【インタビュー】ODDLORE、「今まで以上に可能性を秘めたグループに進化できる」
▪️「こんな一面もあるんだ」というところをぜひ見つけて
──完成形を聴くのが楽しみです。こういったクリエイティブ活動を本格的にすることで、パフォーマンスの変化があったりも?
RION:パフォーマンスそのものというよりも、意識が変わりましたね。今までは100点を狙うというスタンスで、「100点を出すためにどうすれば自分のスキルでカバーできるかな」という考え方でした。でも今回は、「どう料理しようかな」という感じ。同じトラックを使っていることがわからないくらいの、自分なりのアレンジをしたいという意欲がめっちゃ湧いています。リズムや歌詞のアプローチはもちろん、母音をどう工夫してリズムを変えるかとか、ダンスだったら楽器の音がない部分も楽器が入っているように見せたいとか、6人全員での見せ方をどうするかとか。今までは曲に対して矢印が2つくらいしか向いていなかったのが、今は6つ、7つに増えているイメージです。
KOYA:そうだね。今までは100点にどれだけ近づけるかだったけど、今回は100点は当たり前でそこからどうプラスを出していけるか。それが僕はめっちゃ怖いです。果たしてお客さんに受け入れてもらえるのか……。
RYUICHIRO:今まではある意味自己満で良かったからね。
KOYA:そうそう。
RYUICHIRO:やっていて気持ちいいし、自分には響く作品でも、RIONが言ったように会場を沸かせられない可能性もあるかもしれないので。。お客さんのことをきちんと考えて、ウケる、ウケないの駆け引きをたくさんして作り上げるしかないですよね。意外とめちゃくちゃわかりやすい方が伝わりやすいのかもしれない、とか。
──その試行錯誤も皆さんにとって、次へ進むための新しいチャレンジですよね。新しいチャレンジでいうと、ワンマンライブに向けたYouTube企画「たかがODDLOREがまさか」も始まりました。手応えはありますか?
YUI:企画会議でKOYAが体力測定という案を出した時に、体力をつけたり、体調管理をしたりするためって言ってたんですけど、全然活かせてないなって思いました……。(※取材日、YUIは体調不良気味)
RION:そんなしんどそうな顔するのやめろ(笑)。
──体調は大丈夫ですか?
YUI:大丈夫です……。
一同:え、終わり!? 手応えの話じゃない(笑)!
KOYA:僕、反応もらいましたよ。握力測定をやった結果、ファンの方からSNSで「ゴリラ」って言われるようになりました。だから、僕は「ゴリラって言ったヤツ出てこい!」って書きました(笑)。後からゴリラの握力調べたわ。400〜500kgなんだって! 俺は55.7kgしかないのに。
一同:(笑)。
RION:違う企画ですけど、並行してダンスプラクティス動画も出し始めたんですよ。そっちの反響は大きいですね。特に「BRIGHT SIDE」はライブでみんなで踊る振りがあるので、「練習できて嬉しい」とか。
──たしかに! そもそもなのですが「たかがODDLOREがまさか」の企画会議でMC力、対応力、体力の3つをODDLOREに足りないものとして挙げられていました。この3つが挙がった理由はなんだったのでしょうか?
RYUICHIRO:MC力が課題であることは完全に対バンを経て痛感したことですね。MCが上手いグループは会場を沸かせていたし、ライブも楽しいし。僕らもお客さんにMCも含めて楽しんでもらえるようにMC力を磨こうという話は前々からしていました。それに、お客さんがノッてくれたときってMCで僕ら自身も楽しんでいるときが多かったりするんですよね。
RION:体力に関しては、7月にやった初めての野外ライブがきっかけでした。気温を想定していなくて、すごくバテちゃったんです。9月9日も長い尺で歌って踊るので、改めて体力を付けなあかんなということで挙がりました。
──対応力は?
