【24emotions 連載 #01】セレニティー・クルミ、「24emotionsのオーディションに落ちた私。」

-EPISODE3-

24emotionsになった私は、他のメンバーとの遅れを取り戻すために、今まで以上に必死で練習をした。
というのも、1ヶ月後にはMV撮影もあり、急ピッチでいろいろなことが進んでいたからです。

レッスンもホープの時とは比べものにならない量。

ダンスレッスン、フィジカルトレーニング、ボーカルレッスン、リズムレッスン。

ただレッスンをこなしてるだけでも、あっという間に時間が過ぎていくのに、デビューまでにこなさなくていけない課題が山のように増えていえていくばかり。

そこにプロとしての意識の構え方や、メンバーとの向き合い方、スタッフとの向き合い方、自分との向き合い方。
自分の想像を遥かに超える高いレベルを求められていました。

そのレベルに達しないと、自分たちがこの世界で勝負できない。
それは、数々のアーティストを育ててきた熟練のプロデューサーたちには見えているレベルだったが、私たちにはただひたすら頂上の見えない崖を、落ちそうになりながらも必死で声をかけあって、助け合って、なんとか支え合いついていく毎日。

メンバーは、デビューできる嬉しさ反面、その重圧はすごかった。

「なぜここまで厳しいのか」「なんのために私はこんな辛い想いをしてるのか？」

そんな気持ちも出てくるほど追い詰められながらも、これがいつか自分たちの力になると信じながら、私たちはひとつひとつの課題と向き合っていった。

「戦ってる」という言葉の方がしっくりくるのかもしれないほど、自分の人生にはなかった壮絶な日々が始まりました。

今回はここまで！
次回は、初めてのMV撮影のストーリーを、最年少メンバーのピースフルユラが書きます！
明日も楽しみにしてくれたら嬉しいです！


読んでくださりありがとうございました！
以上セレニティークルミでした！