【ライブレポート】SUPER★DRAGON、パシフィコ横浜で持てる全てを出し切ったスペシャルライブ<Persona>
SUPER★DRAGONが、一夜限りのスペシャルライブ『Persona』を3月25日にパシフィコ横浜 国立大ホールで開催した。
◆ライブ写真
昨年は8ヶ月にわたる実験的な連続リリースにより、音楽的キャパシティを広げて楽曲ごとに付け替える“ペルソナ(=仮面)”の数を着実に増やしてきた彼らにとって、パシフィコ横浜は当時より目標として見定めてきた、スパドラ史上最大キャパシティとなるステージ。しかも、この公演から声出しが解禁になったということで、3年ぶりにファンであるBLUEの歓声も大きな力として借りながら、持てる個性と能力のすべてを出し切り、アルバム曲を軸に全29曲というボリュームで、文字通りスペシャルなライブを展開してみせた。
グループカラーの青に光る仮面型のスティックライトが客席を埋め尽くすなか、壮大なSEと共にオープニング映像が流れてステージの赤幕が振り落ちると、鉄骨のトラスで組まれた3×3の9つの小部屋それぞれに、仮面を着けた黒スーツ姿のメンバーが! アルバムのリード曲「Revolution」に乗せて、順に仮面を外しながらニヤリと笑みを浮かべる9人が左右のモニターに大映しになると、フォーマルな出で立ちから薫り立つ妖しいオーラに大歓声が沸き上がる。流麗なストリングスとダンスミュージックが荘厳なコラボを果たしたナンバーで、ステージ一階に下りたメンバーが放つ直線的なパフォーマンスは、目の前でスパークする火花と同様に火傷しそうなほど熱く、スリリングな美しさに満ちたもの。古川毅と池田彪馬のメインボーカル2人も、かつてなくハイトーンな歌声を叩きつけて、これから起きる“革命”への期待を高めていく。
「お前らブチ上がる用意できてるか!」というジャン海渡の号令からは、昨年の連続リリースの中でも最も“熱い”ディスコファンク曲「So Woo」へ。抜けのいい歌や躍動的なダンスはもちろん、ラップにヒューマンビートボックスとスパドラの持ち味を惜しみなく投入した曲で、タイトル通りの“求愛”をBLUEたちへと捧げていく。さらに、松村和哉の低音ラップで始まったアルバム幕開け曲「Are U Ready?」では、アッパーなキャッチネスとダウナーなグルーブを併せ持って、“怖がらずに踏み出して”と場内を最新形のスパドラワールドへと誘導。普段は終盤に登場する鉄板曲「Untouchable MAX」が直後に投下されたのも驚きで、歌いだしを担当する古川が「もっと聞かせて!」とマイクをBLUEに向ければ、他の面々もステージの端から端まで縦横無尽に駆けて、ミクスチャーユニットとしての攻撃性を放出する。その様は貫禄たっぷりで、確かな進化をうかがわせてくれた。
MCでは「今回、声出し解禁だぜ! 声枯らさずに帰るなんて奴いねーよな!」というジャンの煽りに返る大歓声に、田中洸希は「ヤバい! 泣ける!」と動揺しきり。その後の自己紹介も皆テンション高く、『Persona』というライブタイトルの考案者である飯島颯は上手から下手まで走って、早くも客席をウエーブさせる。志村玲於も「今日、ついに僕の夢が叶う!」とコール&レスポンスをせがみ、ジャンは「数年ぶりにやっとこれができるよ!」と“ジャジャジャジャン”を大合唱。柴崎楽は「次、作る料理はハンバーグかオムライス、どっちがいい?」と問うたり、やたらとBLUEに声を出させたがるのが微笑ましい。
そして「ヤバいライブになるんで、呼吸忘れて死なないように」という松村の宣言通り、以降はSUPER★DRAGONというグループと個々のメンバーが結成以来の7年で身につけてきた武器が、次々と誇示されていくことに。「Hey, girl」ではバーカウンターやソファなど、歌詞の物語をなぞったクラブ風のセットでグラスを傾けながらカメラにアピールしてBLUEを悩殺。「Indelible Magic」ではミラーボールの光を浴び、別れに残る希望の光をシンクロ率の高いダンスで表したりと、連続リリースで培った艶やかな大人のムードを発揮していく。一転、過去のCDジャケットが巻き戻っていく映像に続いて「久々だな、楽しもうぜ」(ジャン)と初期曲「HACK MY CHOICE」がドロップされれば、客席からは待ってましたとばかりに“ハイ! ハイ!”の掛け声が。続いて、グループ内の年下組ユニット・サンダードラゴンの「リマカブロ」でも“せーの!”と声が湧き、嬉しそうな笑顔を浮かべる5人の姿に“今日この場所で出会えたYeah!”の歌詞が胸に滲みる。メンバーの背を乗り越える柴崎のアクションも、身長が大きく伸びたぶんダイナミズムを増して、年長組ユニット・ファイヤードラゴンのミドルバラード「MIKAZUKI」のしっとり加減も年齢を経たぶん濃密なものに。曲が始まるたびに歓声が湧いた初期曲のメドレーは、3つの顔を持つ彼らの本質を表すものであると同時に、BLUEへのプレゼントでもあったに違いない。
