米国ドラムメーカーDW、記念モデルや独自技術のドラムセットもお披露目する創業50年記念イベント開催

ポスト

米国ドラム・ブランドDWが、同社の創業50年を祝う記念イベントを米国時間11月3日(木)~7日(月)に開催する。

DW社は、アコースティック・ドラムとパーカッションの開発・製造・販売を行うメーカーで、1972年の創業以降、「DW Drums and Hardware」「Pacific Drums and Percussion」「Latin Percussion」「Gretsch Drums」「Slingerland」などの人気ブランド製品をグローバルに提供。2022年10月にDW社の発行済株式のすべてをローランドが取得しグループ傘下に加わった。

今回の記念イベントでは、幅広い層にドラムおよびハードウェア製品で支持を得ているDWが、プロ・アーティスト、ディーラーおよびディストリビューター、愛好家など、すべての関係者とともに50年にわたる業績を祝い、将来に向けてのさらなる展望を紹介。DW創業の地であるカリフォルニア州サンタモニカにて、現地時間11月3日に開催されたオープニング式典には、著名なアーティストやVIPが参加し、DW社の製品を長く愛用しているミュージシャンによるパフォーマンスが行われた。

DWの共同創設者 兼 最高製品責任者であるドン・ロンバルディは、「我々は常にドラマーが思うまま自由に演奏できるように楽器の改良に努めてきました。今後もその方針に変更はありません。1972年に共同創設者であるジョン・グッドと一緒に、ここサンタモニカで会社をスタートさせた時から現在までを振り返り、ドラムに関わる人々やコミュニティと密接なパートナーシップのもと、我々のチームが成し遂げたことをこれ以上なく誇りに思っています」とコメントしている。

式典では、DWの新たな試みである、独自のワイヤレス技術を駆使した、アコースティック・エレクトロニック・コンバーチブル・ドラム・セット『DWe』をお披露目。アコースティック・ドラムならではの自然な演奏感はそのままに、エレクトロニック・ドラムとしての使用が可能で、ワイヤレス接続機能、3つの検出ゾーンを備えた金属製シンバル、表現力に優れた音源ライブラリーなどが用意されている。

DWの共同創設者 兼 シニア・エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるジョン・グッドは、「『DWe』は、アコースティックとエレクトロニックのどちらで演奏しても、ドラマーに高品位でリアルな演奏体験を提供します。私たちは、常に新しいイノベーションを提供することで、ドラマーの演奏を向上させることにフォーカスしており『DWe』も例外ではありません。」とコメントし、続けてドン・ロンバルディは、「ドラム・ツールにテクノロジーを取り入れることで、ドラマーは新しいクリエイティブな表現方法を導入できるようになります。『DWe』はアコースティックかエレクトロニックのどちらかを選ばなければならないという問題を解決し、自身のセットアップに新しいサウンドを追加することができます」と述べている。
また、創業50年を記念した『DW Collector's Series 50th Anniversary Limited Edition Drums』も発表。キルテッド・メイプルのシェル部に創業50年記念バッジをあしらい、アンティーク・ゴールドのハードウェアを備えた豪華な仕様のドラム・セットだ。さらに、DW社のアイコニックなドラム・ペダル「5000シリーズ」の記念モデル『Limited Edition 50th Anniversary DW 5050 Carbon Fiber Single and Double Pedals』の発売も予定している。創業50年記念モデルは、2022年11月以降に全世界で順次発売予定。

今回のイベントに際し、ローランドの取締役CIO(チーフ・イノベーション・オフィサー)蓑輪雅弘は、「DW社がアコースティック・ドラムとエレクトロニック・ドラムの世界を融合し、すべてのドラマーにメリットをもたらすシームレスで新しいドラムを提案することを嬉しく思います」とコメントしている。

DW社の創業50年記念イベントは、11月7日までの期間中にドラム・クリニックやトーク・セッションなどが予定され、一部のイベントはDWのウェブサイト https://www.dwdrums.com(英語サイト)でストリーミング配信を予定している。

この記事をポスト

この記事の関連情報