【インタビュー】パーカーズ、“HAPPYの伝道師”の1st EPは「愛をいっぱい詰めた自信作です」
■ファンの子たちの楽しんでる姿が
■僕たちの追い風になってる
──話を聞いていると、結成2年で、これが全国流通2枚目で、どんどんメンバーの個性が出てきているのがわかります。
ねたろ:そうですね。個々のキャラが出てきてる気がする。それがぶつからず、ちゃんと融合している感じもあるし。それがちゃんと曲に出ているなと思います。
──ぶつかりあい、ケンカとかはないですか。
トヨダ:ないですね。
ねたろ:意見は出ますけど、押しつけはないです。みんな頭が柔らかくて、吸収してくれるので、それもあるかもしれない。
フカツ:どんどん良くなってると思います。前回のミニアルバム『君に会えるならどこへだって』を出してぐらいからかな、みんな一丸となったのは。そこで初めて東名阪ツアーを回って、初めてのワンマンをやって、初めての経験をいっぱいしたんですけど、それを越して今年1月に入ってから、バンドやライブ活動に対する全員の気持ちが、なんだかんだバラついてたものが、ちゃんと一つになったなという感じは本当にしていて。最近ライブしてても、ライブハウスのスタッフさんから、「年が明けてから変わったね」ってよく言われてて。そこはやっぱり、全員の気持ちが変わったのかな?と思います。
トヨダ:それは感じるね。
▲ナオキ(G)
フカツ:あと、基本的に僕がまとめる役割というか、たとえば「ライブはこういうふうにしていこう」とか言うんですけど、それがほぼほぼ一致するようになったんですよ。前までは、僕が言ったことと、みんなの言うことが違うこともあったんですけど、今はみんな考えてることが一緒だから、「そうだよね」「じゃあやろう」って、物事がすんなり進むようになって。
トヨダ:ライブの空気感として、“ハッピー”の作り方が一致してきたと思うんですよ。「あれいいよね」とか。自分たちも楽しみながらライブをした結果、今があると思います。初めての時に比べたら、成長したなと思います。
──コロナ禍で始めたバンドは特にそうだと思いますよ。ライブ経験が少なかったぶん、経験し始めると一気に伸びていくみたいな。
フカツ:コロナ禍の制限もだいぶ解消されてきて、今は声出しもできるようになって。最近のライブだと、みんなで僕たちの曲を合唱してくれる場面も出て来てて。それもたぶん、僕たちのモチベーションになってると思います。ファンの子たちの楽しんでる姿が、僕たちの追い風になってるなって、本当に感じます。
──その思いをぶつけるのが、5月14日のリリース記念イベント。パーカーズのフェス、略して<パカフェス2023>。
フカツ:これは結成当初ぐらいから、やりたいねという話があったんですよ。ついに実現します。
トヨダ:楽しみ。出てくれるアーティストさんも激熱です。
──パーカーズにほかに、MOSHIMO、シャイトープ、バイリンジボーイ、Arakezuriの合計5バンド。楽しみです。そして噂によると、もう次の制作を始めているとか?
フカツ:はい。昨日もライブが終わった後に、家に帰って曲を作って、朝起きてまた作ってみたいな。最近はもう、空いてる時間があれば曲をみんなで作ってます。
トヨダ:楽しみながら頑張ってます。
▲フカツ(Dr)
──次のアクションも楽しみにしてます。まずは、音源を気に入った人はぜひライブへ。
ナオキ:実際、ライブに来てくださる方はみんな「本当に楽しかったです。また行きます」って、僕たちに言ってきてくれるんですよ。なので、来ていただければ絶対ハマると思います。ライブハウスって、一人で行くのは怖いイメージがあるかもしれないですけど、一回来てみて、僕たちのライブを見てくれれば、考え方が変わるんじゃないかと思います。絶対楽しい、また行きたい、そういう場所に僕たちがしていければいいなと思います。
トヨダ:ハッピー空間を作りたいよね。
ねたろ:パーカーズのライブは、他のバンドにはないような盛り上げ方をやっているので、絶対楽しめると思います。ギターが3本あるのも見どころだし。今はベースがサポートなんですけど、今日のサポートは誰かな?というのもあるし。
トヨダ:それはツウな見方だね(笑)。
フカツ:3〜4人ぐらいにやってもらってるんで。あとライブの見どころというと、トヨダのMCもけっこう見どころだと思ってます。
トヨダ:おい、馬鹿にしてんだろ(笑)。
フカツ:トヨダは天然なところがあるので、ライブでしか出さないよくわからない発言とかを、ライブに来る子たちは楽しんでくれてるみたいなんですよ。
ねたろ:一回MCで、水を飲んだ喉越しを聞かせたことがあって。「今水を飲むから喉越しを聞いてて」とか言って、マイクを喉に当てて、ゴクって。
──あはは。何がしたかったんですか。
トヨダ:わかんないです(笑)。
ねたろ:でも、めっちゃうけてた。
トヨダ:ウケなかったらヤバかったです(笑)。だから、すべてが現場ということですね。そういうライブをしてます。よろしくお願いします!
取材・文◎宮本英夫
■1st EP「愛で溢れる日々でありますように」
1. ハッピーをちょうだい
2. Rendezvous
3. Ultra POP
4. 優しい言葉
5. Crawl
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