しかし、サプライズはここからが本番。暗転したステージの2階に姿を見せた伊藤壮吾が胸元の黒ネクタイを緩め、5歳の頃から習ってきたピアノを7年ぶりにステージで演奏し始めるや、場内には悲鳴にも似た歓声が。そして一音一音力強く爪弾かれる旋律が「Remedy For Love」のものになると、トラスの中に池田、そして古川が現れ、伊藤のピアノを伴奏にエモーショナルに歌いあげるという端整な情景に、BLUEは息を呑んで釘付けになる。さらに、白のオーバーシャツで登場した志村、飯島、柴崎が、オーガンジーの布をたなびかせて裸足のままコンテンポラリーな舞いを披露すれば、田中はサンプラーを用いてのボイスパーカッションで“Hands Up!”と場内をアジテート。彼が産み落とすトラックを受け、今度は松村とジャンが尖ったオリジナルラップで欺瞞にまみれた社会を切り裂き、そのままなだれ込んだ「Don't Turn It Down」でも、田中の有声スクラッチに3ラッパーによるユニゾンが、カラフルな衣装と相まってワイルドな魅力を全開にする。メンバー個々の豊かなスキルと、そこから生まれる多彩な世界観は実に魅惑的だが、やはりスパドラ最大の武器は9人一体となってのグループ力とBLUEとの絆。「Pioneer (Keep It Real)」ではメロウなボーカルと挑発的なラップ、ボディコントロールの利いたダンスがステージのあちこちで入れ代わり立ち代わり繰り広げられてBLUEの目を奪い、イントロが鳴るなり湧く大歓声のなか「Mr. GAME」へとリレーして、スパドラ特有の巧みな躍動感で圧倒する。そしてアルバム新曲の「Pretty Girl」ではBLUEと共にクラップし、「より一体になりたい」と飯島が考案した振り付けを共に踊って、歌詞にもある“忘れられない1日にしよう”という想いを会場の全員で共有。その直後のMCで飯島は「反応があると楽しすぎる」と語っていたが、その楽しさはメンバーとBLUE双方のパワーとなり、ライブをより熱いものにしていった。
「まだ、いろんな仕掛けが待っています」という古川の言葉通り、趣向を凝らしたラブソング3連発では、未体験のジャンルに挑戦した連続リリースで深みを増したスパドラワールドをお披露目。雑踏と雨の音から始まったアルバム新曲の「相合傘」では煙る照明のなか、空模様の移り変わりに男女の関係性をなぞった物語を、ピンクの傘を片手にさりげない動きで小粋に演じていく。中でも、普段はラップを担当するジャンのボーカルはこれまでになく甘く、またしても新たなポテンシャルを感じざるを得ない。続く「Honey Baby」ではステージ左右に張られた紗幕の狭間をメンバーが代わる代わる行き来して、紗幕越しのシルエットと、幕の裏でカメラに迫るメンバー映像という二段構えで魅了。「Not Enough」でもセクシーなアクションがゆったりとしたグルーブに映え、ついには衣装をたくし上げて素肌をさらし、BLUEを悶絶させる。そして、このブロックの結末を告げたのは、それぞれの旅立ちを歌う切ない別れの曲「-Tweedia-」。「相合傘」で始まった偶然の出会いから、一連の流れで聞くと一つのストーリーが浮かび上がり、感情移入のあまりメンバーも目を潤ませて、感極まった古川が声を詰まらせたシーンもあったほどだ。
