いい音爆音アワー vol.130「なんちゃってレゲエ♪特集 II」
いい音爆音アワー vol.130「なんちゃってレゲエ♪特集 II」
2022年8月17日(水)@ニュー風知空知
一昨年、2020年8月以来の2回目です。サウンドとしてレゲエは、夏に合いますよね。常夏に近いカリブの島国、ジャマイカで生まれたからでしょう。ただ、本格レゲエのボブ・マーレーとかリー・ペリーとかだと、音楽活動がラスタファリ運動ですから、ヘラヘラ聴くのはちょっと不謹慎な気もして落ち着きません。
だからここでは「なんちゃってレゲエ」。非ジャマイカ人による、レゲエの皮を被ったポップス!
「なんちゃって」なんていうとバカにしているみたいですが、決してそんなつもりはなく、いい曲&いいサウンドだな、と思う作品のみを選んでいるつもりです。
ふくおかとも彦 [いい音研究所]
- ①Stevie Wonder「Master Blaster (Jammin')」…と言いながら、1曲目はマジメにボブ・マーレーに捧げた歌。
- ②Boz Scaggs「Love Me Tomorrow(明日に愛して)」翌年TOTOをつくるデイヴィッド・ペイチが作詞・作曲・キーボード演奏。たぶん編曲も。
- ③Culture Club「Do You Really Want to Hurt Me(君は完璧さ)」ボーイ・ジョージのキャラも立ってたけど、レゲエやカリプソなどカリビアン・テイストの音楽性も独特かつキャッチーだった。
- ④Ace of Base「All That She Wants」デニス・ポップのクルマのカーステが壊れなかったら売れていなかった?!
- ⑤沢田研二「愛の逃亡者 THE FUGITIVE」レゲエの導入はかなり早いが、ロンドン・レコーディングのおかげ。
- ⑥大滝詠一「名月赤坂マンション」メロディは演歌、サウンドはレゲエ、歌詞は実話…。
- ⑦元ちとせ「ワダツミの木」2008年に早逝した元レピッシュの上田現が作詞・作曲・編曲。彼女の歌唱との相性が完璧。
- ⑧Cocco「強く儚い者たち」優しいメロと尖った詞、ゆるいレゲエビートとアヴァンギャルドな上モノの取り合わせが絶妙。
- ⑨八神純子「ジョハナズバーグ」この時初めてリズムから曲をつくることを学んだそう。
- ⑩南佳孝「Midnight Love Call」石川セリへの提供曲のセルフカヴァー。セリ・バージョンはボサノバ風。
- ⑪井上陽水「事件」石川セリさんのご亭主。想像の「事件」らしいけど、なんでこんな想像をした?
- ⑫Frank Zappa「Fine Girl」生前62作、死後60作のアルバムを出しているザッパの30作目の2枚組より。
- ⑬Nina Hagen Band「African Reggae」東ドイツで生まれ育ったのに、なんでこんなにぶっ飛んでたんだろう?
- ⑭Paul Simon「Mother and Child Reunion(母と子の絆)」非ジャマイカ人によるレゲエ・ヒット第1号。タイトルは中華料理の「親子丼」。
- ⑮松任谷由実「Misterious Flower」ユーミン・キャラが登場するゲームの主題歌でした。
- ⑯RCサクセション「お墓」キヨシローが高3の時につくり、唄い続けたけど、タイトルのせいでなかなかレコード化できなかった歌。