【インタビュー】WATWING、メジャー1stシングルに込めた音楽愛と個性「ありのままの僕らの生きざまを見てほしい」
6人組ボーイズグループWATWINGがメジャー1stシングル「Honey, You!」を10月12日にリリースした。今作には、アーティストコラボ楽曲第一弾としてデジタルリリースした大橋ちっぽけプロデュース楽曲「Honey, You!」、第二弾としてデジタルリリースしたchelmicoプロデュース楽曲「WAIT A MINUTE!」、そして6月18日にVeats SHIBUYAで開催したワンマンライブで初披露されたWATWINGの自己紹介曲「WATW “ing”」を収録。自身たちも熱心な音楽ファンである彼らがアクチュアルなアーティストと共にグループの魅力を打ち出した強力な1枚だ。
ボーイズグループにとって群雄割拠の時代と言えるいま、BARKSはWATWINGに無限の可能性を感じ、初めてインタビュー取材を実施。今回は、TBS系火曜ドラマ『君の花になる』に出演の八村倫太郎と、日本テレビZIP!朝ドラマ『クレッシェンドで進め』に出演の桑山隆太のふたりに話を訊いた。全員がリードボーカル且つメインダンサーであり、トラック制作やコレオも自ら手掛ける次世代グループである彼らが、いかに純粋に音楽の力を信じて誠実に活動しているかがエピソードの端々から伝わるだろう。
◆ ◆ ◆
■最初にみんなで曲を聴いたとき「これだよね!」って
──祝!BARKS初登場。WATWINGを代表して、八村倫太郎さんと桑山隆太さんに1stシングル「Honey, You!」について伺いたいと思います。表題曲「Honey, You!」は、アーティストのコラボ第1弾として、大橋ちっぽけさんが楽曲を提供してくださったそうですね?
八村倫太郎:はい。もともと大橋さんの曲は好きでよく聴いていたので、作っていただけることになってすごくうれしかったです。どんな曲にしたいかをスタッフさんを通じて伝えてもらったりしながら、大橋さんとやりとりをしていたら、大橋さんと僕は、THE 1975やワン・ダイレクションが好きという共通点があると知って嬉しくなりました。
桑山隆太:僕らは普段、海外の音楽をよく聴きます。
八村:大橋さんからも、海外の音楽が好きなWATWINGらしさを出すために、洋楽っぽさを感じられる曲がいいな、というアイデアをいただいて。大橋さんのヒット曲「常緑」にそうした雰囲気があると思うし、歌って踊るWATWINGに、そうした大橋さんらしさを落とし込んだ曲ができたらすごくいい化学反応が起きるんじゃないかと思いました。
桑山:それに、僕らには「これぞラブソング」みたいな曲が今までなかったので、大橋さんが作ってくださってすごくうれしいです。僕は「常緑」で大橋さんを初めて知ったんですが、あの曲は洋楽っぽさを感じさせながら、日本語のラブソングとして成立しているのがすごいなと思っていて。「Honey, You!」もまさに、その感じがあると思ったし、聴いてすぐに覚えられる、耳なじみのいい曲をいただいたと思います。
八村:最初にみんなで曲を聴いたときは「これだよね!」って感じで、そのすばらしさに衝撃を受けました。
──レコーディングはいかがでしたか?
八村:僕はブリッジの部分でソロパートがあるんですが、リズムを「2」で取ってほしいとディレクターさんに言われ、それを意識して歌ってみたら、グルーヴも出せるしちょっと色気も出せる感じがして、歌の雰囲気ががらりと変わったので驚きました。
桑山:僕も「1、2、3、4」の2番目と4番目の拍を意識して歌ってみてと言われました。J-POPは1と3でリズムを取ることが多いそうですが、洋楽っぽいダンス音楽には合わなくて、そのままだとお祭りとか盆踊りっぽくなると言われて(笑)。今回そこにチャレンジしたことで変化を感じて、もっと音楽を勉強したいなと思いました。
──主人公の妄想が爆発するミュージックビデオも見ていて楽しい気持ちになれる映像作品ですね。
八村:ありがとうございます(笑)。僕はコンビニで踊るシーンを撮ったんですが、大手を振ってコンビニで踊ることなんて日常ではないですよね。まあ、大学でダンスをやっていたクセで、不意に踊りたくなるから、こっそり踊っちゃうことはあるんですけど(笑)。
桑山:普段もコンビニで踊ってるの?
倫太郎:うん。信号待ちとか、電車の中でもこっそり(笑)。MVでは、棚の物を落としちゃいけないという制限があるので、そういう意味では難しさを感じながら撮影しました。どう表現すればいいのか模索しながらも、かっこよく見せたいし、コンビニで踊るユニークさも表現したいなと思いながら踊りました。
桑山:僕は外のシーンだったので、のびのび踊れました。
八村:あのシーン、よかったよね。
桑山:ありがとう。「Honey, You!」の楽曲自体が元気をもらえる曲なので、MVではパワフルさも出したいなと思いながら踊りました。聴いたテンションそのままに表現できたかなと自負しています。僕が踊っているとき、メンバーはモニターでチェックしてくれて、「そこ、もうちょっと元気よく」とか声掛けもしてくれるんです。
八村:僕ら、そういうことは普段からよくありますね。メンバーそれぞれ、「この隆太が好き」とか「倫太郎はこっちの方がかっこいい」というイメージがしっかりあるんです。メンバーのことをちゃんと知ってるから、MVの撮影とかカメラが回っていると緊張して、いつもの自分がうまく出せなかったり、表情がひきつっちゃうのを一瞬で見抜いて、「リラックス!」とか声をかけてくれますね。とくに、コレオグラフを担当している(古幡)亮や(鈴木)曉は、よく声をかけてくれますね。
桑山:はい。お陰で、自分らしさを引き出してもらえたのかな。
◆インタビュー(2)へ
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