が、不穏で厳かなインタールードが流れると場面は一変。レーザーの幾何学模様を映した紗幕がステージを覆い、その前後で青のセットアップに着替えた9人が切れ味鋭い攻撃的なソロダンスを繰り出した末、紗幕が落ちるとメンバー全員が赤いロープでトラスにつながれているという衝撃的な絵面が。「Welcome To My Hell」のダークホラーな響きに乗せて、拘束されたがゆえのマリオネットめいた動きと、舞台を赤く染める照明が危険な妖しさを醸し、ようやく解放されてからは、コロナ禍の暗闇で書かれたナンバーで揺らぐことのない決意を表明していく。闇夜からの夜明けを目指す「Burning In The Night」に、怒りの衝動をラップに込めながら静かに力を蓄える「X」での雌伏から、一気にアッパーな「SUPER★DRAGON」で雄飛する展開にはBLUEも大興奮で、“俺達が時代を変える”と歌い上げる池田の高らかな宣言には胸が震えるばかり。シームレスで突入した「LRL -Left Right Left-」では、野心の牙を剥き出しにした9人の獣のような動きに、客席の青いスティックライトも一斉に右へ左へと揺れ、タオルとライトが振られる初期曲「+IKUZE+」ではメンバー一人ひとりが客席とコール&レスポンスを果たす。3年以上ぶりの演出にもかかわらず全力で応えるBLUEに、ジャンも「お前らやっぱ最高だ!」と賛辞を惜しまず、さらに「Mada’ Mada」のクライマックスで田中と松村が互いに摑みかかるような勢いで対峙すれば、負けじと古川とジャンも顔を寄せ合って、キス未遂に至る一幕まで。歴代の人気ミクスチャー曲を並べて天井知らずに上ったテンションは、アルバム新曲の「Tap tap tap!」になだれ込み、ついに大爆発を呼ぶ。古川の朗々たる雄叫びに火花もスパークで呼応し、ディープなラップとアグレッシブなロックサウンドがスモークと共に弾け、池田が“ただ自分の道へ”と歌い上げるメッセージ性豊かなナンバーは、SUPER★DRAGONの新たなアンセムへと進化する予感十分。志村と飯島が主体となって振りつけられたダンスも力強く、隙のない動きの一つひとつから確固たる意志が感じられた。
「たくさん尊い声を聴かせてくれてありがとう。傷だらけで血だらけで、今日ここに来るまでいろんな想いがあったよ。それでも、こうやって心通わせて、みんなで理解し合って、乗り越えて、夢を諦めずにいられるのは、今日ここに来てくれているたくさんのBLUEのおかげです。“醒めない夢を見ようよ”、All right? 俺たちとみんなの幸せを願って、愛を込めて、未来を歌おう」
そう古川が歌詞の一節を引用して贈ったのは、アルバム『mirror』のラストソング「Pop Star」。SUPER★DRAGONとして生きてきた彼ら自身の想いを投影したナンバーでは、幼かった過去の彼らの映像も流れ、結成時は小学生だった松村の“It started from ランドセル より重たいものを背負ってる”というラップとも重なり、時の経過を感じさせる。田中と池田が背中合わせでハモる情景もエモーショナルで、「やっぱ最高の景色はお前らがいるからだよ!」とジャンが想いの丈を叫び上げれば、場内のボルテージは最高潮に。激しいだけではない、こんな温かい曲で最後を締められるのも、9人の成長の証だろう。
本編が終わって場内に“アンコール!”の声が広がるのも3年ぶり。結果「メチャメチャ袖でブチ上がりましたね」(ジャン)とのことで、「Bad Day」からカジュアルな空気で始まったアンコールも“Bad”とは程遠い笑顔でいっぱいになる。その裏にある想いを語るターンになると、トップバッターの志村から気持ちを抑えきれず、クリエイティブに制作にかかわるボーカル陣がうらやましくて、今回のライブでは振付やステージングに関わったこと。おかげでメンバーを今まで以上にリスペクトするようになったことなどを滔々と語りだし、田中に「あとはブログで書こう!」とストップをかけられる羽目に。「声出しできない期間を支えてもらえなかったら、ここにいないから。BLUEのことホントに好きだなって思いました!」と急いで付け足した彼に続き、最年少の柴崎は「ランドセル背負ってる頃から応援してくれた皆さんには感謝しかないです。これからも龍のごとく登っていくので」と頼もしく宣言してくれた。伊藤は「趣味で15年程度やってきたピアノがSUPER★DRAGONのライブのパーツとして使えるようになったのは本当に嬉しい。これから先もSUPER★DRAGONの行く先を青い光で照らし続けてもらえたらと思います」と伝え、田中は考えすぎて悩んだ夜は配信でBLUEから貰う温かい言葉に助けられたと告白し、「BLUEって一番の宝物なんだなって毎日思ってます。今日は最大キャパの会場でみんなの声も聴けて、一生の思い出に残る一日になりました」と感謝。池田もBLUEの声が聞こえないライブは少し寂しい部分もあったと告げ、「皆さんの辛さや苦しみを全部忘れさせてあげられるような存在で在り続けたいなと強く思いました。これからも夢の続き、一緒に見ていきましょう」と呼びかける。
