)】(東京都 ぽ 57歳)


19歳になる夏、当時の新風営法が施行された歌舞伎町で赤い蝶ネクタイ姿のアルバイトをして買ったものです。

ヘナチョコな自分を変え、とにかくモテたい一心で「いかにも家で練習してるような演奏をする奴はダサい!」と意味不明の信念を持ち、ギターを腕力でねじ伏せるような悪癖奏法を身に着けてしまいました。若く愚かでございました。おかげでフレットの減りが早く、リペアなんか面倒臭いのでほぼ10年ごとにストラトを買い足してきました。キレイに使っていれば売って少しはホクホクできたかもしれないけど、何せばっちいからなあ…

もうギターなんか要りませんが、ナイル・ロジャースの白いのやシンラインのテレやヤマハのトランスアコースティックなんかが気になったりして不思議なもんです。




   ◆   ◆   ◆

「ギターを腕力でねじ伏せるような悪癖奏法」ってカッコよすぎやろ(笑)。どんなん?文字面だけを見て見渡したら最初にザック・ワイルドを思い浮かべたけど、ロングスケール/シングルコイルのストラトとはマッチングしないよなあ…。悪魔に魂を売ったロバート・ジョンソンもストラトのイメージはゼロだしな。それにしても悪魔的にネックが凄い。極薄ニトロセルロースラッカーのモデルならではの悪魔風仕上がり。ゴリゴリに10年弾き込んで計4本。40年近くストラトだけを使いこなしてきたギタリストのプレイを見てみたい。購入時に貼られているスプリング紛失防止ステッカーを見ると「アームは一切使わん」という悪魔的強い意志が見て取れます。ギターを見ていると、その人の生きざまや信念、美学が映し出されるようですね。感服。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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