ビル・ワイマン「ストーンズはブライアン・ジョーンズがいなかったら別物になっていた」
元ザ・ローリング・ストーンズのベーシスト、ビル・ワイマンが『Classic Rock』誌のインタビューで、ストーンズやザ・ビートルズのリンゴ・スターとジョージ・ハリスン、ジミ・ヘンドリックス、ジェフ・ベック、キース・ムーンらミュージシャン仲間との関係や、彼らとの思い出を語った。
ワイマンはザ・ローリング・ストーンズのツアー中、常に部屋が一緒だったというブライアン・ジョーンズについて、「ザ・ローリング・ストーンズのクリエイターは彼だ」「ブライアンがいなかったら、彼らは別のバンドになっていただろう」と語った。
「ブライアンは本当に愛らしいとこがあり、誰よりも知的だった。とても明晰だった。でも、少しばかりろくでなしな時もあった。邪悪なとこもあり、多くの人たちは彼のことをそう覚えている。ブライアンは、僕の彼女を盗むとか、酷いことしてたよ。汚いことするんだけど、結局、許してしまうんだよね。無垢で天使のような笑顔で、“ごめん、そういうつもりはなかったんだ”なんて言うからさ。だから、彼のことは愛するし憎みもする」
「僕は常に、彼に関してはいいことを言ってきた。なぜなら、彼がザ・ローリング・ストーンズの創造者だったからだ。世間がミックやキースについて何を言おうが、僕には関係ない。ブライアンがいなかったら、彼らは片田舎の故郷、ダートフォードで別のバンドになっていただろう。彼らはロンドン子じゃない。ミックはいつもコックニーのアクセントで話そうとしているが、それは相応しくない。ザ・ストーンズで労働者階級だったのは、僕とチャーリーだけだ」
ワイマンがザ・ローリング・ストーンズを脱退してから30年近くが経つが、いまでもメンバーたちとは、誕生日やクリスマスのプレゼントを贈り合うなど、ビジネスではなく家族、もしくは遠い親戚のような付き合いをしているという。
Ako Suzuki
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