続いて志村と共に、ライブ制作に今まで以上に携わった飯島は「みんなが支えてくれているぶん、ライブで恩返しをしたいといつも思っているので、今日はみんなの声が聴けて、反応の一つひとつが嬉しくて、報われたなって感じました」とコメント。本編で叫びすぎた松村は「声ガサガサなんですけど許してください」と断りつつ、「コロナ禍に入って何度も諦めそうになって、選択を間違えたこともあった気がするのに、これだけの人が来てくれているのは、みんながずっと僕らを肯定してくれていたから。だから僕らも音楽でみんなを肯定したくて、一人ひとりが持つ好奇心や欲望にもっと素直になってくれたらいいなと思って、あなたが思う“あなたらしく”って書きました。それが僕なりにみんなを肯定する言葉なので受け取ってくれたら嬉しいです」と、「Pop Star」のラップ詞に込めた想いを吐露する。彼と同じく昨年からラップ詞を書き続けてきたジャンは「壁が出てくるのは見たい景色があるから。そこをどう超えようかとみんなで戦う中で最高のアルバムができて、このライブも壁を壊す一つになった。BLUEとSUPER★DRAGONが一つになって全てを吹き飛ばす最高の瞬間、みんなで助け合って最高の空間を作っていきましょう」とライブの意義を提唱。最後に、古川が「今この瞬間、地に足つけてやってきて良かったなって思います。まだまだ見たい景色があるし、みんなと一緒に流したい涙もあるし、音楽を通してこれからもみんなに夢を、希望を見せていけるように頑張りたい。僕たちのありのままを見てくれて、たくさんカッコつけさせてくれて、SUPER★DRAGONでいさせてくれて、本当にありがとうございます」と頭を下げた。
そして「これから先も苦しいことや辛いこと、悲しいこと、たくさんあると思うんですけど、僕たち9人と僕たちを支えてくれる皆さんの存在をかけ合わせて、輝いたあの場所まで共に走り続けていきましょう。最後にこの曲で一つになりましょう」と池田が前置いたラストソングは「BROTERHOOD」。長年歌い続けられてきた仲間との絆を歌う名曲で、メンバー同士肩を組みハグし合い、“ここにいる……みんながいたから!”と歌詞を歌い替え、SUPER★DRAGONを表すハンドサインを掲げる彼らに感動の嵐が止まらない。メンバー、スタッフ、BLUEと、この場を共に構成するすべての“仲間”への愛を示し、最後は9人で円を作って拳を中央に突き出すお馴染みの振りで締めくくると、なんと、そのまま円陣を組んでグルグル回りだすというハシャギっぷり! ステージを去り難いのか、時間をかけて左右中央のBLUEに挨拶し、5月から全国5都市を回るホールツアー『∞〜 INFINITY 〜』についても「ちなみにヤバいよ」(松村)、「ロゴできました! デザインしました!」(柴崎)と、この春、高校を卒業した最年少の2人が宣言する。メンバー全員が法律上の成人にもなり、つまり今後のSUPER★DRAGONは、さらに音楽活動に邁進できるということ。ようやく取り戻したBLUEの声を糧に、彼らの世界は無限大に広がっていく。
文◎清水素子
写真◎笹森健一、小坂茂雄
■セットリスト
M.2 So Woo
M.3 Are U Ready
M.4 Untouchable MAX
M.5 Hey, girl
M.6 Indelible Magic
M.7 HACK MY CHOICE
M.8 リマカブロ!
M.9 MIKAZUKI
M.10 Remedy For Love
M.11 Don't Turn It Down
M.12 Pioneer (Keep It Real)
M.13 Mr.GAME
M.14 Pretty Girl
M.15 相合傘
M.16 Honey Baby
M.17 Not Enough
M.18 -Tweedia-
M.19 Welcome to my hell
M.20 Burning in the nights
M.21 X
M.22 SUPER★DRAGON
M.23 LRL -Left Right Left-
M.24 +IKUZE+
M.25 Mada' Mada'
M.26 Tap tap tap!
M.27 Popstar
ENC.1 Bad Day
ENC.2 BROTHERHOOD
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