アデルとエミネム、EGOTまであと一歩

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Photo: Simon Emmett

週末開催された第74回プライムタイム・クリエイティブ・アーツ・エミー賞で、アデルとエミネムがそれぞれヴァラエティ・スペシャル部門で受賞を果たし、EGOT(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞を全て受賞した人物)のステータスまであと一歩となった。

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アデルは、2021年秋にCBSで放送された特別番組『Adele One Night Only』がヴァラエティ・スペシャル部門の作品賞(収録済み)、監督賞、照明賞、音響賞、技術監督賞の5部門を受賞。エミネムは2月にスーパーボウルのハーフタイムに行われたショウ『Super Bowl LVI Halftime Show』が作品賞(ライブ)に輝いた。

アデルは映画『007 スカイフォール』(2012年)のテーマ・ソング「Skyfall」でアカデミー賞を獲得し、グラミー賞は15回受賞。エミネムは、自身が主演した映画『8 Mile』(2002年)の主題歌「Lose Yourself」でアカデミー賞に輝き、グラミーはアデルと同じく15回獲得している。

ふたりはエミー賞を受賞したことで、EGOTに到達するにはトニー賞が残るのみとなった。

アデルはトロフィーを手に、「これで正式に私にはEGO(エゴ)があるってわけ」と冗談を交え、「嬉しいなんてものじゃない」「光栄」などと喜びを表している。5部門受賞は、『ザ・ビートルズ:Get Back』『ユーフォリア/EUPHORIA』『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『The White Lotus』と並び、今年のプライムタイム・クリエイティブ・アーツ・エミー賞で最多だった。

エミネムの長年のマネージャー、ポール・ローゼンバーグ氏は「あとはTだ」とつぶやいている。

EGOTを達成したのはこれまで17名しかおらず、最新ではジェニファー・ハドソンが2022年6月にその快挙を成し遂げている。





Ako Suzuki

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