【ライヴレポート】Ｊ、3年3ヵ月ぶり声出し解禁＋夏のツアー開催発表も「新たなフェーズに行きましょう！」

Ｊが4月1日および2日の二日間にわたり、新宿BLAZEにて約3年3ヵ月ぶりとなる“声出し解禁ライヴ”を開催した。灼熱のステージへ帰還を果たした同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆Ｊ(LUNA SEA) 画像

初日の＜F.C.Pyro.NIGHT vol.18 2023.4.1 Shinjuku BLAZE＞は、開演前から場内にＪコールがこだまし、本人がステージに登場すると、その熱気が一気に上昇した。



ライヴの幕を開けは最新アルバム『LIGHTNING』のオープニングナンバー「Wake Up!」だ。久々のコール&レスポンスがフロアいっぱいに響き渡る。コロナ禍で様々な規制を強いられながらも、無観客配信ライヴに始まり、声出し禁止の規制ライヴなど、自身の音を絶やすことなく着実に歩みを重ねてきたＪ。そして、その先に辿り着いたこの夜の光景について感慨深く語り掛けた。

「やっとここまで来たね！ 本当によく耐えた！ これは頑張ったみんなの勝利です！」──Ｊ

このMCに、埋め尽くされたフロアが歓喜の声に包まれると、さらにこう言葉を続け、ライヴは一層熱を帯びてゆく。

「今夜その溜まったツケをすべてチャラにしようぜ！」──Ｊ



今日この瞬間を噛みしめるように、セットリストに並ぶ楽曲の歌詞一つ一つが胸に突き刺さる。

怒涛の後半戦を一気に畳みかけると、本編ラストはファンの間でアンセムとも位置付けられている楽曲「NOWHERE」だ。ステージと客席の声が高らかに呼応し、本編の幕を閉じた。


「この3年3ヶ月、いろんな経験をさせてもらって、俺たちもみんなもかなりタフになったと思います！ それを次に向けての力に変えて、新たなフェーズに行きましょう！」──Ｊ

と告げられたアンコール。続けて、夏に4都市5公演のツアー＜J LIVE TOUR 2023 SUMMER -ENDLESS SUMMER 2023℃-＞、秋にスペシャルライヴ＜J LIVE 2023 FALL INCREDIBLE 4 NIGHTS -TOKYO LIVE CIRCUIT-＞を開催することも発表された。チケットの最速先行受付はＪオフィシャルファンクラブ「F.C.Pyro.」にて4月15日より。コロナ禍というトンネルを抜けて、再び新たなドラマ始まる。

撮影◎岡田裕介