【インタビュー】Petit Brabancon、ミヤが語るEP『Automata』「このメンツってやれることが幅広い」

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■やっと自由に暴れられるっていう感じ
■ほんと楽しみです


──今回はantzさんも2曲作っていますね。

ミヤ:3曲目の…「Loser」めっちゃ好きですね。何かね、昔の西海岸系のハードコアっぽいっていうか。あの感じをやりたいと思っていたので、ちょうど。

──ミヤさんが?

ミヤ:はい。もっとハードコアなハードコアというか。もうドンピシャっていう感じで。ちょっとイナたさというか、古めかしさも含めて。すげぇ良かったです。ハマったというか。

──ギターを弾く時はどういうことを注意されましたか?

ミヤ:なんか…すごく新しい感じにしすぎても、この曲の雰囲気とは違うなと思って。あと、曲がけっこうシンプルなので、一音一音の説得力重視で音を作ったりして。これもやっぱり昔の、'80年代のスピーカーを使ったりとかしましたね。

──ギターもいろいろ変えてみて?

ミヤ:全然変えています。例えば、“ベーシックトラックのギターの音と被るから、antzさんはこっちの俺のギターでお願いします”みたいな感じで。

──「ちょっと音の感じを出すために昔のアンプを使って」みたいな話がありましたが、逆に最新の音というのはオールドモデルみたいなものじゃなく、最新のギターでしか出せない?

ミヤ:最近その考えに変わって、俺も。もともと俺、ヴィンテージは持っていないので。ヴィンテージのギターってすごく良い音がするんですよ。でも、いつでも借りられるじゃないですか。その音が欲しければ借りて使えば良い。明確な、その音のイメージがある時は。

──ミヤさんの求める音色からしたら、そういうヴィンテージものじゃなくて新しいギターのほうがフィットするということですね。

ミヤ:そうですね。ギターも最近すごく進化しているので、それを今ちょうど試していて。といって最新型ばかりを目指しているわけじゃないですけど、古いものも好きなので。常に古いものと新しいものが混ざっているものが好きなんですよね。

──だから「孤動」で古いアンプを使ったりするわけですね。

ミヤ:そうですね。古いアンプだけ…古いものだけで満足できるかというと、それもまた違う。古いものと新しいものの比較が好きなんです。それは音楽においてもそうだし、ギターの音色においても、アレンジにおいてもそうで。最新の今っぽいアレンジと、昔っぽいアレンジが共存するのが好きです。


──あぁ、それはまさにPetit Brabanconの音楽の核心という気がしますね。

ミヤ:そうですね。レコーディングの仕方も最新というか、集まらないでレコーディングするし。俺は別にそれは好きじゃないですけど(笑)。

──それは再三言ってますよね(笑)。

ミヤ:ははは。でもそれが合っているとは思いますね、バンドに。

──あとはyukihiroさんの「surely」っていう曲があります。

ミヤ:yukihiroさんっぽいですよね。

──あちこちに“yukihiro”っていうサインが書き込んである、みたいな。

ミヤ:うん、なぜかアルバム『Fetish』には入らなかったんですけど。

──ギターはどういうことを注意しましたか?

ミヤ:yukihiroさんはフレーズとかを完全に作り込んでくるので、とりあえずyukihiroさんのフレーズを完全再現して、そこからちょっと遊びを持たせていく。一発録りでこれを弾くのは、けっこう酷な作業でしたよ。ただ、antzさんがyukihiroさんのアレンジをする時のクセを知っているので、antzさんに舵取りを任せた部分はあります。

──ああ、なるほど。yukihiroさんの曲は世界観がビシっとしているから、それを壊せない感じがありますよね。

ミヤ:壊せないというか、壊す必要性を感じないですよね。“これ、変えないで”とも言われないですけど。でもこの曲に関しては、京さんが歌っているっていうことが一番のポイントだと思います。

──そうですね。

ミヤ:デモの時から、「'90年代っぽいヴォーカルのイメージがある」っていう話をしていたので。「そういう感じで歌った」とは言っていましたね、京さんも。


──1〜4曲目くらいまでは本当にいろんなタイプの曲が入っていて。“なるほどこういうことをこの EPでやりたかったんだなぁ”っていうのがすごく明確に伝わってくる。

ミヤ:はい。『Fetish』のアザーサイドみたいな感じのイメージも若干あって。このメンツってけっこう、やれることが幅広いんですよ。それぞれの個性が強いからあまりそういう風に見えないと思うんですけど。

──いやいや、そんなことはないと思いますよ。

ミヤ:なんか、“このメンツがいるんだったらこういうこともできるよね”って、いろいろ思いついちゃうんですよね。ただ俺がこれを聴いてみたいだけっていう、はい。

──ミヤさん自身にいろいろな引き出しがあって、いろいろなメンバーとやることによってそれが引き出されていく、ということですね。だから、もしかしたらミヤさん自身が気づいていないようなことも、これからどんどん引き出されていくかもしれないし。

ミヤ:そうですね。それが楽しみです。

──今回のEPの曲はライヴでやるのは難しいんですか?

