バステッドのマット・ウィリス、依存症を語る「妻が僕の元を去らなかったのは驚き」
英国の公共放送BBCが、バステッドのメンバー、マット・ウィリス(B, Vo)の依存症との闘いを取り上げたドキュメンタリー『Matt Willis: Fighting Addiction』を制作した。
◆バステッド画像
今週月曜日(5月8日)に40歳になったウィリスは、2002年、19歳のときバステッドのメンバーとしてデビューし、瞬く間にブレイク。2年も経たず、アルコール依存症になっていた。2005年にその治療を受け、翌年には薬物依存症でリハビリ施設に入った。以降、何度か問題がぶり返し、この5年間は素面の状態だというが、再発するのではないかという恐れは常に抱いているという。
ウィリスは、英国で来週放送される『Matt Willis: Fighting Addiction』の中で、さんざん苦労をかけたのに、妻のエマが彼の元を去らなかったのは驚きだと話しているという。「いつも、(妻が)僕の元を去らなかったことに驚いていた。エマは素晴らしい女性だ。僕は彼女にたくさんの苦痛をもたらした。でも、彼女は僕の中に何かを見ていたんだろう。僕自身には見えない何かをね。僕は永遠に彼女に感謝するし、彼女に恩義がある」
ウィリスは2008年にTV/ラジオ司会者のエマ・グリフィスと結婚。式の直前もリハビリ施設に入っていた。
彼は先週終わり、『Matt Willis: Fighting Addiction』の予告編をインスタグラムで公開した。「再発を恐れている」と話すウィリスや、「彼、死んじゃうんじゃないかって怖かった」と涙するエマの姿が収められている。
バステッドはこの秋、20周年を祝う<20thアニヴァーサリー&グレイテスト・ヒッツ・ツアー>を開催する。
Ako Suzuki