【俺の楽器・私の愛機】1352「自分の音」

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【fender MIJ traditional 60s Jazzmaster】(北海道 お小遣Rock'nパパ 40歳)


いつも楽しく拝見しています。こちらに掲載されている他のハイレベルギタリストに比べ弱めのエピソードですが、この子と出会い、つい触発され投稿させてもらいました。

出会いは昨年末、何気なく某ギタリストの弾き比べ動画を見ていると「この音!これだよオレの弾きたい音!」と感動したのがfender Jazzmasterでした。

これまで、中学生の時ただギターが欲しいとわけも分からず買ってもらったAria pro II magnaから始まり、大学生の時気合いで買ったGRETSCH White Falcon(漫画BECKの影響)、Kenさんに憧れて社会人になってから買ったGibson LesPaul Studioと影響と憧れに塗れたギターライフ。

恥ずかしながら齢40にして初めて本当に自分自身の欲しいものを見つけることができました。名前の通りお小遣中年なので、15年連れ添ったLesPaulにはお別れを告げ、かつ動画のJazzmasterには及ばないJapanの量産モデルですが、楽器屋一つない単身赴任の田舎町から吹雪の中訪れた最寄(電車で一時間半)の某大手楽器屋に一本だけあったJazzmaster。この子は運命の子と思い込んでいます。

テカテカのポリボディーが嫌で酔った勢いでヤスリかけてちょっぴり冒険したり、急にINORANさんパートの練習したり(昔はSUGIZOさんファンでした)、プレイヤーズブック買ったり、キッズにもどったように今ギターが楽しくて仕方ないです。

ただ気がつくと未だにヴィンテージのJazzmasterをネットで見て回っており、もうギターというよりJazzmaster沼で溺れてしまった私はいくらお小遣を貯めれば良いのか…恐ろしいです。


   ◆   ◆   ◆

いい話だなあ。このひたむきな熱量こそ楽器人の鑑。一番のエモポイントは「この音!これだよオレの弾きたい音!」という出会いの瞬間ですよね。「これだ」と電流が走ったことと思いますが、そこに至るまでには「これじゃない」サウンドとたくさん触れてきたという見逃せない重要なポイントが隠されています。逆説的ですけど、これが求めていた音なんだと気付かせてくれたのは「Jazzmasterの弾き比べ動画」ではなく、長年寄り添ってきたAria pro II magna、GRETSCH White Falcon、Gibson LesPaul Studioという悪友たちなのは間違いない。ここに到達するのに数十年の年月がかかるのもおかしくない話。ここにまで行き着いたお小遣Rock'nパパは幸せものだと思います。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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