【インタビュー】パーカーズ、高い志と満面の笑顔と飛び抜けたポップセンスの4人の明日はどっちだ?
■「ハッピー」を届けることが僕らの中で絶対に欠かしちゃいけないところ
■僕らが笑顔じゃないとお客さんがハッピーになれるわけないので常に意識して
――パーカーズにとってミュージックビデオはすごく大事だと思うけれど。今のところ出ているのは3本でしたっけ。
フカツ:そうです。「Goodbye」「淫らなロマンス」「こんな夏がいい」ですね。「Goodbye」が最初のミュージックビデオで、モデルの村濱遥さんに出ていただきました。今まで3本とも、女の子が主演という形で続いています。やっぱり曲調的にも歌詞の中でも、恋愛が多いので、女性が出たほうがいいというのは僕ら的にもあり、事務所の方々と一緒にブラッシュアップしながら作ってきた感じです。でも新しい「君が好き」のミュージックビデオに関しては、初めて女性が出ない作品になっています。今回は、僕らの名刺代わりになる全国流通盤ということもあって、僕らを知ってもらうという意味でも、僕らの色をどんどん出していこうということで。
トヨダ:今までなかったことですね。自分たちのキャラを出すのは。
フカツ:そういう意味でも、ポップな、可愛い感じでまとめてあるので。
トヨダ:だいぶポップです。
――今のところ「Goodbye」が一番見られてるのかな。
フカツ:そうです。最初に出したMVということもあって、インパクトも強かったみたいで。村濱さんに出ていただいたこともあって、今一番見られています。YouTubeだけじゃなくて、TikTokとかでも回っているんで、一番広まってる曲ではあります。
――よし。じゃあ「君が好き」で、「Goodbye」超えを目指そう。
フカツ:頑張ります!
――そしてリリースツアー<ロマンチックエンジンは止まらない>が12月15日から。名古屋、大阪、東京と3本回ります。
フカツ:名古屋、大阪に関しては対バンイベントで、22日の下北沢SHELTERは初めてのワンマンです。今まで自主企画を2回やっているんですけど、対バンイベントとツーマンだったので。今回は初の全国流通盤で、初の東名阪ツアーで、初のワンマンという、初めて尽くしです。
ねたろ:インタビューも初めてです。
▲Dr:フカツ
――そうなの? 急に緊張してきた(笑)。あと、そうそう、ライブで言うと、まだ生ライブは見たことがないんだけど、映像で見ると、お客さんに対してすごくフレンドリーというか、巻き込みたいというか、遊びたいというか、そういう気持ちがすごく伝わって来るのが良いなあと。パーカーズのライブのポリシーみたいなものって、何かあったりしますか。
フカツ:「ハッピー」は共通ですね。ハッピーなライブをお届けすることが、僕らの中で絶対に欠かしちゃいけないところなので。僕らが笑顔じゃないと、お客さんがハッピーになれるわけないと思うので、そこは常に意識してやっています。
トヨダ:もっとお客さんを巻き込みたいんですよね。
――今回のリリースツアー、秘策はありますか。
フカツ:ちょこちょこと考えてはいます。いろいろと面白いことができればというのは、みんなの頭の中にはあるんで、実際にやれるかどうかを考えているところです。
――パーカーズのお客さんって、今どういう感じなんだろう。もしくは、こういう人たちに届いてほしいなというイメージがあったりするのか。
トヨダ:今来てくださってるお客さんは、高校生から大学生の女性が多いです。でもパーカーズは、どの世代でも行けるかなと思っていて、老若男女問わず、いろいろな世代の人が聴いても楽しいかなと思うので。誰かに紹介してもらう時に、“どこか懐かしいメロディ”みたいなことを言ってもらうことがあるので、上の世代の人も行けるんじゃないかと思っています。
――長い目で見たら、まだまだ始まったばかりのバンド。今後の目標、夢、野望、なんでもいいので、全員に聞きます。でかいこと、言っちゃってください。
ねたろ:目標は、アニメソングに使われたい。
トヨダ:それはマジでやりたい。
ナオキ:ラブコメとかに使われそうな感じはありますよね。僕はとにかく広いステージでギターを弾きたい。ギターが大好きなんで、めちゃくちゃ広いステージでギターを爆音で鳴らしたいというのが、バンドの目標でもありますし、僕の夢でもあります。東京ドームとかですね。とにかく広いところでやりたいです。
フカツ:個人的には、Zeppツアーを回って、全部即完したいというのがあります。そういう具体的なものがあるので、そこが今の時点の一番の目標です。そこからどんどん上の目標を立てていければと思っています。
▲Gt:ナオキ
――並べ替えると、Zeppツアー即完→アニメタイアップ→もっと広いステージという感じかな。さあトヨダくん、どうしましょう。
トヨダ:これはマジで思っているんですけど、紅白に出たいです。そこに行くまでにいろいろ大変だとは思うんですけど、老若男女の方たちを巻き込んで、パーカーズチームみんなで、このわちゃわちゃ感をお茶の前に届けたいと思います。「こんなバンドいるぞ」って。「元気出た。明日から頑張ろう」的な。自分も音楽を聴いて癒されたり元気が出たりするんで、紅白に出て、みんなのことをハッピーにしたいです。
――期待しますよ。まずは目の前のリリースツアー<ロマンチックエンジンは止まらない>を成功させて。
フカツ:はい。ツアータイトルは「淫らなロマンス」の歌詞から取っているんですよ。
トヨダ:最初に作った曲の、最初の一行です。恋って何だろう?って考えた時に、恋愛=ロマンスという意味があるから、それに車のエンジンを組み合わせたら面白いなと思って、ロマンチックエンジンという造語を作りました。ロマンチックエンジン全開でいきたいと思います。
取材・文:宮本英夫
リリース情報
『君に会えるならどこへだって』
2022.12.7 RELEASE
NOIS-004 / \2,000(Tax in)
1. 君が好き
2.Goodbye
3.Frank
4. 運命の人
5. 雨の音
6. 淫らなロマンス
7. こんな夏がいい
8.ONSEN
ライブ・イベント情報
12月15日(木)【名古屋】
12月16日(金)【大阪】
12月22日(木)【東京】下北沢SHELTER ※初ワンマン
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