ミヤ:今回はけっこうシンプルな曲ばかりなので、難しくない。あ、でも「Loser」はめっちゃ難しいですね。ずっとギターが変拍子なんですよ。それがantzさん節で、未だに理解ができていないんですよ、俺。リハーサルが始まるまでにはちょっと落とし込んで、楽しんでやれたらいいなと思います。

──ライヴそのものも、このEPの曲が入ることによって、全体の構成とか変化が出てくるだろうし。

ミヤ:はい、だと思いますね。次のツアーから声出しが解禁になるので。初めてじゃないですか、Petit Brabanconとしては。やっと自由に暴れられるっていう感じで。ほんと楽しみです。

取材・文◎小野島大
撮影◎河本悠貴(MV撮影時)

■1st EP「Automata」

2023年6月14日(水)発売
https://www.petitbrabancon.jp/


【完全限定盤(CD+Blu-ray) 】DCCA-116/117 ¥9,900 (税込)
※CD特殊パッケージ仕様
・Blu-ray:Petit Brabancon EXPLODE -01- 収録
・キャンバスアート風特殊パッケージ仕様:10インチ(約26センチ四方)のキャンバスアート風仕様。両面デザイン。裏面にクリアケース入りCD/Blu-rayを封入。裏面は蓄光仕様
・完全限定盤 購入者限定オリジナルTシャツ:購入サイトページアクセスコード封入
※Tシャツ販売価格:¥8,000(税込)
※フリーサイズ(XLサイズ相当):身丈78cm、身幅58cm、肩幅53cm、袖丈24cm
※素材:綿100%


▲完全限定盤


▲一般流通盤

【一般流通盤(CD)】DCCA-118 ¥2,200 (税込)
商品予約:https://www.petitbrabancon.jp/
▼CD収録曲 ※完全限定盤/一般流通盤共通
01 mind-blow 作曲 : yukihiro
02 孤動 作詩 : 京 作曲 : ミヤ
03 Loser 作詩 : 京 作曲 : antz
04 surely 作詩 : 京 作曲 : yukihiro
05 Common destiny 作詩 : 京 作曲 : antz
06 Miserable 作詩 : 京 作曲 : ミヤ

※完全限定盤はMAVERICK STOREもしくはGALAXY BROAD SHOPのみで購入可能
※一般流通盤は、TOWER RECORDS(店舗/ONLINE)、ヴィレッジヴァンガード(店舗/ONLINE)、Amazonでも購入可能

「孤動」:フジテレビ系音楽番組『Love music』6月度エンディングテーマ
「Miserable」:先行配信 https://orcd.co/j71qy9d


■『野犬増殖キャンペーン vol.1』

6月7日18時よりオフィシャルTwitterにて開始
https://twitter.com/PetitBra_staff
※対象Tweetが300RTされるごとに「Automata」収録楽曲のティザー映像を公開


■<Petit Brabancon Tour 2023「INDENTED BITE MARK」>

7月12日(水) 東京・Zepp DiverCity
open18:00 / start19:00
(問)HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
7月13日(木) 愛知・Zepp Nagoya
open18:00 / start19:00
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
7月17日(祝/月) 大阪 ・Zepp Osaka Bayside
open17:00 / start18:00
(問)SOUND CREATOR 06-6357-4400
7月22日(土) 宮城・SENDAI GIGS
open17:00 / start18:00
(問)ノースロードミュージック仙台 022-256-1000
7月23日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama
open17:00 / start18:00
(問)HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
7月29日(土) 福岡・Zepp Fukuoka
open17:00 / start18:00
(問)キョードー西日本 0570-09-2424

▼チケット
・SSスタンディング(前方エリア/オリジナル特典付き):25,000円 ※税込/整理番号付き/ドリンク代別
・一般スタンディング:8,800円 ※税込/整理番号付き/ドリンク代別
・2階SS指定席(2階席前方エリア/オリジナル特典付き):25,000円 ※税込/ドリンク代別
・2階指定席:8,800円 ※税込/ドリンク代別
イープラス:https://eplus.jp/pb/


■オンデマンド配信<Petit Brabancon EXPLODE -01->

6月10日(土)12:00配信開始
・U-NEXT:https://video.unext.jp/
・FOD:https://fod.fujitv.co.jp
・スペシャオンデマンド:https://vod.spaceshower.jp/
・FODチャンネル for prime video:https://www.amazon.co.jp/gp/video/offers?benefitId=fodjp
・Amazon Prime Video スペシャオンデマンドチャンネル:https://www.amazon.co.jp/channels/spaceshowerjp
※各サービスともに配信開始と同時に視聴ページへのアクセス可能


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