ブライアン・ジョンソン、ナザレスのダン・マッカファーティーを追悼「彼のように歌いたかった」
AC/DCのブライアン・ジョンソン(Vo)が、11月8日に亡くなった旧友、ナザレスのヴォーカリストだったダン・マッカファーティーを追悼し、「彼のように歌いたいと思っていた」との賛辞を送った。
ジョンソンは英国BBC6ミュージックの番組『The First Time With...』で、音楽にまつわる忘れがたい思い出について語る中、マッカファーティーについて触れた。「僕はダンが大好きだった。彼のように歌いたいって思ってた。グラスゴーの潜水艦基地で、彼ら(ナザレス)がジョーディー(ブライアンが当時在籍していたバンド)のオープニング・アクトをやったんだ。僕は動きを止め、初めて彼らを観て、“なんてバンドだ!”って思った。ジョーディーはこのポップな音楽にちょっと後れを取ってるって印象を受けた」
ジョンソンはその夜、マッカファーティーに駐車場へ連れていかれ、ナザレスのシングル「Broken Down Angel」(1973年)を聴かされたという。ジョンソンは番組の最後で、「僕のいい友達だったダン・マッカファーティーを偲び、そして彼の家族のためにこの曲をプレイしてもらっていいかな?」とリクエストした。
マッカファーティーの死には多くのミュージシャンから追悼の言葉があがっており、ブライアン・ジョンソンが聴力の問題によりライヴ活動から退いたとき、彼の代わりにAC/DCのツアーに参加したガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズは「受け入れるのが辛い事柄だった……ナザレスのダン・マッカファーティーが亡くなったと知り、とても、とても悲しい」「数日間はナザレス三昧だった。ダン、そしてナザレスのみんな、長い間、あの音楽全てをありがとう。彼らの音楽とダンの声はこの先もずっと俺の心の特別な場所を占める。安らかに、ダン」と、マッカファーティーを偲んでいた。
Ako Suzuki