RYUICHIRO:バラエティ番組に出た時に自覚したんです。即興アドリブに応えられるようにしたいって。
KOYA:それとステージから客層を見て、MCを変えていきたいと思ったことも大きかったかな。野外ライブでは小さいお子さんが多かったので、そういう時は子供でもわかるようなことを言うなど、対応力を持ってMCをしていけるようになりたいです。
──RIKITOさん、この3つを身につけたODDLOREはどんなグループに進化できると思いますか?
RIKITO:え、僕ですか!?
RION:これぞ対応力!
RIKITO:どれも基礎なので、身につけることでスキルアップに専念できるようになると思うんです。それによって、より良いパフォーマンスができるようになるはず。それに、もしパフォーマンススキルが100点でなくても、MCがめちゃめちゃ面白かったり、対応力がずば抜けてよかったり、真夏で暑そうな衣装でも完璧に歌って踊り切る体力の底力が見えたりしたら、注目してもらえる可能性もありますよね。そういう意味では武器の1つになるのかなって。基礎の3つが身についたら、今まで以上に可能性を秘めたグループに進化できると思います。
RYUICHIRO:今の対応力、どうでした?
──バッチリです(笑)。さらに、8月16日には1stアルバム『ONE BY ONE』もリリースされました。新曲の「ONE BY ONE」について教えてください。
YUI:まずは歌詞に注目してほしいです。誰かと比べないでいい、ありのままでいいという言葉が結構出てきていて、物事を相対的に見なくて良いよという内容になっています。ツラい時って、大体誰かと比較していたり、理想と比較していたりしていると思うんですよね。そういう比較はしなくてもいいんじゃないか、絶対的に物事を見てもいいんじゃないかと投げかけてくれる曲です。そのメッセージが軽やかな曲調に乗っているので、聴きやすいのもいいところだと思います。
RION:MVもぜひ見てほしいです。今まではファンタジー要素が強めなMVが多かったんですけど、今回は渋谷などの生活圏内で撮影をしています。それによってODDLOREというグループと、見てくれる人の距離が近くなるのかなって思ってます。『ハリーポッター』で言うと、ホグワーツにいた人がみんなロンドンに来た、みたいな。僕らの存在を感じてもらいやすい作品になっていると思います。
──その他に、これまでリリースされた楽曲も収録されています。リリース当初から楽曲に対する印象の変化はありましたか?
KOYA:JOSH、対応力を見せつけてやれ!
JOSH:俺、1番対応力が乏しいから(笑)! 印象の変化ですよね。……先に(RYUICHIROにフォーカスした楽曲)「BRIGHT SIDE」の話して。
RYUICHIRO:任せろ。「BRIGHT SIDE」はリリース当初はリスナーに向けて歌うイメージが強かったんですけど、歌う回数が増えるにつれて自分自身の応援曲のようになってきました。活動をしていると、行き詰まる時もあるんですね。でも「BRIGHT SIDE」を歌うと、その溜まったものが吐き出されるというか。リスナーのためだけじゃなく、自分自身の背中を押すことにも繋がっていて、歌った後はスッキリするようになりました。よし、時間稼いだよ(笑)?
JOSH:(JOSHにフォーカスした楽曲)「HOLLOW」はライブやイベントでほぼ毎回歌っているんですけど、<Under Test>の頃はODDLOREの世界観を見せるための曲でした。それが最近では着火剤のような存在になっています。シンプルに言うと気持ちを上げられる曲。例えば、リリースイベントをやらせていただくショッピングモールで、「ODDLOREの世界観を見せるぞ」という気持ちで「HOLLOW」を披露するのはなんか違うんですよね。そうじゃなくて、お客さんと盛り上がれるノリでパフォーマンスしたいなって思うようになって。今ではみんなと盛り上がるためのパフォーマンスに変わってきた印象です。
──なるほど。みなさんの変化が、9月のワンマンライブでどう表現されるか、楽しみにしています。
KOYA:先程お話したサイファー曲とアルバムに収録されている11曲、デビューから1年半の間で培ってきたものをようやく大きな舞台で披露することが出来ます。初めて僕らを見る方はもちろん、今まで応援してくださってきた方もODDLOREの新しい一面を見られるはず。「こんな一面もあるんだ」というところを、ぜひ見つけて楽しんでもらえていたら嬉しいです。
取材・文◎高橋梓
写真◎YOSHIHITO KOBA
◆ ◆ ◆
▪️1st ALBUM『ONE BY ONE』表題曲「ONE BY ONE」
作詞・作曲・編曲を手掛けたokudakunよりコメント到着
・「ONE BY ONE」について
人生初めてのボーイズグループのプロデュースということで一つ自分の夢が叶えられた、思い出の曲になりました。
自身の2003という曲の世界観に似せて歌詞や曲を構成しました。
メンバー1人1人の思いや葛藤を音に乗せ、次に向かっていけるような歌詞にしました。
・ODDLOREへのメッセージ
楽曲を作る前にライブも拝見させていただき、とても感銘を受けました。
まだ生でONE BY ONEのライブを見れていないのでとても楽しみです。
メンバーの方も一人一人、思いがとても伝わってくるグループなので今後も応援しています。
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<ODDLORE Original Live “ONE BY ONE” at WWW X>
会場:WWW X (〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町13−17 ライズビル 2F)
チケット販売中
https://eplus.jp/oddlore/
主催:キングレコード株式会社
企画:EVIL LINE RECORDS / Dazed
制作:ディスクガレージ
協力:VOYZ ENTERTAINMENT
【来場特典】
(1)来場者特典オンラインくじ
公演当日に会場でプレゼントするQRコードに、お手持ちのスマートフォン等からアクセス。このくじだけでゲットできる、はずれなしのくじ引きに参加可能
※参加詳細はODDLORE公式HPを参照
(2)あなたのニックネームをODDLOREが直筆で記入
ひとりと繋がるスタンディBIGボード展示
チケットお申込み時に記入する「ニックネーム」欄に入力いただいたお客様のニックネームを、ODDLOREが直筆でBIGボードに記入、公演当日に会場となるWWW Xに展示
※参加詳細はODDLORE公式HPを参照
(3)「ODDLORE CYPHER」デモCD-Rプレゼント
ODDLORE初のセルフプロデュース作品で、ワンマンライブステージにて初披露する「ODDLORE CYPHER」のデモ音源をCD-R化してプレゼント
1st ALBUM『ONE BY ONE』
■【Type-A】
形態:CD+Blu-ray
品番:KIZC-720~21
価格:¥4,800(税抜価格¥4,364)
購入:https://oddlore.lnk.to/OBO
封入特典:ブロマイドType-Aランダム1種(全7種)
[CD収録内容]※Type-A/Type-B共通
M1:「Hazed Reality」
M2:「Lucid Dream」
M3:「The Revelation」
M4:「SKIN DEEP」
M5:「BRIGHT SIDE」
M6:「where I belong」
M7:「HOLLOW」
M8:「ORTUS」
M9:「Embers」
M10:「Coming Dawn」
M11:「ONE BY ONE」
[Blu-ray収録内容]
アルバム収録全11曲Music Video
ODDLORE DOCUMENTARY「LABYRINTH OF THE MIND」 -Unreleased Footage-
■【Type-B】
品番:KICS-4107
定価:¥2,800(税抜¥2,545)
形態:CD
購入:https://oddlore.lnk.to/OBO
封入特典:ブロマイドType-Bランダム1種(全7種)
[CD収録内容]※Type-A/Type-B共通
M1:「Hazed Reality」
M2:「Lucid Dream」
M3:「The Revelation」
M4:「SKIN DEEP」
M5:「BRIGHT SIDE」
M6:「where I belong」
M7:「HOLLOW」
M8:「ORTUS」
M9:「Embers」
M10:「Coming Dawn」
M11:「ONE BY ONE」
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